外観
お店は秩父市街から国道140号線で山梨・三峰神社方面に向かって12kmほどの国道から一本入った場所にあります。
入り口には大きな看板があるのでわかるかと思います。
徒歩での場合は秩父鉄道の武州日野駅からバスなどで来れるようです。
駐車場
専用の砂利の駐車場があり10台以上は停められそうです。
公式ホームページを見るとキャンプ場なども併設されているのでかなりの数が停められると思います。
店内
店内はかなり広々としたお座敷です。
座敷の横には囲炉裏が焚べられていました。
鮎の塩焼きなどの焼物を注文した場合はここで調理をしていました。
渓谷の高台に位置しているので窓からは秩父の山並みや自然を感じることができます。
店内のいたるところに芸能人のサイン色紙や写真が飾られていました。
かなりテレビ取材も多いようで横にいた女性のお客さんは「ジャニーズのSixTONESが来たから来てみました」と話していましたwww
座敷で食べるのかと思いきや平日にお邪魔したのもあってか、奥のこじんまりした席に案内されました。
部屋には大きな鹿の剥製が・・・・。
これから鹿を食べると思うと微妙な気分です。
石焼き
テーブルには大きなガスコンロと石が置かれていました。
秩父地方では山仕事をする人たちが昔から石を焼いて調理している風習がありそれを再現しているそうです。
メニュー
メニューは川の焼魚、イノシシや鹿などの肉料理、ごはんものです。
コースメニューもあり全部で7種類と豊富です。
けっこうコースの違いが分かりにくく料金設定にも幅があるので熟考をしたほうがいいです。
飲み物は地元秩父のお酒から一般的なアルコールが用意されていました。
勘定元コース
さまざまな種類からひと通り食べれそうなコースをチョイスしてみました。
まずは前菜盛り合わせです。
ふきなどの煮物系です。
どれも新鮮さがわかるようなシャキシャキ感があり美味しいです。
しいたけやこんにゃくなどの煮物系です。
山菜系の種類も多く味もしっかりとしていて美味しいです。
かじかと梅の甘露煮です。
かじかはハゼ科の魚だそうでドンコやゴリという名前でも呼ばれています。
きのこめし
ご飯物とお味噌汁、お新香です。
お新香は酢の物で山菜とキュウリなどが入っています。
添えられているのは秩父名産のネギ味噌でご飯といっしょに食べても美味しいです。
味噌汁も良い感じの味です。
具材にもきのこ類たっぷりで食べごたえもあります。
ご飯もたけのこをはじめとしてキノコ満載です!
量はお茶碗一杯分ですが他の食事と合わせるとちょうど良い感じです。
焼物
メインは焼物で野菜の盛り合わせとお肉です。
お肉や野菜を焼く際にはお肉といっしょに運ばれてきたラードを使用します。
ラードなので甘みが増して美味しく食べられますね。
タレは2種類が用意されます。
こちらは味噌ダレですがそれほど濃さもなくあっさりと食べられて好きでした。
野菜を焼く際にはこちらを付けて焼くと美味しくなるそうです。
こちらは醤油ダレです。
味噌よりも濃いめでニンニクの葉が入っているのでけっこうパンチがあります。
野菜は春菊、人参、たけのこ、タマネギなどです。
やはりこちらにも椎茸、えのき、舞茸、しめじなどのきのこ類がたっぷりです。
こちらは獲れたての鹿のハツ(心臓)とレバーです。
なかなかお目にかかれない食材に感動です!
味は意外にあっさりと臭みがないのは新鮮さの証でしょうか。それでもプリプリとした食感で美味しいです。
コースのお肉は手前から鳥(ササミと赤身)、イノシシ、鹿の4種類でした。
写真で2人前なのですがけっこう食べごたえがありました。
イノシシ、鹿ともに過去に食べた記憶がないのですが、臭いと思っていたら意外にもあっさり過ぎるくらいのあっさり感です。
石焼きするとけっこうあっという間に焼けてしまうので少しづつ焼きながら食べるのをおすすめします。
天ぷら
山菜の天ぷらと味噌ポテトです。
味噌ポテトは秩父のB級グルメとして有名です。
デザート
食事を終えると締めのデザートです。
キュウイのシャーベットにイチジクとブルーベリーで酸味も甘みもあるので美味しかったです・
鈴加園さんは観光農園もやっているので道の駅あらかわでも食べられます。
あとがき
秩父の地元食材としてのイノシシや鹿、山菜やキノコなどをめいいっぱい食べることができ満足度は高めです。なかなか食べることができないだけあり貴重な体験となりました。お値段はそこそこですがボリューム感もあるのでコスパや満足度もしっかりとあります。
面白かったのは貴重なイノシシや鹿よりも鶏肉が非常に美味しかったというか、食べ慣れているので比べようがあったという結果になりました。秩父の地元食材を食べるなら一度はおすすめしたいお店ではありますね。