下半期
こんにちは。グルメブロガーのうまいもの大好きです。
毎年、年末に年間の食べ歩きを通して、美味しかったお店を10軒ほどご紹介しているのですが、年間に食べるお店の店舗数が、以前は100軒ほどだったのですが、現在は200軒を超えるほどにまで増えてきていることもあり、もっと美味しいお店をご紹介したいと思いました。
今年度からは上半期に10軒選出、年末に10軒という形で、年間20軒ほどをご紹介させて頂きます。
記事内でご紹介するお店の掲載は、ランキング順位ではなく、掲載の日付が早かった記事からご紹介しています。
選んだお店の詳細は関連記事として、リンクを掲載していますので、あわせてよろしくお願い致します。
すや 西木 (甘味処 榧)
岐阜県の中津川市内の中心部から、国道19号を恵那方面に向かう途中のバイパス沿いにあります。
「すや」さんは、中津川市内に本店を構え、元禄年間(約1680〜1709年)に創業された老舗の和菓子屋さんで、全国的に栗きんとんが有名なお店です。
現在、本店では店内飲食をしていないこともあり、別店舗の「すや 西木 (甘味処 榧)」さんにて、飲食を楽しむことができます。
猛暑の中で訪問したにも関わらず、店内の落ち着いた「和」の雰囲気は、旅の良い思い出にもなるほどでした。
あんみつと水まんじゅうを頂きましたが、どちらも素材、調理ともに、貫禄ある味わいが非常に美味しかったです。
残念ながら、訪問したのが7月だったため栗きんとんを頂くことはできませんでしたが、頂いた甘味はどれも素晴らしいものでした。
Blue Bamboo Farm Gelate&Cafe(ブルー バンブー ファーム ジェラート&カフェ)
埼玉県熊谷市北部の利根川近く、田園地帯に突然現れるオシャレな建物が店舗となっています。
牧場が併設されていて、のどかな田園風景の中で食べるジェラートは、とても印象的でした。
店内も非常にオシャレなアメリカンスタイルで、奥には薪ストーブがあったり、まさに「映える」という言葉がピッタリのお店でした。
ジェラートはけっこう好きで、全国あちこちで食べていますが、とにかくボリュームが凄いというのが第一印象です。
全部で4つのテイストを食べましたが、サイズ感があるジェラートとは思えない、しっかりとしたミルク感のベースに、ちゃんとジェラートの食感と、たしかなテイストが好みでした。
手打ち蕎麦切り 匠
東京のJR秋葉原駅から、少し歩いた飲み屋街にあります。
本当は、近くのラーメン屋さんを目指して行ったのですが、休みだったので、急遽探して入ったのが匠さんでした。
お蕎麦は、「ざる」と「田舎」の2種類を楽しむことができる合盛りを食べさせて頂きました。
どちらも非常に特徴的な蕎麦で、違いがハッキリしているのはもちろんですが、どっちの蕎麦を頂いてもクォリティの高さを感じることができました。
天ぷらなど、数品の蕎麦前も頂いたのですが、こちらも絶品ですが、お酒を飲めない状況に悶絶したのを覚えています。
ゼロワンカレーA.o.D
慶應義塾大学が近くにある、国道1号沿いにお店はあります。
ペパーミントのオシャレな外観は遠くからでもすぐに分かります。
最寄り駅は都営地下鉄三田駅もしくは、JR山手線の田町駅からそれぞれ徒歩5分ほどです。
外観がオシャレな色なら、店内も非常にオシャレで、三田らしい落ち着いた大人の雰囲気も好きです。
ランチタイムにお邪魔したのですが、2〜5種のカレーを選び、ワンプレートで南インド料理を一度に楽しむことができるミールスとして提供されていました。
5種類のカレーを頂いたのですが、プレートにはそれ以外のカレーも標準で盛り付けられていて、死ぬほどにカレーを堪能することができ、スパイスに溺れ死にそうになりました。
追加料金にはなりますが、ライスをレモンライスに変更するのが、イチオシのトッピングです。
活貝・海老料理専門 満潮
高知県の高知駅南部の繁華街にあり、周囲は飲み屋さんなどが多いにぎやかな地域にあります。
四国に旅行に行った際に、訪問させて頂いた貝料理を提供されている居酒屋さんです。
タクシーを利用してお邪魔したのですが、運転手さんから「良いお店を選んだね。地元の人も大好きなお店だよ」と、太鼓判を押されたのが非常に印象的でした。
料理は卓上に用意されたコンロを使うのですが、店員さんがちゃんと食べ頃を教えてくれます。
コース料理で提供されるのは、高知近海などで採れた貝類を中心としているので、貝好きにはたまらない内容となっています。
