外観
JR熊谷駅構内で南北の連絡通路の途中にあり、モスバーガーなどの数軒ある飲食店の1軒になります。
少し分かりにくい場所ですが、目の前が秩父鉄道の改札になるので、目印にすると良いでしょう。
店内
店内は入口から奥にカウンターが続いており、入店直後はラーメン屋さんのような感じでした。
席はカウンター席のみで全11席です。
注文方法
注文は店内入口に設置された券売機で食券を購入しますが、高額紙幣は使えないので、来店前に確認しておいた方が良いでしょう。
店内満席の場合は、食券を購入して店員さんに呼ばれるまで店外で待ちます。
メニュー
うどんは、つけ汁が3種類、かけうどん5種類の全8種類となっています。
かけうどんは冷たいものと温かいものを選ぶことができます。
うどんの量は300gで、大盛(450g)、特盛(600g)にサイズ変更することができます。
かけうどん
かけうどんには、汁だけではなく鰹節や海苔がかけられています。
器は大きめで、通常の盛りですがボリューム感がありそうな印象です。
うどん汁は濃い色の関東風になっていて、出汁よりも醤油が強めに味付けられています。
うどんは多加水のため、時間の経過とともに伸びる感じはそれほどありません。
肉ネギつけうどん
埼玉のうどんと言えばということで、肉汁系のうどんを注文しました。
つけうどんには、薬味として油揚げと刻みネギが付いてきます。
つけ汁には、ネギと豚肉が入っています。
ネギは熊谷産がつかわれ、柔らかくて甘みが強めで印象的です。
汁はかけうどん同様に、醤油の味が強く辛めな印象で、つけ汁としはけっこうインパクトがありました。
うどんは均一の太さのストレート麺なので、手打ちではなく機械による製麺かと思われます。
熊谷産の極上小麦がつかわれたうどんは、コシが強いというよりもプニプニとした食感で、食べやすい反面、特筆すべき特徴があるわけではありません。
あとがき
熊谷とうどんといえば、麦作りの改良に取り組み、二毛作や麦踏みなどによって収穫量を4倍~5倍にまで増産させた、「麦王」こと権田愛三との関係もあり、うどんへの愛が強い地域でもあります。
熊たまやさんは、2009年に熊谷うどんのアンテナショップとしてオープン。2018年に「全国ご当地うどんサミットin熊谷」でグランプリを受賞され、2024年には食べログ百名店を獲得しています。
店内での飲食は食券を用いているものの、湯で時間を要するうどんだけあって、提供まで時間が掛るのが気になりました。駅構内にある店舗なので、ある程度のスピード感がある方が良いので、立ち食いでセルフの方が効率が良さそうなものです。
料理に関しては、特徴がものすごくあるとか、極上の味という訳ではありませんが、熊谷のうどん愛を感じられた一杯でした。