外観
京浜急行の大森海岸駅もしくはJR京浜東北線の大森駅から徒歩10分ほどのビジネス街にあります。
外観は周囲に高いビルがある中でひっそりと佇む装いです。
駐車場
店舗の横に駐車場があります。
1列に縦列駐車で2〜3台ほど置けますが一部なので確認をしてください。
店内
店内は純和風のような作りで落ち着いた雰囲気で良い感じです。
席は小上がりやテーブル席などで全40席でそこそこ広めです。
メニュー
お蕎麦の種類は温かいもの、冷たいものともに種類はかなり多めです。
天種(天ぷら)も単品で注文することができます。
海が近い場所柄もあってか魚などがメインです。
一品料理も種類は豊富です。
定番の板わさから焼物までジャンルも広めで楽しめそうです。
御新香
素材はキュウリ、山芋、カブ、大根で、少し酸味が強いのですがシャキシャキ感があって美味しいです。
煮かき
時間をかけて煮込まれていて、大きさは中くらいの牡蠣でした。
食感は柔らかく味も濃くないので非常に美味しく日本酒に合いそうです。
更科そばがき
一般的なそばがきもあったのですが更科は珍しいので注文してみました。
運ばれてきたときは茶碗蒸しのような感じなので驚きました。
真っ白な更科のそばがきが汁の中に浸かっています。
汁はそば湯、出汁、白味噌でしょうか、甘酒のように蕎麦の甘みを非常に感じられて美味しいです。
かき揚げ天もり
かき揚げともりそばのセットになります。
かき揚げはホロホロの衣でゴマ油のいい香りがします。
具材は海老などの海鮮系がメインで食べごたえもあって美味しいです。
白魚の天ぷらそば
季節ものの白魚のかき揚げとおそばのセットです。
かき揚げはプリプリで大振りの白魚がこれでもかと言わんばかりのボリュームで入っています。
サクサクの衣に絶妙な火加減で白魚の風味が存分に感じられます。
蕎麦つゆは最初は甘く感じますがイメージ的には赤いボルドーワインのような深みを感じさせてくれます。
汁の基本はしっかりとあるので返し、出汁ともに芳醇で寝かせている時間が少し長めのような印象で美味しいです。
蕎麦は若干太めで白に近い色味です。
蕎麦の風味をギュッと閉じ込めた感じで少し固めの茹で具合が好みで好きです。
あとがき
店内の雰囲気、接客など居心地の良さを感じさせてくれるお店で、料理は基本を抑えつつもどこか革新的と思える一工夫を蕎麦つゆやそばがきなどで感じさせてくれました。
創業は1963年とわりと最近ですが更科の総本家と言われる赤坂更科堀井さんの直系という伝統を受け継いでいるお店のひとつです。築地にも支店があるようなのでそちらも気になります。
これからも進化を続けてくれそうな布恒更科の料理から目が離せません。