外観
お店はJR八高線の群馬藤岡駅から徒歩15分ほどの住宅街のような場所にあります。
大きな道から1本入った路地裏にある感じで、よほで入って来ないと分からないような場所です。
駐車場
店舗前に4台ほど駐車できるスペースがあります。
50mほど歩いた場所に第2駐車場があり、10台ほど置くことができます。
店内
店内は純和風な造りで、非常に落ち着いた空間になっています。
カウンターから座敷席を見ることができたのですが、小上がりで高級感のある空間でした。
席はカウンター8席と座敷席が20席ほどで、全30席弱くらいでしょうか。
ランチメニュー
ランチタイムにお邪魔したので、ランチメニューがありました。
ランチメニューは定食と天丼の2種類で、それぞれに具材の違いによるランク違いが数種類ありました。
てんぷら上定食
定食なので、ご飯、味噌汁、香の物が付いてきます。
天ぷら用には、レモン、塩、大根おろし、天つゆが用意されます。
お味噌汁は、しっかりと出汁が取られていて、味噌の味と非常にバランス良く美味しいです。
お米もきちんと炊かれていて、甘みもしっかりあって、ほど良い噛みごたえが美味しいです。
ご飯はお代わりをすることができます。
海老
天ぷらは1品づつ丁寧に揚げられ提供されます。
衣は薄めで、梅雨時期にお邪魔したからなのか、ややしっとりとした食感です。
海老は小振りながらも、火がきちんと中に閉じ込められ、旨味をギュッと感じます。
オクラ
青っぽい香りを残しつつ、オクラ特有の粘りが熱で引き出されています。
オクラ特有の噛みごたえさも、ちゃんと残っています。
新玉葱
新玉葱は珍しく串揚げになっていました。
サイズは小振りながらも、玉葱とは思えないくらいの甘さが、熱で引き出されています。
黒ムツ
提供された天ぷらの中で一番好きだったのが黒ムツです。
身はキレイに分かれ、大根おろしと天つゆで食べると、独特の味が口の中に広がります。
モンゴウイカ
厚みに切られていますが、熱がしっかりと入っているので、歯切れが非常に良いです。
甘みがしっかりとあり、生イカと熱の入った中間くらいの天ぷら独特の食感、美味しさを楽しめました。
みょうが
添え物としてつかわれることが多いのですが、天ぷらとしてのみょうがの味も非常に好きです。
塩をまぶしと食べると、立派な食材として、味の良さが分かります。
新じゃが
表面の皮はパリパリに近いような食感で、中はホクホクに揚げられていて、技術の高さが実感できました。
じゃがいもはなかなか味わえないくらい非常に甘く、インカの目覚めなどの品種をつかわれているのかと。
穴子
最後は穴子で、サイズ的にはひと回りくらい小さい印象です。
穴子特有の臭みなどはなく、白身魚のような歯切れの良さと、口の中での解け具合も非常に良かったです。
あとがき
藤岡方面に用事があり、お昼にランチとしてお邪魔しました。「えっ!?こんな路地裏に??」と思ってしまうくらい、お店は大通りなどではなく、この先にあるのか?と思うくらいの場所にあります。
店主の方は、東京日本橋の「天松」で修行された後に、独立されたお店だそうです。天ぷらを揚げる技術はもちろん、旬を感じさせてくれる食材などをつかわれているそうです。
ランチとはいえ、この価格でちゃんとした天ぷらが食べれるのならと思いますが、やはり夜にコースでお伺いしたいものです。