創業1998年で麻油が効いた熊本豚骨が人気で森林公園近くにあるラーメン店「熊本らーめん育元 滑川本店」

熊本らーめん育元 滑川本店

関越自動車道の東松山ICを出てまっすぐに熊谷方面に向かう埼玉県道47号(深谷東松山線)沿いにあります。

東松山方面から来る場合は、中央分離帯があり横断が出来ないので、予め裏側から入るルートになります。

徒歩の場合、東武東上線の森林公園駅から約1.3km、約20分ほどです。

駐車場

店舗前の敷地内に駐車スペースと、店舗裏手に第2駐車場もあり、全部で20台くらいは置けそうです。

それでも平日のランチタイムでも、満車率は高めですが、回転も早いので心配するほどではないです。

店内

入店して1番驚くのが店内に屋根瓦があることです。ずっと不思議に思っているんですが、たぶん寿司屋さんの後を居抜きしたためでしょうか謎です。

いつもたくさんの店員さんがいますが、皆さん接客は丁寧です。

席はカウンター9席、テーブル12席、小上がり16席の全27席ほどです。

券売機

注文は入店してすぐの入口にある券売機で食券を購入します。

近くにメニューもありますし、ある程度は券売機が色分けされているので、比較的分かりやすいです。

メニュー

メニューだとラーメンの種類が多く感じられますが、熊本らーめん、博多らーめん、担々麺、醤油、塩の5種類のトッピング違いになります。

トッピングはメンマやネギなど一般的なものだけでなく、キャベツやターロー(角煮)などさまざまです。

サイドメニューは餃子やライスで、丼ものなどはありません。

焼きギョーザ

1人前は5個で、1つのサイズは一般的な餃子よりも大きめです。

表面がしっかりと焼かれ、焼き目がキレイに付けられ、特製の味噌ダレが付いてきます。

皮は厚めでモッチリとしつつ、表面のカリッとした食感との差が面白いです。

野菜と肉がバランス良く入りジューシーな餡です。味付けされているのでそのままでも美味いのですが、特製味噌ダレを合わせると独特の風味が足されます。

熊本らーめん

お店で1番人気の「熊本らーめん」を、1番シンプルなノーマルトッピングで頂きました。

キクラゲ、チャーシュー、ネギと定番のトッピングが添えられています。

表面に浮かんでいる黒いのは「麻油(高温で焙煎した胡麻から抽出した油)」で、本場の熊本ラーメンでもつかわれている手法です。

最初は違和感のように感じられますが、1度味わうとまた食べたくなるような中毒性があります。

ベースとなる豚骨スープは特殊な釜で抽出された白湯スープで、豚骨の旨味がシッカリと感じ取ることができます。

育元らーめん

店名を冠したラーメンで驚くほどのトッピングがのせられた全部のせラーメンです。

お店には何人かの知り合いを紹介しましたが、このボリュームにはみんな驚くほどです。

トッピングには、キャベツ、ターロー(角煮)、キクラゲ、味玉(半分)、チャーシュー、青葱などがのっています。

ラーメンにキャベツとは、最初は違和感しかないのですが、食べてみると意外にも合います。

熊本ラーメン特有の麻油の味を中和するように、キャベツの爽やかさが合います。

チャーシューはかなり厚みで切られ、見ためもジューシーさがあります。

食べてみてもパサツキ感は無く、厚みがある分、肉々しい旨味を感じられます。

熊本ラーメンの特徴でもあるターロー(角煮)は、チャーシューに比べると、しっかりと味付けがされています。

5時間をかけて煮込まれホロホロの柔らかい食感とともに、味付けも決してラーメンのバランス感を崩さず美味しい。

麺は九州の豚骨ラーメンらしい細めのストレート麺がつかわれています。

加水率は高めでパツパツとした歯応えがありますが、その歯応えがクセになります。

替玉

豚骨ラーメン独特の替玉は別皿にて提供されます。

麺の固さも変えることができますし、豚骨ラーメンで替玉をすると、なぜか麺の量が想像以上に増えたように感じます。

あとがき

育元さんは埼玉県では珍しい「熊本ラーメン」を提供するお店で、地元の方だけでなく人気のラーメン店で、個人的にもリピート率の高いお店です。

ベースとなる豚骨スープの取り方も本場に近いくらいにちゃんとされ、ターロー(角煮)やチャーシューなども丁寧に作り込まれていますが、価格もリーズナブルとなっています。

本格的な熊本ラーメンを埼玉で食べられるお店なので、森林公園などに行かれた際にはオススメできるお店です。