外観
東京メトロの銀座駅から徒歩5分ほどの、コリドー街方面に向かう途中のビルの1階に入っています。
外観は、銀座の店舗らしい、何とも言い難い雰囲気があります。
外にメニューも置いてあるので、参考にして入るのも良いでしょう。
店内
桐のカウンター席があり、その周辺にテーブル席が並べられています。
席はカウンター5席、テーブル16席、店奥の個室席が10席ほどで、全25席となっています。
メニュー
お昼のメニューは、焼物、刺身、煮物から選んだ品数によって価格が変わってきます。
それ以外には、特別定食が2種類となっています。
お茶
席に着くと、温かいお茶を出してくれました。
お茶とお新香が美味しいお店にハズレなしは、私の中での良いお店の基準でもあります。
三品定食
焼物、刺身、煮物の3品を注文した定食になります。
定食にはお香の物、味噌汁、果物、小鉢が付いてきます。
香の物は、胡瓜の漬物としば漬けです。
どちらも味が非常に良く、これだけでご飯が十分に食べられてしまいます。
小鉢は切り干し大根です。
濃くもなく薄くもない絶妙な味加減が美味しいです。
味噌汁は大根でした。
薄く長めの四角に切られた大根の歯ざわりが非常に良く、お味噌汁も絶妙に美味しいです。
ご飯は見るからにツヤツヤで、お盆に置かれただでも、お米の甘みが香ってきます。
お代わりができますので、食べすぎないように注意が必要です。
お刺身はカンパチです。
少し寝かせたような印象で、脂身が少なめで味がギュッと詰め込まれた感じがします。
煮物はニシンと茄子です。
茄子は1個丸ごとで、ヘタを除いて食べることができ、しっかりと味が染みています。
ニシンはさらに煮付けられていて、骨まで食べられるくらいにホロホロの食感です。
焼物はカレイです。
丸々1匹が焼かれていて、見た目的にも大きさ的にも良い感じです。
骨が多い魚なので、解すのに苦戦するかと心配したのですが、身の解れが非常に良かったです。
味はほとんど付けられていませんが、焼目の香りとカレイの味が、ご飯をすすめるには十分過ぎる調味料でした。
食後には果物が出されます。
みかんですが、甘さもあって美味しく、皮と身の間に切れ目が入っているので、いともカンタンに食べることが出来ました。
あとがき
学生時代は広告を勉強していたので、ギャラリーが多い銀座には良く来ていました。銀座は華やかで高級なイメージがあるのですが、路地裏なども多く、未だに知らないお店が多く、「銀座」と言っても、新橋から日本橋までさまざまな顔を持っているのも面白いです。
三亀さんは割烹料理というだけあり、夜なら1人そこそこの金額を出さなければ食べられない料理も、ランチなら気軽に堪能することができます。下ごしらえから調理まで料理はどれも実に見事で、満足度が高いです。焼き、煮物、刺身と和食の基本を一気に味わえ、それを選べるとは実にワガママなランチでした。