埼玉うどん

「うどん」というと、真っ先に四国の香川県を思い浮かべる人も多いとは思いますが、実は埼玉は香川に負けないくらいの「うどんの国」で、その生産量は全国2位です。(参照:平成21年農林水産省「米麦加工食品生産動態等統計調査年報」)
そんな埼玉県には1000軒を超えるうどん屋さんがあり、種類や味も実に豊富です。
今回は、実際に食べたことがある、埼玉うどんのお店を地区ごとに分けて、ご紹介させて頂きます。
各店舗に書いたオススメ度は、あくまで個人の評価なので、是非ともご自身の舌で確かめてください。
三芳エリア
讃岐うどん 條辺

2008年4月に元巨人軍投手の條辺剛氏が、プロ野球引退後に香川県で約2年間修行し、開店した上福岡駅近くの本格的な讃岐うどん店です。
早朝から昼過ぎまでの営業で、1日平均300玉、休日には500玉近くを提供する人気店となっています。

うどんの特徴は、コシの強さとのどごしの良さが際立ち、かけうどんやひやかけうどんが特に人気です。
長嶋茂雄氏の直筆色紙が飾られ、條辺氏自身が早朝から閉店まで調理場に立ち、丁寧な接客で顧客を迎えています。
田舎うどん てつ

埼玉県川越市の郊外にある人気のうどん店で、平成15年(2003年)に創業し、店名は創業者の名前に由来します。
会津出身の先代の影響で、会津と埼玉の食文化を融合させたオリジナルな味わいを提供しています。

うどんの特徴は、小麦胚芽と埼玉地粉を使用した武蔵野うどんで、コシが強くワシワシとした食感が楽しめます。
築70年ほどの古民家を改装し、温かみのある空間には、畳敷きの和室や座敷席があり、まるで田舎のおばあちゃん家のような親しみやすさが特徴です。
手打ちうどん永井

埼玉県入間郡三芳井町の三芳町の畑が広がる場所にあるうどん店です。
店舗は普通の民家を改装しており、カウンター席と奥に座敷があり、駐車場は13台分あり、車での来店に便利です。

うどんの特徴は、埼玉県産の地粉「絹」を使用した武蔵野うどんで、腰が強く噛みごたえのある弾力のある麺が魅力です。
量は小でも400gと多めで、滑らかでつるつるとした食感で、小麦の香りと甘みが口の中に広がります。
さいたまエリア
藤店うどん

埼玉県さいたま市にあるうどん店で、昭和30年代(1955年〜1964年)に創業し、70年近い歴史を持つ老舗店です。
店舗は非常に広く、カウンター、座敷、テーブル席を合わせて70人程度が座れる大型店舗です。駐車場も40台分あり、車での来店に便利です[1]。
店内は常に賑わい昼時には行列ができ、店内では10人以上の店員が忙しく働く活気のある雰囲気です。

うどんの特徴は、地元産の小麦を使用した武蔵野うどんで、コシのある弾力のある麺が魅力的です。
看板メニューは肉汁うどんで、豚肉や野菜がたっぷり入った濃厚なつけ汁が人気です。
熊谷エリア
名代 四方吉うどん 吉見本店

1965年に創業した埼玉県比企郡吉見町にあるうどん店です。
ログハウスのような温かみのある雰囲気の店内で、テーブル席や座敷など全50席ほどあり活気に満ち、荒川サイクリングロード近くにあり、サイクリスト向けの駐輪スペースも完備しています。

うどんの特徴は、水々しく腰のある手打ちうどんと、それに合わせた自家製つゆで、麺の量が多いことでも知られ、400gから始まり最大1700gまで選ぶことができます。
手打ちうどん あそび

埼玉県の小川町にあるうどん店で、県内外のバイカーやツーリストに評判の口コミの名店として知られています。
店の雰囲気は、バイカーやサイクリスト、土方の作業員など、様々な客層で賑わっています。

