
- 孤独のグルメとは?
- 第1話 神奈川県川崎市宮前平のひれかつ御膳と魚介クリームコロッケ
- 第2話 神奈川県中郡二宮の金目鯛の煮付けと五郎オリジナルパフェ
- 第3話 東京都港区東麻布のムサカとドルマーデス
- 第4話 東京都府中市新町の鰻の蒲焼チャーハンとカキとニラの辛し炒め
- 第5話 静岡県伊東市宇佐美の牛焼きしゃぶと豚焼きしゃぶ
- 第6話 東京都豊島区南長崎の肉とナスの醤油炒め定食と鳥唐揚げ
- 第7話 東京都葛飾区新小岩の貴州家庭式回鍋肉と納豆火鍋
- 第8話 群馬県高崎市のおむすびと鮎の塩焼き
- 第9話 福島県郡山市舞木町ドライブインの焼肉定食
- 第10話 栃木県宇都宮市のもつ煮込みとハムカツ
- 第11話 東京都豊島区巣鴨のチャンサンマハと羊肉ジャージャー麺
- 12話 神奈川県伊勢佐木長者町のチーズハンバーグと牛ヒレの生姜焼き
- SP 激走!絶景絶品・年忘れロードムービー
孤独のグルメとは?

孤独のグルメは久住昌之原作、谷口ジロー作画のグルメ漫画で、主人公・井之頭五郎が一人で訪れる店々で食事を楽しむ様子を描いた作品です。
仕事の合間に立ち寄る店で彼が選ぶ料理や、その味わいを堪能する心の声が見どころで、食事を通じて感じる日常の喜びや発見が共感を呼びテレビドラマ化もされ、松重豊が五郎を演じる姿は人気を博しています。
孤独を楽しむ大人の食事旅に心温まる魅力が詰まっています。
第1話 神奈川県川崎市宮前平のひれかつ御膳と魚介クリームコロッケ
井之頭五郎(松重豊)は数年振りに横浜・白楽のキッチン友に訪れ空腹を満たす。
満腹でボーとする中、滝山に紹介された商談相手・村井美咲(りょう)が待つ神奈川県の宮前平に向かう。
商談中に突然、「滝山さんが言っていた通り」となぜか話が脱線し、村井が独身の五郎にお互いフリーだと突然アプローチをかけてくる。
五郎は愛想笑いで誤魔化し、何とか商談を終える。気づけば夕方の 5 時になり、空腹を満たすべく店を探すことに。
しかし、進んだ先がまさかの長い上り坂で、次第に暑さと空腹で息が荒くなりバテバテになる。
やっとの思いで坂を登りきった五郎の目の前に現れたのは雰囲気漂う【とんかつ しお田】。
渡に船と入店したが五郎を新たに悩ます難問、王道のロースと目覚めのヒレが立ちはだかる…。
とんかつ しお田

1972年(昭和47年)に創業した川崎市宮前区の老舗とんかつ店で、ミシュランガイド横浜・川崎・湘南2015特別版で星なし(調査員オススメ)として紹介された実力店です。
店内はカウンター10席のこじんまりとした雰囲気で、予約不可の記名制を採用し、人気店のため早めの来店が推奨されます。

