グランスタ八重北食堂
JR東京駅直結のグランスタ1階にある八重北食堂内にあります。
グランスタ内の飲食スペースは、B1黒堀横丁、1F八重北食堂、2F北町食堂と、訪れる階によって名称が異なりますので、迷わないようにご注意を。
各施設はJR駅内ではありませんので、改札を出ないと利用することはできません。
外観
暖簾が掛かった和の雰囲気で、ゆったりと食事ができそうな雰囲気です。
グルメ雑誌「dancyu」ではお馴染みのロゴがあるので、近くに来ればすぐに分かるかと思います。
店内
大きなカウンターが円形のように広がり、取り囲むようにテーブル席が設置されています。
カウンターもレンガが貼ってあったり、ところどころに木を使っているので、最近の食堂のようです。
席はカウンター席、テーブル席合わせて、全26席となっています。
メニュー
食事は定食と一品料理が数種類あり、定食は生姜焼き、焼売、鯵フライの3種類、本日の小鉢と季節の定食が2種類です。
一品料理はお酒のおつまみになるような感じです。
お酒の種類は、ちょっとした居酒屋くらいあるので、新幹線に乗る時や仕事終わりの立ち寄りにも利用できそうです。
ポテトサラダ
山型に盛られたポテトサラダで、ボリューム感はおつまみサイズくらいです。
ジャガイモの形がわりとしっかりとしていたりして、ゴロゴロとしていて味付けはあっさりです。
鯵フライ定食
定食には、小鉢、お新香、味噌汁、ご飯などがセットになっています。
お新香は白菜の浅漬けです。
さっぱりとした味で、臭みやクセもなく、非常に食べやすくて美味しかったです。
小鉢は、ひじきの煮物とふりかけです。
ひじきの煮物の味付けも、それほど濃くなく、ほどよく食べやすい感があります。
ふりかけは調理でつかった鰹節などで作った感じで、ご飯によく合って美味しかったです。
お味噌汁の具材はシンプルにあおさと葱です。
カツオ節・さば節・イワシ・昆布・椎茸のだしに、江戸甘味噌・仙台味噌・東松島長寿味噌の合わせ味噌で作られています。
味は材料の多さのためか複雑な味で、味わったことのないような味がとても面白いです。
ご飯は岩手県陸前高田市産の「たかたのゆめ」というブランドを、羽釜で炊いています。
お米はしっかりとした歯ごたえがありつつ、お米の甘みがしっかりと伝わってきます。
鯵フライはけっこう大きめで食べごたえがあり、キャベツが添えてありました。
鯵は、水揚げ日本一の長崎・松浦の根付きものがつかわれ、軽く塩をあてて水分を適度に抜いて揚げています。
衣は薄く強めの火で、カリカリと感じるくらい強めに揚げられています。
身自体は薄いですが、味は美味しくフライ独特の香ばしさと、鯵の旨味をしっかりと感じられました。
フライにはタルタルソースが添えてあります。
玉葱などの食感もしっかりしていて、円やかな味付けが鯵フライにも良く合いました。
あとがき
dancyuと言えば、グルメ雑誌として有名で、編集長の植野広生さんはテレビなどのメディアにも良く出ているので、御存知の方も多いでしょう。お店はdancyuがプロデュースするカタチで、食堂などの飲食店を複数運営するCLASSIC INC.が実際の店舗運営をしているそうです。
味は、食材からdancyuらしいこだわりを感じつつ、どの料理の味も美味しいと思えるポイントを上手についているなぁという印象で、調理も丁寧で美味しく頂けました。
東京駅という場所だけあり、多くの人、多くのお店がありますが、安定的に美味しい食事を摂ることができるお店だと思います。