外観
沼田市街から日光方面に向かう国道120号(沼田檜枝岐線)沿いにあります。
昔ながらの街道レストラン風の外観がノスタルジーをそそられます。
駐車場
店舗敷地内に駐車場が完備されています。
公式HPでは50台と記載されているので、相当大きな駐車場です。
店内
外観とは違い洋風レストランのような装いで、中華料理屋さんとは思えないような清潔感があります。
席はカウンター5席、テーブル20席、座敷20席で、公式HP記載では全60席となっています。
メニュー
中華料理屋さんだけあって、麺類やご飯もの、一品料理などメニューの数は相当多く、麺類だけでも30種類あるそうです。
メニューの中でひときわ目を引くのがオリジナルメニューで、トマトラーメンやカレーラーメンなど、あまり聞き慣れないラーメンがありました。
焼餃子
1人前6個で、サイズは一般的な餃子サイズなので、それほどボリュームはありません。
表面は焦げに近いくらいの焼き目が付き、若干の羽根が付いています。
皮は薄めで餡はニンニクがかなり効いているので、スタミナ餃子のような破壊力があります。
揚げやきそば
揚げた麺に野菜の入った餡掛けがかけられ、かた焼きそばの類です。
具材は白菜やら豚肉などがたっぷり入っています。
揚げた麺は中細くらいで、自家製なのか湿気った感じもなくパリパリとした食感です。
しっかりとパリパリ感があるので、時間が経過するとあんかけで柔らかくなるので、食感が楽しめます。
揚げ麺にかけられた餡は濃い目の味付けで、野菜にもしっかりと浸透しています。
トロミは重めに感じるくらいで、サラッと感は無いものの、食べ飽きるほどではありません。
トマトラーメン
お店オリジナルのラーメンで、お客さんの8割が注文するという人気メニューです。
ピッツァのマルゲリータそっくりと言わんばかりの見た目で、頭の中がプチパニック状態です。
赤い色をしたスープの真ん中にはパルメザンチーズ、ルッコラを思わせるようなチンゲンサイを見ることができます。
エビやアサリなどの海鮮系の具材を溶き卵で、全体に馴染ませていました。
麺は中細のストレート麺がつかわれています。
表面はつるっとしていて喉越しで、すすってはいるものの、どうしてもパスタに感じてしまいます。
スープは、鶏や豚のガラに地元の野菜などを合わせた中華スープをベースに、自家製のトマトピューレを合わせています。
トマトと中華スープは見事に融合し、後味や嫌味さは全く無く、最後まで飲み干せるスープです。
見た目はマルゲリータ、味はペスカトーレに近い、中華とイタリアン両方の顔を持つラーメンです。
あとがき
馬鹿旨さんの創業は1976年。現在は2代目店主がお店を切り盛りされています。人気のトマトラーメンはTBSの「せっかくグルメ」さんをはじめ、多くのメディアで取り上げられたこともあり、お店の看板メニューになっています。
トマトラーメンは、ラーメンでありつつ、パスタのような不思議な感覚があり、開発の試行錯誤は相当大変だったのだと思いますが、実際に食べてみると妙な納得感を持てました。
沼田はスキー・スノーボードのメッカとして多くのスキー場を持ち、日光などのアクセスにもなっているので、街道沿いの貴重な町中華屋さんです。