ロースかつとひれかつを「たっぷり」「ふつう」「ちょっと少なめ」の3サイズで提供し、ひれかつの独特な調理法です。
一口大にカットしたヒレ肉を鉄串に刺してマリネし、そのまま成形して揚げるため、箸でも切れる柔らかさが特徴です。
衣は特注パン粉に大和芋を混ぜ、ラードと白絞油をブレンドした油で150度と170度弱の二層で揚げることで、フワフワとカリカリの食感を両立させています。
また、32°C豚ロースかつは、口の中で溶ける特殊な脂身が特徴的です。
- とんかつ しお田
- とんかつ
- 神奈川県川崎市宮前区宮前平3-10-17
- 11:00 – 14:0017:00 – 20:00L.O. 料理19:30
- 火・水・木
- 1000円〜1999円
第2話 神奈川県中郡二宮の金目鯛の煮付けと五郎オリジナルパフェ
仕事で神奈川県の二宮駅に訪れた五郎(松重豊)は商談までまだ時間が有り『軽食喫茶 山小屋』で仕事をすることに。
お店のメニューには、アイス・フルーツ・ソース・トッピングの組み合わせを自由に選べるオリジナルパフェの文字が!仕事どころではなくなった五郎。
悩みに悩み決められ無い五郎は店員に紙を貰い、あみだくじでパフェを決める事に。しっかりパフェを満喫した五郎は喫茶店を後にし、商談先に向かう。
取引相手の南(松尾諭)は、奥さんのいないところでは口が達者だが、奥さんが来ると急に黙り込んでしまうのだ。南と商談を終えた五郎は気づけばすっかり空腹に。
店を探すことにするが、なかなか店が見当たらず、さっきの喫茶店に戻ることを考える。すると、はるか前方に「金目の煮付」と書かれたのぼりを発見し、『魚処にしけん』に入ることに。
軽食喫茶 山小屋

神奈川県中郡二宮町の二宮駅南口から徒歩1分の場所にある老舗喫茶店で、創業は約50年前の1985年頃で、同じスタイルでご夫婦が長年営業を続けています。
店内は木材を多用したウッディな内装で、丸太のイスや梁にかけられたランプなど、まさに山小屋を思わせる温かみのある雰囲気です。

メニューは創業当初の数種類から、現在では50種類以上に増え、ハンバーグやカレー、パスタなど多彩な軽食を提供しています。
特に人気なのは、カスタマイズできるオリジナルパフェと、サイフォン式で淹れるコーヒーです。
魚処 にしけん

神奈川県中郡二宮町の国道1号線沿いにある創業50年以上の老舗和食料理店です。
以前は魚屋だった歴史を持ち、現在は新鮮な魚料理を中心に提供し、店内に設置された複数の縦型水槽が特徴的です。

メニューの目玉は「恋人セット」で、金目鯛の煮付けと新鮮な刺身の組み合わせが人気です。金目鯛の煮付けは、ホロホロとした身と甘辛いタレが絶品で、ご飯が進むと評判です。
店主は帽子をかぶりピアスをした個性的な外見で、陽気で冗談好きな性格で、お客さんとの軽妙なやりとりで店内を盛り上げ、多くの常連客に愛されていましたが、残念ながら2024年8月で閉店してしまいました。
第3話 東京都港区東麻布のムサカとドルマーデス
大きな荷物を抱えた井之頭五郎(松重豊)。
たどり着いた先は東麻布にある「パナマ大使館」。五郎は取引相手の大使館職員(原沙知絵)と商談を終えたものの、ついでにパナマのコーヒーを飲んで感想を聞かせてほしい、と言われるのであった。
日本人男性の代表としてのコメントと、圧をかけられながらも、なんとかその場を乗り切り大使館を後にする。
広い公園で雨が降る中、五郎は缶コーヒーを片手に、久しく海外に行ってないことを考える。「ガイコク飯」が恋しくなり、気が付けばすっかり空腹になっていた。
店を探していると、お宝が発掘できそうな雰囲気漂う「東京タワーwith東麻布商店街」を見つける。商店街には数々の料理屋が並んでいる。
そんな中、五郎の目に留まったのは、「ギリシャ料理 タベルナ ミリュウ」。
ギリシャ料理 タベルナ ミリュウ

東京都港区東麻布にある人気のギリシャ料理店で、1987年に創業し、約37年の歴史を持ち、以前はフレンチレストランとして10年ほど営業していましたが、2018年にギリシャ料理専門店として生まれ変わりました。
店内はチェック柄のテーブルクロスや地中海風の装飾が施され、ギリシャの雰囲気を楽しめます。

