店舗情報
- 店名
- Japanese Soba Noodles 蔦
- 住所
- 東京都渋谷区西原3-2-4 フロンティア代々木上原 B1F
- 営業時間
- 11:00〜15:00 毎週土曜 11:00〜15:00、17:30〜20:00
- 定休日
- 火曜日
- ジャンル
- ラーメン
店舗所在地
公式サイト
その他の掲載サイト
外観

お店は小田急電鉄もしくは、東京メトロ千代田線の代々木上原駅から徒歩2分ほどの商店街にあります。
外観は、真っ白の外観で、大きく店名があるので比較的分かりやすいです。
店舗自体は半地下のようなところにあり、階段を下って入店します。
券売機

半地下の店内に下る途中に券売機があります。
券売機はキャッシュレスで、現金での支払いができないので、事前に準備しておく必要があります。
メニューは店舗入口にあるので、メニューを予め決めておくとスムーズでしょう。
メニュー

ラーメンは、醤油と塩の2種類で、通常のラーメンとチャーシュー、特製がそれぞれあります。
ラーメンの追加のトッピングとしては、チャーシューと味玉、特製皿があります。
サイドメニューは、ごはん類が5種類あり、それぞれトリュフがかかっていたり高級感があります。
店内

店内はオシャレな感じで、今風な印象でラーメン屋さんというよりも、イタリアンとかの雰囲気に近いのかなぁと思います。
席はカウンター11席、テーブル12席の全23席となっています。
A5黒毛和牛 SUKIYAKI TKG

玉子かけご飯ですが、A5の黒毛和牛がのせてあり、見た目的にも非常に豪華な一杯です。
ボリューム的には、お茶碗の半分ほどですが、満足度がしっかりとありました。

A5黒毛和牛は非常に柔らかく、ほぼ生肉のような状態で提供され、食べていると肉寿司のような感覚があります。
ソースは、サバイヨンソースと黒トリュフがかかっているので、香りと甘さがあります。
いっしょに提供される和歌山県産の醤油が非常に美味しく、やはり玉子かけご飯には醤油が合うなと実感しました。
特製醤油 Soba

醤油Sobaに特製皿が付いたラーメンになります。
見た目的にはラーメンというよりも、フレンチなどヨーロッパ料理のような感じです。

特製皿は、手前にソースやスパイスなど3種類、奥にお肉や野菜などが4種類置かれています。

手前にあるのは、「塩漬け胡椒、ツタスコチリペッパーソース、梅肉なんちゃんソースの3種類です。
もちろん、そのまま食べるものではなく、お肉などに付けて食べますが、どれもスパイスの複雑さや美味しさがしっかりとあります。

奥にあるのは、ズッキーニとトマトのロースト、味玉、黒豚ロースの生ハム風、ソース違いが2種類です。
そのまま食べても、前菜のような感じで、それぞれ素材の味はもちろん、ソースなど手間暇が掛かっているのが分かります。
ラーメンスープに入れて食べても美味しいとの案内ですが、ラーメンの味をしっかりと知りたいので、ラーメンをひと通り食べ終わった後にスープに付けて頂きました。

念願のラーメンとの初対面ですが、最初に感じたのは、ものすごい醤油の香ばしい匂いがします。
見た目的にはシンプルというか、それほど特徴があるわけではありません。

ラーメンで1番最初に目に付くのが、葱とチャーシューです。
葱は青い部分を使っていて、食べた感じは九条葱でしょうか、やはり醤油ラーメンには相性バツグンで美味しいです。
チャーシューは2種類入っていて、赤身があるのがロース部分で、もう一方がバラ肉をつかっているようです。
赤身あるロース肉は黒豚をつかい、ステーキ肉のようで、バラ肉は薄くスライスされ、口の中で一気に消えてしまうように溶けてしまいます。

メンマは一本を丸々つかった穂先メンマです。
食感は非常に柔らかいのですが、芯の部分はしっかりと残す繊細さがあり、メンマの旨味をしっかりと感じさせてくれます。

麺は細めから中くらいのストレート麺で、表面には胚芽のような星を見ることもできます。
食感はモッチリとしつつも、歯切れが良くしっかりとしたコシのような強さがあります。
噛み締めると芳醇な小麦の味が、スープと良く合います。

スープの見た目は黒と黄色の間くらいで、非常にキレイな印象です。
最初は、ベースに軍鶏をつかっていることもあり鶏の素朴な風味と、和歌山県産の醤油の深みがストレートに伝わってきます。
ベースの醤油と軍鶏を感じつつ、スープの奥からはトリュフやボルチーニなどキノコ系の風味も強く感じ、とたんにヨーロピアンな印象を受けます。
あとがき
いつも仕事の時に聴いているJ-WAVEに、現店主さんが出演され。オンラインで予約が可能とのことだったので、OMAKASEというGMO系の予約サイトから予約させて頂きました。
蔦さんは、世界的権威あるミシュランガイド東京2016で、世界初のラーメンで1つ星を獲得し、一気にブレイクしますが、2022年9月に創業者である大西氏が亡くなり、一時休業、2023年の2月に再オープンをしました。ラジオに出演された際には再オープンにあたり、「中華そばとみ田」や「飯田商店」など超有名店から協力を得たことも話されていました。
実際に食べた感想として、食材にはトリュフやボルチーニ、国内産の食材にしても、オールジャパンのような素材の数々で、ラーメン一杯の価格が高いことに賛否を置かれますが、美味しいのであればという思いでした。
味は日本の「ラーメン」ではなく、やはり欧米の「RAMEN」という料理のカテゴリーのような印象で、海外でラーメンを食べたことがないので、違うものという感覚を得られた思いです。
総合的な印象としては、一杯に掛かる食材などのコスト、手間暇などを考慮すれば納得の価格ですが、肝心の料理の提供方法や接客などに違和感が残り、またサービスを受けたいとは思えませんでした。
味は創業者の大西氏がラーメンのレシピを残し、それを受け継いだ味とのことですが、大西氏が残したかったのは、もっと違うことだったような気がします。