外観
神田の真ん中を通る都道302号(通称:靖国通り)から、少し脇道にそれた路地裏にあります。
最寄り駅は東京メトロ丸ノ内線の淡路町駅A3出口を出て、徒歩2分ほどです。
喫茶店風の外観は、植物多め、で、古めかしい人形が目印です。
店内
入った瞬間に、どことなく居心地が良い雰囲気があり、喫茶店風の印象です。
席はカウンター7席、テーブル18席の全25席となっています。
メニュー・注文方法
入店してすぐのところで、注文・支払いの前金制です。
外には写真付きのメニューがあるので、入店前に予め確認しておくとよいでしょう。
カレーは印度カリー(辛め)と欧風カリー(甘め)の2種類があります。
種類は、印度カリー10種類ほど、欧風カリー15種類ほどで全部で25種類くらいあり、印度カリーと欧風カリーの両方を楽しめる盛合せもあります。
スープ
注文を終え席で待っていると、サービスのスープが運ばれてきました。
カレー屋さんでは珍しく、中華風の玉子スープですが、優しい味が良い感じです。
卓上調味料
卓上には、らっきょと福神漬けが用意されていましたが、テーブルに1づつあるので、取りやすそうです。
盛合せA
キーマを食べようと決め入店したのですが、女将さんが人気でオススメよと教えてくれたので、印度と欧風が楽しめる盛合せを注文しました。
真ん中にライス、左にポークカリー、右に牛すじカレーが盛られています。
ライスはインド料理屋さんなどで見かけるバスマティライスではないのですが、日本米という感じではありません。
カレーに合うように水分少なめですが、お米自体の独特の香りが、カレーの美味しさを増してくれます。
印度風ポークカリーです。
豚肉、玉葱、人参、茄子など、馴染みある具材がゴロゴロしています。
ルーはいわゆるシャバシャバのスープ系で、辛味は強めですが、スッと消えるような深みある味です。
スパイスの香り満点で、本格派のインドカレーという感じです。
ポークなどの具材も非常に柔らかく、シットリとした味が美味しいです。
欧風の牛すじカレーです。
1口食べただけで、旨味が非常にわかるというか、グッと心を掴まれてしまうような味でした。
20種類以上のスパイスにベースの鶏スープを加え、12時間煮込まれているそうです。
玉葱などによって強めに甘みを感じますが、味自体が非常に複雑な旨味で、溶け込まれた牛すじまでもが非常に美味しいです。
コーヒー
カレーを食べ終えそうな絶妙のタイミングでサービスのコーヒーが出てきました。
かなり濃いめの深煎りの味わいで、いわゆる喫茶店のコーヒーのようで美味しかったです。
あとがき
【東京カレー探訪 1軒目】 神田・神保町エリアは、「古本の街」としても有名だが、「カレーの街」、「喫茶店の街」としても多くの人々に愛されている街であり、私も東京で好きな町の1つです。
そんな「カレーの街」で1994年にオープンしたのがトプカさんです。手間暇を惜しまないで時間をかけて作られたカリーは絶品そのもの。食べた瞬間の美味しいという感覚は旨味の凝縮そのものなのでしょう。
喫茶店感覚で気軽に入れる雰囲気もすごく好きだし、女将さんの愛想の良さも気持ち良かった。また来たいと思えるお店でした。