本格的なギリシャ料理を日本で楽しめ、ムサカやザジキなどの伝統的な料理をはじめ、ギリシャ田舎サラダ、ドルマーデス、ヤリイカのフリットなど、多彩な料理を提供しています。
店主は1969年生まれの日本人シェフで、フランスでの修業経験を持ち、ギリシャ料理に情熱を注いでいます。
- ギリシャ料理 タベルナ ミリュウ
- ギリシャ料理、ヨーロッパ料理
- 東京都港区東麻布2-23-12
- 11:30 – 15:0017:30 – 21:00
- 日曜日
- 4000円〜4999円
第4話 東京都府中市新町の鰻の蒲焼チャーハンとカキとニラの辛し炒め
仕事で国分寺駅を訪れる井之頭五郎(松重豊)。
商談先のカフェについた五郎は、取引相手の小谷武雄(尾美としのり)と話を始める。小谷は開始早々、「これにします」と、まさかの即決。決断の早さに五郎は、思わず関心する。
しかし、話を進めるうちに、小谷は他のデザインに目移りし、最終的には持ち越しになり、まさかの長期戦となってしまった。
長い商談を終え、カフェを後にした五郎はすっかり空腹に。駅まで空腹じゃもたない、迷うのはこりごりと考えた五郎は、最初に見つけた店に入るという短期決戦に挑む!
しかし、たまたま見つけた商店街の中を探したが、店がなかなか見当たらない。駅まで戻ろうと考え直したその時、五郎の前に現れたのは「中国料理」の看板。
迷うことなく即決して「Sincerity(しんせらてぃ)」に入店し、メニューをみる五郎。
しんせらてぃ

2000年に東京都府中市新町に創業した中華料理店で、店主は有名な脇屋シェフの元で修行した経験を持ち、その腕前が光ります。
店内は3テーブルのみの小さな空間で、アットホームな雰囲気が特徴です。住宅街の中にあり、懐かしさを感じさせる外観も魅力の一つです。
料理の味はもちろん、良心的な価格設定も評価されており、テイクアウトメニューも充実しています。

メニューの豊富さが際立っており、店内の壁中にメニューが貼られています。中華の王道料理から店主のオリジナル料理まで、幅広い選択肢があります。
特に、ウナギの蒲焼きチャーハンや黒酢の酢豚、五目あんかけ焼きそばなどが人気です。
第5話 静岡県伊東市宇佐美の牛焼きしゃぶと豚焼きしゃぶ
井之頭五郎(松重豊)は数年ぶりに静岡県河津町を訪れ、かどやのわさび丼を食べていた。
昔と変わらない主人のわさび愛に笑みをこぼす五郎。久しぶりに本場のわさび丼を満喫した五郎は、商談のため伊東市宇佐美駅に移動する。
商談先の相手は、知り合いの美容師・横山綾香(野波麻帆)。商談中に回覧板を持ってきた近所のおばちゃんと横山の会話にどこか和まされつつ、商談を終え五郎は、美容室をあとにする。
宇佐美のきれいな空気を味わいながら海を眺める五郎は気づけばすっかり空腹に。海沿いにある宇佐美の旨い魚料理の店を探すことに決めた五郎は歩き出す。
しかし、魚料理どころか、のどかすぎて飲食店が一軒も見当たらず、ギラギラと照り続ける太陽に体力を奪われて次第に五郎はバテバテになる。
するとそこに現れたのは「焼肉」の看板。
わさび園かどや

静岡県伊豆市にある老舗わさび料理店で、創業は明治初期にさかのぼり、100年以上にわたってわさび栽培を続け、現在は4代目の稲葉伸晃さんが店主を務めています。
店内は住宅街にある小さな空間で、アットホームな雰囲気が漂います。3テーブルのみの構成で、懐かしさを感じさせる外観も魅力の一つです。
わさびの本当の美味しさを味わえる、伊豆河津の名物店として知られています。

伊豆天城山の湧き清水で育てた新鮮なわさびを使用した料理で、看板メニューの「わさび丼」は、もともとわさび農家の簡単な家庭料理でしたが、テレビ取材をきっかけに店のメニューとなりました。
メニューには、わさび丼をはじめ、わさびそば、わさび茶漬けなど、わさびを使った多彩な料理が並び、わさびの風味が香る焼酎など、独自のドリンクメニューも提供しています。
焼肉ふじ

