- 孤独のグルメとは?
- 第1話 東京都清瀬市のもやしと肉のピリ辛イタメ
- 第2話 中央区銀座の韓国風天ぷらと参鶏湯ラーメン
- 第3話 神奈川県足柄下郡箱根町のステーキ丼
- 第4話 東京都八王子市小宮町のヒレカルビとロースすき焼き風
- 第5話 愛知県知多郡日間賀島のしらすの天ぷらとたこめし
- 第6話 東京都江東区木場のチーズクルチャとラムミントカレー
- 第7話 台東区鳥越の明太クリームパスタとかつサンド
- 第8話 杉並区阿佐ヶ谷のオックステールスープとアサイーボウル
- 第9話 渋谷区神宮前の毛沢東スペアリブと黒チャーハン
- 第10話 江東区枝川のハムエッグ定食とカツ皿
- 第11話 大田区蒲田の海老の生春巻きととりおこわ
- 第12話 渋谷区恵比寿の海老しんじょうと焼おにぎり
- SP 真夏の博多出張スペシャル
孤独のグルメとは?

孤独のグルメは久住昌之原作、谷口ジロー作画のグルメ漫画で、主人公・井之頭五郎が一人で訪れる店々で食事を楽しむ様子を描いた作品です。
仕事の合間に立ち寄る店で彼が選ぶ料理や、その味わいを堪能する心の声が見どころで、食事を通じて感じる日常の喜びや発見が共感を呼びテレビドラマ化もされ、松重豊が五郎を演じる姿は人気を博しています。
孤独を楽しむ大人の食事旅に心温まる魅力が詰まっています。
第1話 東京都清瀬市のもやしと肉のピリ辛イタメ

五郎は西武池袋線の清瀬駅に降り立った。商店街に入ると、さっそく焼鳥を焼いている音に気づき振り返る。「・・な~んかいいんじゃないの・・」
その時大橋幸三(志賀廣太郎)から電話があり、待ち合わせ場所がなぜか雀荘にかわる。看板には「健康マージャン」とあるのだが、大橋がまさかの大負けする光景を目にし、ちっとも健康じゃない気分の五郎。
その後大橋の店メガネサロンにて、五郎的には問題なく仕事をこなすとお腹がすいてきた。
駅の近くまで戻ると、店構えにぐっと来た「みゆき食堂」に入る。
みゆき食堂

東京都清瀬市にある大衆食堂で、1970年(昭和45年)に創業し、創業者の尾崎彰一郎さんが西武鉄道を退職後、20歳で開店し、現在は夫婦で切り盛りしています。
店内は相席になることも多く、常連客同士や初めて訪れた客との交流が生まれる温かい雰囲気で、昭和の雰囲気が漂い、壁には手書きのメニューが160種類以上掲示されています。

とんかつ定食やカツカレー、ラーメン、うどん、スパゲティなど、多彩なメニューが特徴です。特に「もやしと肉のピリ辛イタメ」は常連客に人気の一品で、ピリ辛の味付けが食欲をそそります。
清瀬駅から徒歩1分とアクセスも良好で、地元の人々に長年愛され続けている食堂です。
第2話 中央区銀座の韓国風天ぷらと参鶏湯ラーメン

五郎は久々に銀座にやって来た。どんどん変わる街並みに戸惑いつつ、知り合いの笹川仁美(広岡由里子)がベトナム写真展を行うギャラリーを尋ねる。
どら焼きをお土産に持って来たものの、ケーキの方が良かったんじゃないかなどと心配していたが、喜ぶ顔にほっとする。
久しぶりに銀ブラと決め込む五郎。
「三徳堂」の前を通りかかると台湾スイーツとお茶のメニュー、そして「中、涼しいですよ」の声につられ店内へ。台湾仙草と天才花茶を所望、ジャスミンの香りにほっとする。
その後も銀座の路地を思うままに歩いていると突然腹が減った。久しぶりで感が鈍っている五郎が入ったのは韓国料理の小さなお店「なじみ亭」。
三徳堂

銀座駅から徒歩4分とアクセスも良好で、本格的な中国茶や台湾茶を求める人々に親しまれています。
中国茶と台湾茶の専門店で、店主の林恵美さんが「美味しい中国茶、台湾茶と幸せな気分になれるスイーツを伝えたい」という思いから開かれました。
店内には数十種類ものプーアル茶が並び、ヴィンテージものなど珍しいお茶も取り揃え、店主との会話を楽しむことができます。

以前は2階のカフェスペースで中国茶とスイーツを楽しめましたが、現在はカフェ営業を終了し、台湾スイーツなどはテイクアウトで提供しています。
特に夏季限定の台湾風かき氷は人気で、台湾産の完熟マンゴーを贅沢に使用したかき氷などが評判です。
なじみ亭

創業30年以上を誇る韓国家庭料理の店で、ソウル出身のオモニ(母)が一人で切り盛りしています。
新橋駅から徒歩2分とアクセスも良好で、仕事帰りの一杯や本格的な韓国家庭料理を楽しみたい方におすすめの一軒です。

料理は、カウンター越しに並べられた手作りのおばんざいから選ぶスタイルで、チャプチェやキムチ、ナムルなど、多彩な韓国家庭料理を楽しめ、参鶏湯ラーメンや韓国風天ぷらなどが話題となりました。
店内はアットホームな雰囲気で、まるで韓国の実家にいるかのような温かみがあります。
第3話 神奈川県足柄下郡箱根町のステーキ丼

