外観
浅草市街からスカイツリー方面に吾妻橋を渡って駒形橋方面に隅田川沿い歩いた交差点の角にあります。
下町のお店らしくひっそりとした外観は一見すると見逃してしまいそうな感じです。
店内
店内は老舗のお蕎麦屋さんというよりはかなりキレイめな感じです。
席はテーブル席のみで全18席とそれほど広くはありません。
開店直後に到着したのですが既に満席という盛況振りです。
メニュー
お蕎麦は温かいものと冷たいものがあり全部で15種類くらいです。
一品料理はお蕎麦屋さん定番ものを筆頭に10種類ほどでしょうか。
アルコール類はそれほどありませんが日本酒とビールで十分でした。
諏訪泉(特別純米)
冷(冷蔵)、常温、熱燗と選ぶことができましたが、店員さんのアドバイスで気持ちばかりの熱燗です。
ワインのように香りが良く飲みやすいのであっという間に飲み終えました。美味しいw
お漬物
具材はカブ、人参、大根、小松菜です。
かなり熟成が進んでおり酸味が強いのですがしっかりと管理された味なのでコクがあって美味しいです。
とりわさ
生で切られた鶏肉をイメージしておりましたが、辛めの醤油がかけてありました。
鶏肉は抜群に柔らかく少し濃く感じる醤油も海苔の風味などでマイルドな仕上がりで美味しいです。
天種
天種とは、単純に天ぷらのことだが、蕎麦屋で天種といえば、かき揚げのことを言うことが多いです。
天つゆと塩が付いてくるので、お好みで選ぶことができます。
見た目的にはカリカリとした食感を想像するのですが、実際の食感はシットリして落ち着いた衣となっています。
種の中はプリプリ食感の海老です。
胡麻油の風味が良く、そのままでももちろん十分に美味しいのですが、天つゆに付けるとまた表情を変化させてくれます。
もりそば(小)
見た目的にはボリューム感なさそうですがこれがけっこうあります。
蕎麦汁は辛いよりも非常に甘さと濃さを感じますが、これが江戸の蕎麦の汁とのこと。
蕎麦との相性を非常に感じつつ、返し、醤油、それぞれのバランスが非常に良いです。
蕎麦は外殻もつかわれているようで星を見ることができます。
太さはそれほどなく、細めで女性でも軽く食べられそうな感じですが、固いコシのような食感よりも粘り気を感じさせてくれるお蕎麦です。
味的には8:2くらいの割合かと思いますが、風味や香りが非常に良く美味しいです。
あとがき
吾妻橋やぶそばさんの御主人は、東京神田にあるかんだやぶそばにて修行された後、独立開業されました。
実際にお店に訪れてみると、店名に違和感を覚えます。現在の店舗は駒形橋の近くにあるのですが、元々は吾妻橋の近くで開業されたそうで、屋号はそのままにしてあるとのことです。
そんな思いをよそに、対応して頂いた女性スタッフは皆さん優しく低姿勢。「少し肌寒いから熱燗でどうですか?」という気遣い。
細かな気遣いが、蕎麦や料理にも現れ雰囲気とともに名店へとしているのだろう。
店舗情報
- 店名
- 吾妻橋 やぶそば
- 住所
- 東京都墨田区吾妻橋1-11-2
- 営業時間
- 11:30~15:00
- 定休日
- 月曜・火曜
- ジャンル
- 蕎麦