静岡県伊東市宇佐美にある創業50年以上の老舗焼肉店で、もともと精肉店を営んでいた経験を活かし、高品質な肉を提供しています。
店内は落ち着いた雰囲気で、煙の匂いが気にならない換気システムを導入しています。座席は2名様から利用可能で、小上がり席もあります。
完全予約制で17:00と19:00の2交代制を採用しています。

看板メニューは「ねぎ包みたん」で、コリッとした食感とネギの風味が絶品で、「はみ出なかった特撰ロース」も人気で、リブロースを使用した贅沢な一品です。
焼肉でつかわれているお肉には、黒毛和牛4等級、5等級を中心とした厳選肉を使用しています。
食べログの「焼肉 百名店」に2022年から2024年まで連続で選出されるなど、その実力は高く評価されています。
第6話 東京都豊島区南長崎の肉とナスの醤油炒め定食と鳥唐揚げ
仕事で落合南長崎にやってきた井之頭五郎(松重豊)。
今回の商談相手のアプリ開発会社CEOの森本(日向丈)はカタカナやビジネス用語を混ぜるタイプの人であった。
いまだガラケーを使っている五郎からしたら、新しい言葉やシステムにはついていけるわけもなく、話が噛み合わない。商談を終えると五郎は疲労ですっかり空腹になっていた。
そこで五郎は新しいシステムや言葉にごまかされないまっとうな食事で空腹を満たすことに。
路地で迷っていると、目の前に現れたのはKPでもTSでもなく雰囲気「良」の【割烹・定食】の文字。五郎は探していた真っ当な食事がここにあると、悩むことなく定食さがらへ足を踏み入れる。
割烹・定食 さがら

東京都豊島区南長崎にある創業約56年の老舗定食店で、1969年頃に創業し、現在は光和通りに面して営業しています。
店主の相良さん一家が営む家族経営の店で、近年は息子さんも加わり、より活気のある雰囲気になっています。
店内は落ち着いた雰囲気で、常連客に愛される地域密着型の店舗です。

メニューの豊富さが特徴で、セット定食、魚料理、単品料理、カレー、ラーメンなど多岐にわたります。
看板メニューの「肉とナスの醤油炒め定食」は、懐かしい味わいや、「鳥唐揚げ」や「冷やし中華」も評判が高いです。
昔ながらの味と雰囲気を守りつつ、時代に合わせた運営を行っている印象です。
第7話 東京都葛飾区新小岩の貴州家庭式回鍋肉と納豆火鍋
小岩で打ち合わせを終えた井之頭五郎(松重豊)。
久しぶりにほど近い「珍々」を訪れたが、ドアの張り紙には「17時~20時」の時短営業の文字が。「珍々」の味を惜しみながらも、次の商談のため、隣の駅の新小岩まで歩くことに。
しかし、五郎が想像していた以上に距離が遠く、何とか商談相手の武田(佐野岳)がいるトレーニングジムに到着する。
商談を始めた五郎だが、せっかく来たから、と、武田にウォーキングマシンを進められ、また歩くことに。ここに来るまでかなり歩いてきたのに、さらに歩かされ商談を終えると、すっかり空腹になっていた。
空腹を満たすべく、店を探していると、五郎の目の前に飛び込んできたのは「麻辣火鍋」!五郎は、もう一汗かこう、と「貴州火鍋」に入店する。
貴州火鍋

貴州火鍋は2019年3月に東京都新小岩にオープンした貴州料理専門店で、店主は貴州省北部の遵義出身の義理の姉妹で、店長と料理長を務めています。
店の特徴として本格的な貴州料理、特に遵義地方の料理を提供し、中国西南地方の食文化を体験できます。