コース料理には、しっかりとしたボリュームもあるのですが、料理の美味しさに追加注文した、鰹の塩たたきや青さの天ぷらも非常に美味しかったです。
かね春
高知県の観光名所「桂浜」や高知競馬場などが近くにある、高知市街から少し離れた場所にあります。
非常に利便性の悪い立地ながら、全国的にも有名な鰻屋さんで、いつかは来たいと思っていたので念願の来店です。
頂いたのは、鰻を一本つかったうな重ですが、鰻屋さんでは珍しく、肝焼きや茶碗蒸しなどもセットになっていて、鰻のコース料理のような満足度ある内容でした。
鰻には独特の香ばしさがある甘タレが塗られ、パリパリとした食感とともに、ほどよい甘さが美味しいです。
関西風で調理された鰻は、蒸しがなく薄めの肉質に感じますが、炭焼の香ばしさと閉じ込められたような鰻の美味しさが実感できます。
沢のそば 灯
山梨県の笛吹市街から河口湖方面に向かう県道36号線(通称:笛吹市川三郷線)に上がり、10分ほど行き側道に入ったところにあります。
「この道で合っているの?」と、思うような場所ですが、お店の雰囲気も非常に良く、隠れ家的な感じも好きです。
店主は元イタリアンのシェフで、コース料理を頂いたのですが、前菜から、味、素材、調理方法など、レベルの高さを感じつつ、どの料理もこだわりと、味のバランスや繊細さななど見事の一言に尽きます。
コースの中で、2種類の蕎麦を頂くことができますが、ざるそばは新蕎麦での提供というのもあってか、その味には本当に度肝を抜かれるくらいの驚きと衝撃を受けました。
お店のオープンは2023年4月と半年を過ぎたくらいですが、すでに予約がいっぱいの状態で、今後も楽しみなお店です。
中華蕎麦 鳴神食堂
群馬県の高崎市街から県道25号(通称:三国街道)を渋川方面に向かい、途中の道路沿いにあります。
高崎市街や最寄り駅からも遠く、駐車場もそれほど無く、予約不可の再来店方式と、非常に入店困難なお店ですが、群馬県No.1の噂に違わないお店です。
東京調布の柴崎亭出身の店主が作るラーメンは、絶品そのもの。
スープ、麺、チャーシューと、どのパーツにも妥協感がなく、完成度の高さを感じさせてくれる一杯です。
ラーメンだけでなく、サイドメニューにも味の追求感がしっかりとあり、充実した内容とともに、ぜひとも食べて頂きたいです。
中でも和え玉は、ラーメンのクォリティ並みに美味しさがあり、来店した際には是非とも食べて頂きたい一品です。
甘味 十紋字
群馬県の前橋市街から伊香保方面へ走る国道17号から一本入った住宅街にあります。
お店は自宅の1階部分を改装したようですが、店内は落ち着いた雰囲気で、アットホームな感じも好きです。
注文を受けてから作られる甘味は、餡、餅ともに、絶妙な塩梅と素材の良さを引き出す感じが、絶妙な美味しさを生み出していました。
しるこもあんみつも、どちらも素材に市販品をつかっていない感じに、凄みさえ感じてしまいます。
群馬の住宅街で、都内でもなかなか巡り会えないようなレベルの美味しさに出会えた感動と、衝撃は今年1番かも知れません。
今年の一杯
3月から訪問し始め、ほぼ毎週通いはじめたのが、埼玉県の所沢市にあるラーメンWalkerキッチンさんです。
週替りで、日本全国のラーメン屋さんがライブキッチンをおこなうので、ラーメンの勉強を兼ねてお邪魔しております。
今年食べた中で、美味しかったラーメンを、「今年の一杯」としてご紹介させて頂きます。
柴崎亭
東京の調布市にあり、「天才」と評される石郷岡三郎店主が牽引し、魚介系のラーメンを得意とする柴崎亭さんです。
出店期間中は、柴崎亭で修行され群馬の高崎にラーメン屋「鳴神食堂」を営む中島淳二さんが麺を担当しました。
たぶん、柴崎亭さんのラーメンを食べていなければ、ラーメンWalkerキッチンに通うこともなかっただろうし、鳴神食堂さんに足を運ぶこともなかったことでしょう。
繊細かつ旨味の詰まった貝出汁のラーメンには、衝撃がありましたし、心底美味しいと思える一杯でした。
あとがき
年間のアワードを2部制にして、「本当に年間200軒もたべるのだろうか?」とか、「紹介できるほど美味しいお店に出会えるのだろうか?」と、さまざまな不安の中スタートしたのですが、結果的には満足のいく内容となりました。
2023年の大きなことと言えば、ラーメンWalkerキッチンさんに通いはじめたことで、ラーメンの美味しさを再認識できたということでしょうか。
「食べ歩き」はじめて、今年で8年目。来年はどんな美味しい料理に出会えるのか、想像するだけでも今から楽しみです。
今後ともうまいもの大好きを宜しくお願い致します。