店舗情報
- 店名
- 米久本店
- 住所
- 東京都台東区浅草2-17-10
- 営業時間
- 12:00~21:00(L.O.20:00)
- 定休日
- 水曜日
- ジャンル
- お肉
店舗所在地
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紹介するお店のサマリー
1886年(明治19年)創業の老舗牛鍋店で、浅草のひさご通りにあり、引き戸や提灯、のれんなど、日本の古き良き雰囲気を漂わせています。
浅草の歴史を感じながら、伝統の味を堪能できる貴重なお店です。
米久本店

浅草の繁華街にあり、花やしき周辺の商店街「ひさご通り」にあります。
最寄り駅は、つくばエクスプレスの浅草駅が一番近く、東京メトロ銀座線の浅草駅もしくは田原町駅などから徒歩10分ほどです。
米久本店さんは1886年創業と歴史あるお店なので、外観からも雰囲気が非常にあり、浅草らしい老舗のお店という感じです。
店内

店内に入るとすぐに下足を脱ぐ履きするたたきがあります。
店員さんの掛け声とともに「何名様入店です。どんどん」と、来客数の数だけ太鼓が打たれるのは非常に風情があります。

下足を脱ぎ終えると、下足板が渡されます。
注文もお会計もこの板でお願いすることになるので、テーブルに置いて置くと良いです。

案内されたのは、大広間のような座敷席です。
他にはテーブル席などもあるので、店員さんに言えばどちらでも選べるようです。
席は座敷やテーブル、1・2階合わせて150席あるそうです。
おしながき

牛鍋はトクと上の2種類があり、肉の質の霜降りが違うそうです。
追加のお肉や、御飯、新香などを牛鍋に追加して注文していきます。
牛鍋

テーブルにはガスホースが繋がった牛鍋が準備されています。
「鍋小さくない?」と思いますが、1人1鍋なので、十分なサイズです。
「すき焼きと牛鍋って何が違うの?」と素朴な疑問がありますが、諸説あり関東発祥の牛鍋と関西発祥のすき焼き、お肉を焼く順番など、諸説あるそうです。
御食事

牛鍋の他に、食事として御飯と新香を注文しました。

新香は胡瓜、大根、茄子、かぶと具材は定番です。
味付けはシンプルな醤油漬けのような感じで、これだけで御飯が一杯食べられてしまいます。

御飯は小盛りサイズで、ちょうど茶碗一杯分という感じです。
ふっくらと美味しく炊かれているので、思わずお代わりしちゃいました。
トクの牛鍋

せっかくならばと、霜降りの多いトクの牛鍋を注文してみました。
お肉、野菜、生卵が1セットになっています。

野菜は春菊、葱、お豆腐、しらたきです。
見た目は少なさそうですが、意外と食べてみると十分なボリューム感でした。

トクのお肉なので、霜降りのお肉が入っていますが、真っ白でかなりサシが入っている印象です。
赤身のお肉でもサシはしっかりと入っていて、肉質はかなり良さそうです。
お肉は全部で150〜200gぐらいでしょうか、意外と満足できるサイズ感でした。

最初は店員さんが、牛鍋に具材を敷いて準備をしてくれます。
牛鍋に牛脂のラードで油を引き、具材をのせていき、最後に割り下を入れます。

右が割り下で、左が濃いときに薄めるためのものだそうです。(中身は不明です。)
焼いて具材が割り下を吸うので、この2つでお好みに調整していきます。

5〜10分ほどで、お肉の赤い部分が無くなれば食べごろだそうです。
割り下は甘すぎず、ご飯にも良く合うので美味しいです。

玉子にくぐらせると、さらに割り下、肉の旨さが引き出されて美味しいです。
春菊やお豆腐などの具材にも、短時間でしっかりと割り下が染み込んで非常に美味しいです。
あとがき
老舗のお店らしく下足のたたきがあったり、大広間の座敷など浅草界隈のお店に来ると、何だかタイムスリップしたような気分になれます。
すき焼きもなかなかお店で食べたことがなく、もちろん牛鍋も初めての食事となりましたが、実に良いものでした。お肉の質も味も良く、割り下はすぐに具材に浸透して、10分ほどで食べごろに、気軽に手軽にサッと食べれる感じが、どことなく下町の粋って感じなのかも知れません。