看板メニューの豆豉火鍋は、日本の小粒納豆を使用して再現し、遵義産の激辛唐辛子を使用した料理も特徴的で、中国でも最高レベルの辛さを誇ります。
メニューには、熗萵筍(唐辛子香るチシャの和えもの)や大頭菜回鍋肉(コールラビの漬物を使った回鍋肉)など、珍しい貴州料理が並びます。
- 貴州火鍋
- 四川料理、火鍋
- 東京都葛飾区新小岩1-55-1 多田ビル 1F
- 月・火・木・金・祝日17:00 – 22:00土・日12:00 – 15:0017:00 – 22:00
- 水曜日
- 4000円〜4999円
第8話 群馬県高崎市のおむすびと鮎の塩焼き
群馬県高崎市「オリタ焼きまんじゅう」の席に座っている五郎(松重豊)。
運ばれてきたのは、タレがたっぷりかかった、アンイリの焼きまんじゅう。さらにアンナシも食べ、小腹を満たした五郎は店を後にし、商談相手の藤山(田中俊介)が待つ事務所に向かう。
藤山と一緒にいた事務員・白川(磯野貴理子)に五郎は手土産の洋菓子を渡すと、藤山は白川に耳打ちをし、お願いする…。
商談も終わりかけ「焼きまんじゅう」を白川が買って戻り、五郎に藤山が進めるが、既に食べてきたことを五郎が話すと、藤山は白川に「皆で食べて」とすぐに下げられてしまう。さっき食べてきたものの、まだまだ焼きまんじゅうを食べたかった五郎。おかげで一気に空腹になり、店を探すことに。
すると、五郎の前に現れたのはおにぎり処「えんむすび」。この出会いは何かの縁だ、と入店する。
オリタ焼きまんじゅう

オリタ焼きまんじゅうは高崎の名物として知られる老舗店で、1956年頃に創業し、約69年の歴史を持ちます。
店内の雰囲気は、武田さんという個性的な女性店主が切り盛りしており、彼女の軽妙なトークが店の魅力の一つで、客との会話を楽しみながら、丁寧に焼きまんじゅうを焼き上げます。

特徴は、小麦粉ともち粉を使用した生地に、赤味噌と砂糖で作られた秘伝のタレをたっぷりかけることです。
無添加にこだわり、創業以来同じ製法を守っています。
- オリタ焼きまんじゅう
- 和菓子、甘味処、郷土料理
- 群馬県高崎市田町108
- 10:30 – 18:00※売り切れ次第終了 (16時頃には売り切れている事が多いです)
- 不定休
- 〜999円
えんむすび

群馬県高崎市の北高崎駅から徒歩約14分の場所にある居酒屋で、創業は約27年前の1998年頃です。
店内はカウンター席があり、落ち着いた雰囲気の空間で、寿司店の居抜き物件を利用しているため、カウンターに味わいがあります。

メニューの特徴は、おにぎりと串焼きです。特に串焼きは豊富な種類があり、牛串、豚串、鶏串、野菜串、創作串などが提供されています。
レバー串は自慢の一品で、塩、たれ、胡麻油の3種類の味が楽しめます。
第9話 福島県郡山市舞木町ドライブインの焼肉定食
仕事で福島県郡山市にやってきた井之頭五郎(松重豊)。
郡山駅まで五郎を迎えに来た商談相手の木村(渡辺大知)の車に乗り、デコ屋敷が建ち並ぶ民芸品の工房へ向かう。
工房にて、商談を終えた五郎と木村は車で市内に帰るはずが…。たどり着いた先は舞木町に有る木村の実家であった。
お昼ご飯を食べていかないかと木村に誘われるが、五郎は、このあと仕事で宇都宮に行く用事もあり、お腹も空いていないから、と誘いを断る。
木村の実家を後にした五郎は、駅にたどり着く。お腹が空いていない、と木村の誘いを断ったが、本当は空腹であった五郎は、電車を待っていられず、駅を出て店を探すことに。
しかし駅前には店がなく、国道を目指して歩く。すると五郎の目には「舞木ドライブイン」の文字が!
入口まで行くと営業しているのがわかり、迷うことなく店に入る。
舞木ドライブイン

福島県郡山市舞木町にある老舗の食堂で、創業は数十年前で、当初は製菓店として始まりました。
店内の雰囲気は昭和レトロな雰囲気で、カウンター席や座敷があり、壁にはメニューが貼られ、銀食器や大きな器を使用するなど、懐かしさを感じさせる演出が特徴です。

