外観
晴海通りを銀座から晴海方面に歩き、昭和通りを日本橋方面に少し行った場所にあります。
最寄り駅は東京メトロ日比谷線もしくは都営浅草線の東銀座駅から徒歩1〜2分です。
外観は大きな赤いテントで遠くから見ても分かります。
店内
店内はほぼまっピンクとかなり派手めです。
席はテーブル席、1階と2階が飲食スペースで全70席と広めです。
1階のガラスケースに関連商品や著書などが飾られていました。
2代目オーナーのナイルさんは一時期メディアにも良く出ていたので、関連著書や関連商品なども多いです。
ランチメニュー
ランチタイムにお邪魔したのでランチメニューになります。
それでもカレーの種類は豊富で、ざっと見ただけでも20種類以上はあります。
ムルギーランチ
来店する人の多くが注文するナイルレストランの看板メニューです。
注文すると5分ほどで出てくるので時間が無い人にもオススメの料理です。
ランチと名前が付いていますが、ディナータイムでも食べることができるそうです。
カレーに入っている鶏肉は足一本分丸ごとです。
料理が運ばれてくるとスタッフの方が骨から丁寧に剥がしほぐしてくれます。
地鶏のモモ肉を7時間煮込まれているそうで、ホロホロでジューシーな食感が美味しいです。
茹でたキャベツは黄色に染まりターメリックの味が染み込んでいます。
非常に柔らかく時間の掛け方を実感します。
マッシュポテトです。
こちらもキャベツ同様にターメリックで味付けがされています。
非常に細かくマッシュされているので口当たりなめらかです。
ルーは固形感のあるもので、野菜などの溶け込みを感じます。
じっくり効いてくる感じの辛さがありますが、コクがしっかりあるのでそれほど辛いというわけではありません。
ライスはインド料理にありがちなバスティマライスなどではなく、日本米を使っているそうです。
ムルギーランチの食べ方は、とにかく混ぜることです。
最初、別々に食べていると店員さんから何度となく「混ぜて、混ぜて」と怒られてしまいました。
混ぜるとまろやかというか、妙な甘みとスパイシーさが美味しいです。
あとがき
ナイルレストランさんは1949年創業と日本最古のインドレストランで、日本でのインド料理を語る上で欠かすことができないお店です。
創業者であるA.M.ナイル氏はインド独立運動にも参加した方で、日本とインドの親善に尽くし、1984年には勲三等瑞宝章を授与されたほどです。二代目はご意見番やパーソナリティとしてテレビなどにもよく出てお店を一気に有名にさせ、著名人などのファンなども増やしました。現在はインドの5つ星ホテルレストランで修行した三代目の善己ナイルが営んでいるそうです。
お店の看板メニューでもあるムルギーランチはスパイシーさと、混ぜ込む日本的なカレーの要素というか丼的な感じにも非常に親近感を覚えます。