ご紹介するのはこんなお店です
田舎うどんてつさんは2003(平成15)年に創業されました。もともとの創業者は会津地方出身の大型トラックドライバーさんでしたが、独学でうどん作りを習得しお店を開業されました。その後、現在の店主である息子さんが引き継ぎ営業をしています。
2020年から3年連続で食べログのうどん百名店を受賞するなど、評価、人気ともに県内でも有数のうどん屋さんになっています。
外観
川越市街地から大宮や南古谷方面に向かう途中の田園地帯にあります。
店舗というよりも築70年の民家を改築した感じで、田舎の実家に戻ってきたような雰囲気になります。
最寄り駅は、JR川越線の南古谷駅ですが、約3km、徒歩40分と距離もあり、ほとんどのお客さんが車で来店されています。
駐車場
店舗敷地内に専用の駐車場があり、全部で12台置けます。
少し離れた場所に第2駐車場のような場所があり、そちらにも15台ほど置けそうでした。
入店方法
平日でもランチタイムは待ち客も出る人気店なので入店方法を書いておきます。
満席時には、店舗入ってすぐの近くにある受付票に名前と人数、席の希望を書きます。
順番が来ると、店員さんから名前を呼ばれ席に案内されます。
注文などは、店内に入ってから口頭でおこないます。
店内
店内は靴を脱いでの小上がりに畳敷きの大広間と、まさに田舎のお婆ちゃんの家という感じでほっこりします。
席は座敷とテーブル席が合わせ、全34席となっています。
メニュー
うどんは、かけとつけの2種類で、トッピング違いで全7種類です。
天ぷらは黒板などに書かれ、常に3〜4種類が用意されています。
うどんの量は、標準が並盛で400g、多い方は中盛り(500g)、大盛り(600g)、少ない方は小盛り(300g)、ハーフ(200g)となっています。
日替わりのランチセットもあり、訪問時は穴子丼とのセットでした。
天ぷら
舞茸の天ぷら
衣は厚めに盛られていますが、サクサクとして香ばしさのある油がつかわれていました。
揚げたてアツアツの舞茸は、サイズは小ぶりですが独特の風味が良かったです。
春菊の天ぷら
舞茸に比べるとかなり大振りで、食べごたえがあるボリュームでした。
揚げられたことで、かなり香りが立っていたので春菊が好きな人にはたまらない一品でした。
うどん
肉うどん
温かい汁にたくさんの豚肉が入ったうどんで、薬味にはわかめと葱が付いてきます。
並盛(400g)でお願いしたので、かなりボリューム感がスゴイです。
うどんのボリュームもスゴイですが、お肉のボリュームもかなりのものです。
つかわれているのはバラ肉で、脂とお肉をいっぺんに楽しめ、柔らかい食感で程よく煮込まれています。
うどんを食べすすめていると、中からモンスターズ・インクに出てくるマイク・ワゾウスキの形に型どられたうどんが出てきました。
こういう店主さんの遊び心があると、食事が楽しくなりますし、ホッコリさせてもらえます。
貝ダシの肉汁うどん
冷たいうどんに温かい汁、具材はお肉と武蔵野うどんを踏襲しています。
つけ汁、うどんともに、かなりなみなみと盛られていて、ボリューム感がかなりあります。
つけ汁には、豚バラ肉、お揚げ、刻みネギが入り、たくさんの具材で最後まで楽しめます。
汁はベースに宗田節、本枯節、カタクチイワシなど魚介系に、貝から抽出した出汁が足され、海鮮の風味豊かになっています。
武蔵野うどんでは、なかなか見かけることのない海鮮系出汁が、想像以上にうどんにマッチして美味しいです。
うどんは、中〜太くらいのガッチリとした麺で、断面は真四角に近い形状です。
粉には県内の地粉と小麦胚芽をつかっているため、表面に星のような粒々を見ることができます。
太くて固めのうどんはワシワシと噛みごたえ十分で、あっという間に満腹中枢が刺激されます。
あとがき
うどんは材料からこだわり、手打ちならではの食感を楽しむことができますし、天ぷらも揚げ具合も良く、満足度がある内容でした。
築70年の古民家のほっこりとした雰囲気のなかで、田舎うどんが食べられ楽しい時間を過ごすことができます。