ボリューム満点の定食メニューが特徴的で、看板メニューの焼肉定食は豚バラ肉に特製の甘じょっぱいタレがからんだ絶品料理です。
また、「もつ焼き定食」や「特製焼肉定食」なども人気があります。
第10話 栃木県宇都宮市のもつ煮込みとハムカツ
郡山の商談を終え、次の商談のため宇都宮にやってきた井之頭五郎(松重豊)。
商談相手の小坂里美(若月佑美)が働いているホテルの披露宴会場へたどり着く。早速商談を始めるが、小坂は「初めて任された企画なのでなんとしても成功させたい」と張りきり、五郎に次々と案を出す。
小坂の熱意に押されながらも何とか商談を終え、結婚式場を後にする。
すっかり空腹になった五郎は、店を探すことに。
すると現れたのは赤提灯の居酒屋。昔し訪れた門前仲町の居酒屋を思い出し、どこか運命を感じた五郎。久しく食べてない居酒屋メニューに心踊らせ店に入る…。
庄助

宇都宮市塙田にある1950年(昭和25年)創業の老舗居酒屋で、JR宇都宮駅から徒歩約20分の路地裏に位置しています。
店内は昭和の風情が漂う大衆酒場で、カウンター上には季節の食材を使った大皿料理が並びます。
注文は黒板メニューから自ら用紙に記入するシステムを採用しています。

看板メニューは柚子味噌で、柚子の中に味噌を詰めて数ヶ月自然乾燥させた逸品で、きのこ鍋や庄助餃子も人気があります。
店主は二代目で、無口ながらも人柄の良さが感じられ、地元客に愛される一方で、遠方からのファンも多い人気店となっています。
第11話 東京都豊島区巣鴨のチャンサンマハと羊肉ジャージャー麺
ボードゲームができるカフェで、真剣な表情で悩む井之頭五郎(松重豊)。
12歳の女の子・あやめちゃん(川上凛子)相手にチェスをしていた。さっきルールを教えてもらったばかりの五郎は、長考した割にあっさり負けてしまう。
その後、商談相手のあやめちゃんの父・野川(山中崇史)が帰って来て商談を終えると、あやめちゃんにまたチェスを誘われてしまう。
しかし、五郎はこれから仕事があるから、と逃げるように商談先を後にする。気が付けば、すっかり空腹になっていた五郎。店を探すが、全く見当たらず、駅まで戻ることを考える。
すると、五郎の目の前に現れたのは馬の絵と羊メニュー多めの看板。
先ほどのチェスで、あやめちゃんに教わった【守るより、攻めろ】の言葉を思い出し、思い切って「シリンゴル」に入る。
シリンゴル

シリンゴルは、1995年に日本初のモンゴル料理店として東京都文京区千石に創業し、JR巣鴨駅から徒歩約7分の場所にあります。
店内はモンゴルの雰囲気を再現しており、天井はゲルを模した幕や骨組みで覆われています。壁にはモンゴル相撲の衣装やチンギス・ハンの肖像画が飾られています。
コース料理やパーティープランも用意されており、モンゴル文化を味わえる貴重な空間となっています。

