外観
厚木市街から平塚方面に抜ける神奈川県道601号(酒井金田線)から、交差点を入ったところにあります。
周辺には 厚木本丸亭さんや、 麺や食堂さんなど、ラーメン店が多い通りでもあり、勝手に厚木ラーメンストリートと呼ばせてもらっています。
赤暖簾に白抜き文字と、昭和の町中華を感じさせてくれます。
駐車場
店舗前に3台置くことができますが、それほど広くありませんし、交差点近くなので駐車までが少し大変です。
満車時は、周辺にはコインパーキングが点在しているので、そちらを利用するのをオススメします。
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店内
赤いカウンターにすす汚れた壁と、歴史と哀愁が漂う店内はL字カウンターのレイアウトになっています。
親子で切り盛りされているようで、母親がタンメン、息子が餃子と役割分担されていました。
席はカウンター席のみ全12席です。
メニュー
メニューは壁に貼られた紙に墨文字とかなり渋めです。
ラーメンはタンメンの1種類のみに、ワカメや月見(玉子)が入ったものなどがあります。
サイドメニューは、ライス、餃子などと、非常にシンプルでわかりやすい構成です。
餃子
餃子は1人前6個で、サイズは一般的なものよりもひと回り大きい感じです。
スチールの皿に入っている感じが、何とも言えないような哀愁感が漂います。
表面がしっかり焼かれ、ひと口目はパリッと感があります。
皮は薄めですが、しっかりと蒸らされているので、ちゃんとモチっとした食感もあります。
味はニンニクの強烈な香りがしますが、野菜メインの餡で美味しいです。
タンメン
丼にはスープと麺だけで、かなり潔い印象を受ける見た目です。
麺は細いストレート麺で、素麺のような感じです。
柔らかさを感じますが、スープに溶け込むような、しっかりと粘り気があります。
見た目以上にボリュームがあり、食べ終えた時には、程良い感じの満腹感があります。
ラーメンスープは、透明から少し黄色がかっているものの、非常にキレイな色合いで透明度が高く、よく見ると刻まれた葱が入っています。
酸味がありますが、それほど強烈ではなく、円やかで独特な味わいです。
何も入れない状態で食べ進めたところで、テーブルに置かれた自家製辣油をスープに注ぎます。
見るからに辛そうな辣油は想像通りの辛めなので、少しづつ入れて味を整えるのが良いでしょう。
スープに辣油を注ぎ入れると、キレイな模様のようになります。
酸味と辣油が絡み合い、最初とは180度味が劇的に変化します。
ノーマル状態より、コク深くなるとともに麺の味までも一変します。
あとがき
店名にある「ラオシャン」ですが、平塚のご当地ラーメンとして地元の人には馴染みがあるようで、平塚駅近くにある 老郷さんが考案した本家とのこと。平塚市街にある 花水ラオシャンさんです。
今回訪れたラオシャン厚木さんと平塚のお店の関係性は不明ですが、平塚市以外でラオシャンを食べれるのはこちらのみとのこと。
絶メシにもなりそうな店構えや店内は歴史や哀愁感たっぷりで、タンメンや餃子の蓋を取り湯気が立ち上がる瞬間は、まさに昭和の中華料理屋さんのような景色を見せてくれました。
料理は非常に見ためも構成要素もシンプルですが、食べ終えた時には妙な納得感がありました。餃子にも手作り感があり、なかなかの美味しさなので、いっしょに食べられることをオススメします。