第1夜外飲みの王道、アジフライ
今宵の酒の肴は「アジフライ」。
サックサクの衣に包まれたホックホクでジューシーなアジフライを2つに割って、半分にはソースをかけて「洋食」として味わい、残り半分には醤油をかけて「魚料理」として味わう。
そこへ冷たい生ビールを流し込む。こうして今日も、ワカコは“ひとり飲み”を楽しむのだった。
北海亭新宿店
くいどころ酒場・活
第2夜温かさが沁みる、ごぼう揚げ
今宵の酒の肴は「ごぼう揚げ」。
薄めの衣に塩をつけ、まずはそのスラリとしたフォルムをうっとりと眺める。
噛むとシャクシャクとした触感。加熱されてもブレない歯ごたえ。噛むほどに香りが広がり、味はほのかに甘い。それを熱燗でしっとりと味わう。
至福の時を過ごすワカコ。するとそこに、偶然にもある人が現れ…。
酒亭穂椋
魚貞
第3夜広島の味、牡蠣とレモン鍋
今宵の酒の肴は「焼き牡蠣」。
出身地・広島のアンテナショップに立ち寄ったワカコは、そばに広島料理の店を見つけて入る。
ぷりぷりとした焼き牡蠣にレモンを絞り、フーフーと冷ましてかじりつく。磯の香りとレモンの風味が口の中にまわる。殻に残る汁も飲み干す。
そして冷酒を一口。時が止まるほどのおいしさを味わうワカコだった。
ひろしまブランドショップ tau
銀座 遠音近音
第4夜おしゃれバルで海老のアヒージョ
今宵の酒の肴は「海老のアヒージョ」。青山で友人との待ち合わせの時間つぶしに、スペイン料理店に入ったワカコ。
アンティーク風のカッティングが施されたグラスに注がれたワインを片手に、イベリコハム、レバーパテを味わう。
隣の席に運ばれてきた海老のアヒージョのニンニクの匂いに誘われ、同じものを注文しようかと悩むが…
サングリア 青山店
第5夜酔拳解禁!大人の麻婆
今宵の酒の肴は「麻婆豆腐」。
会社の同僚に太極拳の無料レッスンに誘われ、公園で汗を流したワカコ。終えると中華料理店へ。
麻婆豆腐を食べてさらに汗をかくことに。食べた瞬間から痺れるスパイシーさにとりこになる。お酒はカメ出しの紹興酒。
「いい休日だなあ…」いい気持ちに酔ったワカコは、次第に妄想の世界へと入っていき…。
中国料理 百番
麻布長江 香福筵
第6夜突撃!屋台のおでん
今宵の酒の肴は「おでん」。
会社の同僚の噂話で、おいしいおでんの屋台があると知ったワカコ。通りにそれを見つけたものの、入りづらさに断念してしまう。
しかし、勇気を出して再訪。のれんをくぐる。大根、すじ、玉子、そして、温めてあった「ちろり」から豪快に注がれるコップ酒…。憧れていた光景に、ぐっとくるワカコだった。
第7夜相性抜群!アジアンフード
今宵の酒の肴は「アジア料理」。
肌は荒れ気味、気分もモヤモヤ、身体のバイオリズムがなんかイマイチ…そんな日にぴったりの店としてワカコが入ったのは、沖縄料理店。
オリオンビールを片手にゴーヤチャンプルーを味わう。また別の日には、タイ料理店でシンハービールを片手に生春巻き。酒と料理には、その国ごとに「相性のいい組み合わせ」がある。
「食べ物の文化は奥が深い…」。感心するワカコだった。
沖縄料理店 海神(うんじゃみ)
メナムのほとり 神保町テラススクエア店
第8夜給料日前のツナ缶マヨ焼き
向かったのは「缶詰バー」。
初めて見る「富士山麓ハイボール」とともに選んだ肴は「ツナ缶マヨ焼き」。
「缶詰にひと手間加えたものなんだろうか…?」ワカコの期待は高まる。そこに現れたのは…。
極楽屋
キンコンカン
第9夜初めての朝酒、もつ煮込み
休日の朝、ワカコはその店を訪ねてみることに。
店内は夜勤明けの客らで盛況。ワカコは熱燗で一杯。
肴には、苦手だった「まぐろぬた」を選ぶ。初めて体験する朝酒に、ワカコは背徳感を通り越し、爽やかな気分をおぼえるのだった…。
いづみや 本店
第10夜めでタイ日にはキンメの煮付け
姉に赤ちゃんが産まれた。
出産祝いのギフトセットを買ったワカコは、「私もお祝い気分を味わおう」と、いい雰囲気の和食店へ。
注文したのはキンメダイの煮付けと、めでたい名の日本酒「七福神」。濃厚な煮汁がしみてやわらかくなったキンメダイ。
七福神 岩手屋支店
第11夜飲み会初幹事、焼きとん
上司から社内の宴会の幹事を任せられたワカコ。
肉料理にしてほしいと注文がつくが、ステーキ、唐揚げ、焼き肉、焼き鳥…名案が浮かばない。
そこへ偶然見つけたのが、「焼きとん」の店。
ぼるが
第12夜幸せ一杯、カワハギのお造り
決算期を迎え、連日残業が続いているワカコ。
そんな日々にも、ようやく終止符が打たれた。「仕事を頑張った自分へのご褒美に…」ワカコは前から食べようと決めていたあるものを食べに行く。「カワハギの姿造り」だ。