本格的なモンゴル料理と馬頭琴の生演奏を楽しめ、看板メニューは「チャンサンマハ」(骨付き羊肉のモンゴル岩塩ゆで)で、ナイフでそぎ落として食べます。
他にも「ボーズ」(羊肉蒸し饅頭)や「バンシ」(羊肉水餃子)など、羊肉を中心とした料理が豊富です。
- シリンゴル
- アジア・エスニック、ジンギスカン、鍋
- 東京都文京区千石4-11-9
- 18:00 – 23:00
- 定休日無し。年に4~5日、臨時休業あり。
- 6000円〜7000円
12話 神奈川県伊勢佐木長者町のチーズハンバーグと牛ヒレの生姜焼き
仕事で伊勢佐木長者町にやってきた井之頭五郎(松重豊)。
古い街並みを通り、商談相手の伊藤良介(飯尾和樹)が経営するお米屋さんにたどり着く。中に入ると、伊藤の妻の寛子(大浦理美恵)が出て来て、五郎は何故か怒られてしまう。
実は、夫の釣り仲間が営業マンのフリをして、夫を釣りに連れ出そうとしに来ていると勘違いされていたのだ。なんとか誤解が解け、商談を始めるがお米屋さんで売っている【おむすび】が気になり商談に集中できない。
なんとか商談を終え、お目当ての【にんにくおむすび】を買おうとするが、売り切れてしまっていた。
すっかり空腹の五郎は店を探すために歩き出す。すると目の前に「パスタ&ピザ」さらに「ファミリーレストラン トルーヴィル」の文字が。
一度は迷ったが表のランチメニューに惹かれて中に入る。
トルーヴィル

横浜市南区真金町にある老舗洋食店です。創業は約50年前の1975年頃で、JR伊勢佐木長者町駅から徒歩約7分の場所にあります。
店内は落ち着いた雰囲気で、昔ながらの洋食店の趣があります。夫婦二人で切り盛りしており、オーナーシェフの稲垣さんが料理を、奥様が接客を担当しています。

メニューの特徴は全て手作りにこだわった本格的な洋食で、ブイヨンから数日かけて作るデミグラスソース、各種ソース、ドレッシングなど、一切の手抜きをしない料理が評判です。
看板メニューには「チーズハンバーグ」「牛ヒレの生姜焼き」「トムライス」などがあります。
SP 激走!絶景絶品・年忘れロードムービー

12月29日。輸入雑貨商の井之頭五郎(松重豊)は仕事納めで京都府伊根町にある舟屋の主人・蓑田康雄(小籔千豊)と年内最後の商談をしていた。
商談を終え帰ろうとすると、東京へ届けて欲しい物があると相談され五郎はOKするが…なんとその届け物は車だった。
押しの強さに渋々了承するがデリケートな古い車で、おまけに狭くて運転しにくい。「引き受けるんじゃなかった」と出発してすぐ後悔する五郎。
方向も解らぬまま一路東京を目指すが…迷いたどり着いたのは兵庫県丹波篠山。空腹の五郎は山間にポツンと佇む一軒のお店に入ると女将(梅沢昌代)が出てきて…。
小さな相棒と東京までの絶景と絶品を巡る、珍道中が幕をあける。
道の駅舞鶴港とれとれセンター

道の駅舞鶴港とれとれセンターは2002年8月に京都府舞鶴市に開設された施設で、日本海側最大級の480坪の海鮮市場を擁し、新鮮で豊富な海産物が特徴です。
施設内には海鮮市場、i-cafe、レストラン、ファーマーズマーケット「あぐり」などがあり、海鮮市場では舞鶴漁港で水揚げされた魚介類を購入でき、その場で調理してもらうこともできます。

海と港を感じさせる開放的な空間で、地元の新鮮な海の幸や山の幸を楽しめ、観光情報センターとしても機能し、舞鶴や周辺地域の観光・道路情報を提供しています。
2023年の年間利用者数は776,380人を記録し人気の観光スポットとなり、駐車場は208台分あり、24時間利用可能なトイレも完備されています。
- 道の駅舞鶴港とれとれセンター
- 道の駅
- 京都府舞鶴市字下福井905番地
- 月・火・木・金09:00 – 17:00土・日・祝日09:00 – 18:00
- 水曜日
- 1000円〜1999円
前島食堂

1967年(昭和42年)に三重県松阪市大河内町で創業した、松阪鶏焼き肉の元祖として知られる老舗店です。
店内は約50席あり、カウンター、テーブル席、小上がりが設けられ、セルフスタイルの焼肉が楽しめる、アットホームな雰囲気の店です。

