外観
熊谷市内から国道407号を群馬方面に向かい、国道17号バイパスの陸橋を抜けた先にあります。
最寄り駅は秩父鉄道の石原駅ですが、約3.4km、徒歩約50分、かなり遠く徒歩での来店はオススメできないです。
大きく「元祖田舎っぺ」と書かれた看板があるので、車で訪問してもカンタンに見つけることができます。
熊谷方面から訪れる場合、中央分離帯があるので手前の信号で右折するとスムーズに入れます。
駐車場
店舗敷地内に砂利の駐車場があり、公式HP掲載だと20台置くことができます。
ちょうど12時くらいに訪問すると、満車はもちろん駐車する車で渋滞ができるほど混んでいました。
店内
中央に厨房がありL字に囲むように、カウンターと小上がりのテーブルで、全64席と大箱の店舗です。
ランチタイムには常に満席状態で、活気に溢れた様子でした。
満席時には店内に待ち席があり、とくに受付票などはなかったようです。
カウンター席に案内されると、中央の厨房でうどんを打つ様子を見ることができました。
打たれたうどんは、すぐさま茹でられ、提供されるうどんは打ち立て、茹でたてで食べることができます。
メニュー
うどんは、冷たい汁と温かい汁の2種類で、それぞれ肉やきのこ、辛肉などの具材があり、量は、もり(400g)、大もり(550g)、特大(700g)、重ね(800g)、1kg、2kg、3kgの7段階があります。
具材による価格変動はなく、うどんの量によって価格が変わるのが特徴的です。
サイドメニューには、名物のきんぴらごぼうがあるのみです。
きんぴらごぼう
名物料理のきんぴらごぼうは、色が変わるほどじっくり煮込まれ、ホロホロの柔らか食感です。
味付けがけっこう濃いめなので、うどんいっしょにおつまみのように食べると丁度良いです。
きのこ
もり蕎麦のような高さのある器に盛り付けられているのが面白いです。
「もり」を注文したのですが、注文時には「森のキノコ」や「キノコの森」と聞こえてしまうのが笑えました。
つけ汁は温かいものを注文したので、湯気が見えるほどアツアツ状態でした。
きのこやネギ、厚揚げなどが、覆い尽くすほどに具材が入っていたので、汁だけでもボリューム感があります。
打ち立て、茹でたてのうどんなので、表面がツヤツヤとして輝いているようです。
肉ネギ
武蔵野うどんを思わせるような肉ネギを注文しました。
うどんの量は「大盛り」でお願いしたのですが、100g変わるだけでもけっこうボリュームが増されます。
やはりきのこ汁同様に、汁を多い尽くすほどにたくさんの具材が入っています。
汁は具材によって複数をつかいわけられているようで、胡麻油でコクのような香ばしさがありました。
深谷が近いだけあって、新鮮で美味しい葱が手に入るようで葱の味が良かったです。
うどんは中太くらいの太さで、ちぢれがある麺も見受けられますが、基本的にはストレートです。
表面はモチモチとした柔らかめで、芯に近くなるほどコシのような噛みごたえある心地良さがあります。
硬い部分や柔らかい部分など、手打ちならではの食感のムラも味のように感じられました。
あとがき
元祖田舎っぺうどん本店さんの創業は1973(昭和48)年です。本店は現在、創業者の息子(弟)さん、北本店は息子(兄)がそれぞれお店を切り盛りしています。
目立ったお家騒動などはないものの、公式HPでは支店の表記などが曖昧になっており、熊谷うどん好きの中では、熊谷系と北本系の2系列に分類され、うどんや汁の味などが微妙に異なるようです。
ランチタイムとなれば、多くの人が押し寄せる人気店で、活気ある食堂のような勢いを感じました。
小麦などの高騰の御時世ですが、価格も安く、盛りも良いのでコスパは良く、うどんを目一杯食べることができました。