外観
高崎の中心部から和田橋を通り烏川を渡り、市街地に入ってすぐの場所にあります。
最寄り駅はJR高崎駅ですが、高崎市街を流れる烏川を渡った先なので、徒歩30分ほどとかなり遠めです。
店舗はスナックなどが何軒も横に繋がった、商業建物の内のひとつになります。
駐車場
駅から離れていることもあって、ちゃんと専用の駐車場がありました。
駐車場には12台ほど停められますが、共有部分の一角なので駐車する際はご確認を。
店内
町中華屋さんのような食堂感のある雰囲気で、店内では調理する際の鍋を振る音が響いています。
席はカウンター9席、テーブル4席、座敷8席の全21席となっています。
メニュー
ラーメンはタンメンの1種類のみですが、バリエーションはかなり豊富です。
さまざまなトッピングがあり全部で20種類ほどで、タンメンといっしょに、からあげやギョウザとセットにすることもできます。
一品料理の種類も多く、餃子からガツ刺し、ニラレバ炒めなどから、おつまみ系までラインナップ的には、さながら町中華屋さんを彷彿とさせます。
ギョウザ
餃子は棒餃子のような長めのもので、1人前は5個となっています。
包み方は少し緩めですが、皮は薄く餡は肉多めで、ジューシーさがある餃子です。
濃厚タンメン
お店の看板メニュー「濃厚タンメン」の中で、一番シンプルでオーソドックスなタンメンです。
ラーメンから反り上がりモリモリの野菜炒めは重量が450gなので、ラーメンに丸ごと野菜炒めが追加された感じです。
野菜炒めは薄口の醤油でサッと炒められ、シャキシャキ感がしっかりと残っています。
野菜炒めとラーメンなので、違和感があるわけも無く、どちらも普通に美味しいです。
排骨タンメン
味は濃厚タンメンと同じもので、排骨がのせてあります。
通常のタンメンに比べ、野菜炒めが少ないのかと思いきや、完全に排骨がそのまま足された感じで、さらにボリューム感が増しています。
排骨だけでも100gくらいあり、豚のあばら肉がつかわれているためか、脂身感は無く肉々しいです。
衣はスープであっという間に溶け込まないよう、強めに揚げられ、その食感がカリカリとして心地良いです。
麺は太めの縮れ麺で、ワシワシとした食感がラーメンの麺というよりも、うどんに近い印象です。
スープや野菜のパンチに負けない強さが麺にあり、全体としてガッツリな印象があります。
白濁としたラーメンスープは、豚骨と鶏ガラのスープがベースになっています。
豚骨のクリーミーさと独特の甘みがあって、豚骨好きとしてはドストライクな風味です。
食べ進めると、野菜炒めの味が徐々にスープに溶け込み、甘みから醤油ラーメンのような変化をしていくのも面白いです。
あとがき
今回お邪魔した、フタツメさんの創業は2015年。株式会社上さんというグループが運営し、現在は群馬県を中心に栃木、長野など12店舗(食べログで調べた結果)を運営するローカル・ラーメン・チェーンです。
運営会社のHPはありますが、フタツメブランドなどのWEBページはなく、公式HPの記載によると本店は貝沢店の住所で、八千代店が1号店で創業地だと思われます。
高崎市周辺を車で走っていると頻繁に店舗を見かけることがあり、チェーン展開ということもあって足が遠のいていました。ただ実際食べてみると、想像以上に満足度が高かったです。
豚骨スープに野菜炒め、麺などとのバランス感も良く、お手軽な価格。ラーメン専門店ではなく、町中華のような使い勝手の良さなどを考慮すれば、好みであり良いお店だと思います。