メニューは若どり、めす、きも、せせりの4種類の鶏肉のみというシンプルで、サイドメニューには白味噌仕立ての「とり野菜」スープ、キャベツ、キムチ、白ごはん、味噌汁があります。
最大の特徴は創業以来変わらない秘伝の赤味噌ダレで、ニンニク入りとニンニクなしが選べ、素材の旨味と甘辛さが絶妙にマッチした味わいが人気です。
地元の人から観光客まで幅広い層に愛され、常に活気のある店内では、七輪を囲んでワイワイと楽しむ様子が見られます。
- 前島食堂
- 鳥料理
- 三重県松阪市大河内町612-1
- 月・火・水・木10:30 – 14:0015:00 – 18:00L.O. 料理17:30土・日・祝日10:30 – 18:00L.O. 料理17:30
- 金曜日
- 1000円〜1999円
ちとせ

1917年(大正6年)に三重県伊勢市岩渕で創業した伊勢うどんの老舗店で、創業から100年以上の歴史を誇り、「伊勢うどん」という名称の由来となった店としても知られています。
地元客や観光客に愛され続けています。食べログの評価も3.58と高く、伊勢市内の伊勢うどん店の中でも指折りの人気店となっています[1]。

5種類の海産節をベースに時間をかけて作る独特の濃厚なタレで、このタレは2時間かけて出汁をとり、4〜5時間寝かせた後、たまり醤油と合わせて1時間煮詰め、さらに3日間寝かせて完成します。
メニューは伊勢うどんを中心に「親子丼」などの丼物も提供し、特に親子丼は上等な鶏肉を使用し、芳醇なダシが特徴です。
お食事処 松の家

1969年(昭和44年)に静岡県浜松市の舘山寺温泉に創業した老舗うなぎ・和食店で、舘山寺ロープウェイの近くにあります。
店内は、テーブル席と小上がりの座敷席があり、地元浜松・天竜材で作られた一点ものの白木テーブルが特徴で、落ち着いた和風の雰囲気で、34席を備えています。

浜名湖産のうなぎのみを使用し、蒸さない関西風の調理法で提供し、看板メニューには白焼きと蒲焼きの2つの味が楽しめる「二色丼」があります。
また、季節限定で遠州灘産の鱧カバ丼(5~10月)や浜名湖産牡蠣の牡蠣カバ丼(11~3月)も人気です。
浜名湖の美味を堪能できる店として知られ、夜のコースではすっぽん料理も提供し、地酒などのアルコールメニューも豊富で、幅広い世代に愛されています。
いも工房 かくたに

2002年頃に静岡県富士宮市のあさぎりフードパークに開業した芋菓子専門店で、富士山の火山灰土壌で育った地元産さつまいもを使用し、6種類のさつまいもを加工しています。
店内はさつまいもスイーツの甘い香りに包まれ、製造工程を見学できるのも魅力で、芋けんぴ作り体験教室も開催しています。

店の特徴は手作りにこだわった多彩な芋菓子で、看板商品の細切り干し芋は、5mm角にカットし、蜜をパウダー状に纏わせる独自の製法で人気です。
他にも芋けんぴ、スイートポテト、芋ようかんなどを提供しています。
下総屋

1932年(昭和7年)に創業した東京都墨田区本所吾妻橋にある老舗の食堂で、東京都指定民生食堂の一つとして知られています。
店内には扇風機が回り、エアコンがなくても不思議と過ごしやすく、壁には昔ながらの短冊メニューと共に、現代的な漫画のポスターも貼られており、時代の重なりを感じさせます。
店内は昭和レトロな雰囲気が漂い、テーブル席が30席ほどあります。特徴的なのは、食器棚に並べられたおかずを自分で選ぶセルフサービス方式です。

メニューには鯖の味噌煮、焼き魚、なす味噌炒め、おひたしなど、昔ながらの家庭料理が並びます。
価格は非常にリーズナブルで、おかずは魚系が300円、野菜系が200円程度です。ご飯の量も選べ、味噌汁付きで750円程度で食事ができます。
- 下総屋
- 食堂、ラーメン、丼
- 東京都墨田区吾妻橋3-2-9
- 月・火・水・木・金・土11:30 – 14:0017:00 – 20:00祝日11:30 – 15:00
- 日曜日
- 〜999円