普通盛から太陽盛(1200g)まで豊富なサイズ展開で、大食漢も満足できるボリュームです。
うどんの特徴は、主人が手打ちする超強コシの本格的な武蔵野うどんで、極太サイズの地粉うどんは、肉汁やきのこ汁などで食べるのが定番です。
都幾の丘 高柳屋

埼玉県のときがわ町にある高柳製麺所直営のうどん店で、昭和30年(1955年)創業の老舗です。
セルフスタイルで気軽に楽しめる一方、手作業にこだわった麺づくりが高評価を得ています。

うどんの特徴は、讃岐うどんのようなコシのある麺と、武蔵野うどん系の甘めの鰹だしつゆを組み合わせた独自の味わいです。
肉汁うどんやきのこ汁うどんが人気で、天ぷらやおはぎなどのサイドメニューも充実しています。
手打ちうどん いしづか

埼玉県のJR桶川駅近くにあり、1800年代後半に創業した130年以上の歴史を持つ老舗うどん店です。
店内は和モダンな雰囲気で、カウンター席や座敷があり、落ち着いた空間となっています。

うどんの特徴は、コシのある麺と濃厚なつけ汁で、肉汁うどんや牛ホルモンつけうどんが人気です。
季節限定のメニューなどもあり、食べログのうどん百名店に複数回選出されるなど、高い評価を受けています。
天狗屋食堂

埼玉県の熊谷市街にあり、1960年代前半に創業した老舗うどん店です。
店内はコンクリート打ちっぱなしの昭和レトロな雰囲気の店内で、価格帯はリーズナブルで、1000円以下でほとんどのメニューを楽しむことができます。

うどんの特徴は、地元産の小麦を使用した武蔵野うどんで、コシのある手打ち麺が魅力です。
看板メニューは「肉玉つゆ」で、8割の客が注文する人気商品です。
吉田のうどん いこい

埼玉県鴻巣市にある、2020年5月6日に創業したうどん店です。
山梨県富士吉田市の郷土料理である「吉田のうどん」を、埼玉で唯一提供しています。

看板メニューは馬肉うどんで、コシの強い硬めの麺と馬肉の旨味が絶妙にマッチします。
米粉、全粒粉、小麦粉をブレンドした自家製麺で、コシが強くワシワシとした食感が特徴的です。
深谷エリア
手打ちうどん 粉家

埼玉県深谷市にある人気のうどん店で、広々とした店内は69席を備える大型店舗です。
約50台収容可能な広い駐車場があり、車でのアクセスに便利ですが、昼時は満席になることも多いため、早めの来店がおすすめです。

うどんの特徴は、注文を受けてから打ち立て、ゆでたてのうどんを提供することで、コシの強い麺が魅力です。
看板メニューは豚肉ごま汁うどんで、夏には冷汁うどんなどの季節限定メニューも人気です。
六助うどん

埼玉県の本庄市にあるうどん店で、食べログのうどん百名店に2020年から複数回選出されている名店です。
料理のボリュームが多く、小盛りでも他店の普通サイズ相当で、カツ丼などのサイドメニューも大きさが桁違いと評判です。

うどんの特徴は、コシの強い太めの手打ち麺で、小麦の香りが豊かな武蔵野うどんを提供しています。
看板メニューは肉うどんで、かけとつけの両方が楽しめ、カレーうどんも人気があり、メニューの種類が豊富なのも特徴です。
- 六助うどん
- うどん、カレーうどん、かつ丼
- 埼玉県本庄市傍示堂575
- 月・水・木・金・土11:00 – 14:0017:30 – 20:30L.O. 20:00日11:00 – 14:00
- 火曜日
- 1000円〜1999円
埼玉うどんの話をする上で外せないのが、YouTubeで大人気のうどん子TVさんです。
「そばよりうどん、らーめんより、うっどーん!」
埼玉出身で、埼玉をこよなく愛するユーチューバー倫さんが、埼玉県内のうどん屋さんを食べ歩くというチャンネルです。
うどんだけでなく、埼玉の知られざる地域観光の魅力も満載で、人の良さが滲み出ている、うどん動画についつい癒やされてしまいます。