外観
JR東海道線平塚駅西口から徒歩2分ほどの飲食街にあります。
老郷(ラオシャン)本店は、「平塚タンメン」発祥店になります。現在は三代目がお店を営み、創業は1957年(昭和32年)で、歴史の長いお店です。
店名は「老郷」と書いて、ラオシャンと読みます。
平塚市街にある、「花水ラオシャン」さんと比較されますが、花水さんは老郷本店で修行された方が独立したそうです。現在、お互いの店舗は無関係とのことです。
駐車場
店舗専用の駐車場が店舗横にありますが、3台ほどしか置くことができません。(※店舗前は一方通行となっています。)
車で来店される場合は、駅周辺は一方通行が多いので、周辺のコインパーキングに駐車して歩かれるのをオススメします。
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入店方法
人気店なので、満席時の入店方法を書いておきます。
満席時に入店した場合、外で待つように促されますので、入店前は満席かどうかを、予め確認すると良いでしょう。
入口から向かって左方向に並びます。
お客さんが出たら、入れ替えで入店となります。
入店後、券売機にて食券を購入して、カウンターに食券を提示します。
店内
入口から奥まで長いカウンター席が続き、常に人が入れ替わっています。
店員さんの活気の良い声が響き、常に満席に近いくらい繁盛店です。
席数はカウンター15席、テーブル6席の全21席です。
券売機・メニュー
注文は券売機にて食券を購入しておこないます。
メニューはタンメンとギョーザ、御土産のギョーザのみで、潔いほどに簡潔で迷うこともないでしょう。
ギョーザ
1人前は5個で、1つの大きさは一般的なギョーザよりも、ひと回り大きめな小判型です。
表面は均一にキレイに焼かれ、見た目的にも非常に食欲をソソられます。
餃子を包む様子を、カウンター越しに見ることができ、「包みたて」、「焼き立て」の餃子を食べることができます。(※焼き立てで激烈に熱いので、直後に食べると口の中が確実に火傷します。)
表面はパリッして、カリっとするような、しっかり焼き目が付いています。
皮は薄めですが、絶妙な水加減で、モチモチとした食感もあります。
餡は野菜と肉の比率は6:4くらいでしょうか。肉の旨味を強く感じて非常に美味しいです。
タンメン
ワカメがこれでもか!?というくらいに盛られていて、見た感じの印象は、わかめラーメンのようです。
香りとしては海鮮ラーメンのように、ワカメの風味が漂ってきます。
盛られたワカメには、三陸産の最高級ワカメがつかわれているそうです。
シャキシャキとした心地良い噛み心地で、食感は非常に柔らかく、香りと風味がかなりあり、ボリュームがあるにも関わらず、あっという間に食べてしまいます。
メンマは太めに切られたり、さまざまな形があります。
味は唯一と言って良いくらいに、ラーメンで使われるような、醤油で甘めの味付けです。
食感は非常に柔らかく、噛みしめると染み込んだ旨味が、ギュッと押し出されるようです。
真っ白でストレートな細めの麺で、かん水や添加物を一切使っていません。
シコシコとした舌触りからツルツルの喉越しまで滑り込むようで、ラーメンの麺よりも冷麦や素麺に近い感じで、スッと食べることができます。
スープは、ほぼ無色透明で、目に見える油もほとんどありません。
上質な玉葱が入っているので、円やかな甘みが全体に加わっています。
タンメンとはいえ、それほど塩気が強いわけでもなく、酸味の中にワカメや玉葱の風味が溶け込み、独特で唯一無二の味を生み出されています。
老郷さんのタンメンの特徴として、自家製辣油や酢を入れるのが、店員さんが進める食べ方です。
地元の食べ慣れた方でも、辣油を「入れる派」、「入れない派」がいるそうです。
辣油を入れると、辛味はもちろんですが、全体としてコクが足され、たしかに完成した感じにもなります。
私は「入れない派」なのですが、自家製辣油そのものに美味しさがあり、餃子にもタンメンにも合っていました。
あとがき
ネットで「平塚タンメン」という、ご当地ラーメンの存在を知り、老郷(ラオシャン)は発祥店ということで、ぜひともと思い訪問してみました。
老郷さんで、「平塚タンメン」の美味しさを存分に知れました。タンメンで使われている、ワカメや麺などの素材にもこだわりを持って作られていますし、餃子も焼き加減から、餡、皮まで美味しかったです。
夏の猛暑日など食欲の無い日でも、食べたいと思わせるような優しさとお酢のパンチがありました。
平塚の近所まで来たら、一度は食べてもらいたいご当地ラーメンです。