井之頭五郎はこの日、箱根登山鉄道を宮ノ下で下車した。
すっかり夏の山々に気分を良くした時、『いのしし注意』の看板が目に入る。あまり気にせず、目的地へ。「ならやギャラリー」はカフェの2階だった。
店主(土井よしお)と話をし、カフェでコーヒーと「ならやん(ごまあん)」を食して満足の五郎。今回の仕事もうまくいく手ごたえを感じる。
せっかくだからと地図を片手に「ノスタルジック散策路」をぶらつくことに。思いのほか狭い道に迷いそうになりつつ楽しむ五郎だが、人気のない林がガサリと音を立てると、いのししかと体に似合わずおののくのだった。
お腹がすいた五郎が選んだのは地図では一番近いはずの「いろり家」。
NARAYA CAFE (ナラヤ カフェ)

箱根の宮ノ下にあり、約300年の歴史を持つ奈良屋旅館の寮を改装し、2007年9月にオープンしたカフェです。
箱根登山鉄道宮ノ下駅から徒歩すぐの場所にあり、アクセスも良好です。

店内は築50年以上の建物をリノベーションしており、古き良き雰囲気と現代的なデザインが融合した温かみのある空間が広がっています。
特に人気なのは、店先に設けられた無料の足湯スペースで、箱根の自然を感じながらリラックスでき、ひょうたん型の最中「ならやん」など、オリジナルのスイーツやドリンクが揃っており、訪れる人々に癒しの時間を提供しています。
いろり家

箱根登山鉄道宮ノ下駅から徒歩約8分の場所にあり、観光の合間に立ち寄るのにも便利です。
昭和初期に店主の祖母が別荘として建てた建物を利用した、隠れ家的な居酒屋です。

昼は食事処として営業しており、「高級食材をリーズナブルなお値段で」をテーマに、鮑丼や足柄牛サーロインステーキ丼などが人気です。
夜は居酒屋として、地元産や季節の食材を中心に常時20品以上の料理を提供し、厳選された地酒とともに楽しめます。
- いろり家
- 居酒屋、郷土料理
- 神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下296
- 11:30 – 14:00L.O. 13:3018:00 – 23:00L.O. 22:30
- 木曜日
- 2000円〜2999円
第4話 東京都八王子市小宮町のヒレカルビとロースすき焼き風

JR八高線の小宮駅に降り立つ五郎。駅前にお店が何もないことにしばし驚く。
約束の場所で谷村悠哉(野間口徹)と落ち合うと、リフォームを頼まれている空き店舗に向かった。打ち合わせをしていると、谷村の奥さんがお弁当を持ってやってきた。
中身は牛のロースにカルビと豪勢だった。ラブラブな感じで美味しそうに食べる悠哉を見ていたら、無性に腹が減ってくる五郎。
必死に店を探し、ぽつんと立っている「大幸園」という焼肉店を見つけ赤いのれんをくぐると、女将(円城寺あや)とアルバイトの篠(小宮有紗)が出迎えた。
大幸園

創業50年以上の歴史を持つ老舗焼肉店で、JR八高線・小宮駅から徒歩約6分の場所にありアクセスも良好です。
食べログの「焼肉 TOKYO 百名店」に2018年から2024年まで連続で選出されており、その品質の高さが認められています。

メニューの特徴として、厚切りのステーキのような牛タン、ヒレ、ハラミ、カルビなどが挙げられます。
特にヒレ肉は、銀座で食べれば5000円以上はするような旨さと柔らかさと評され、また、チヂミやローストビーフなどのサイドメニューも充実しており、幅広い料理を楽しめます。
地元の人々や観光客に長年愛されている「大幸園」で、上質な焼肉を堪能してみてはいかがでしょうか。
第5話 愛知県知多郡日間賀島のしらすの天ぷらとたこめし

五郎(松重豊)は愛知県の師崎港フェリー乗り場まではるばる、クライアントの山下氏への品を届けにやって来たが、山下はいなかった。うっかり忘れてそこから10分ほどの日間賀島の事務所に行ってしまったという。
夕方まで時間があるため、島へ渡ることを決意し、五郎はフェリーに乗る。
到着してみると、山下はまた別場所へ行ってしまったあとだった。タクシーで追い駆けようとするが、この島にはタクシーはなし。
貸自転車で山下の後を追う五郎。途中で目についた「キッチンBarca」で焼きだこを食べたりしながら島中を捜しまわり、やっと日間賀観光ホテルで山下(徳井優)を捕まえると、やっと頼まれた品を渡した。
ほっとした五郎は急に腹が減り、港の目の前にある食堂「乙姫」に入る。
キッチンBarca

日間賀島東港近くに位置する「島カフェBarca(バルカ)」は、創業60年を誇る老舗の食堂です。
店内は、海を眺めながらゆったりと過ごせるカフェスタイルの雰囲気が特徴で、季節ごとの新鮮な海の幸を楽しめます。

しらすやタコなど地元の食材を活かしたメニューが人気です。
日間賀島を訪れた際には、地元の味覚を堪能できるスポットとしておすすめです。
乙姫

日間賀島にある「乙姫」は、創業60年を誇る老舗の食堂兼民宿で、師崎港から高速船で約10分の距離に位置し、アクセスも良好です。
民宿としても営業しており、最上階の展望大浴場からは海に沈む夕日を眺めながら疲れを癒すことができます。

店内には大型の水槽が設置され、四季折々の新鮮な魚介類を目の前で選ぶことができます。
地元で獲れたタコやエビを使った「たこぶつ定食」や「かき揚げ丼」など、日間賀島ならではの料理が人気です。
第6話 東京都江東区木場のチーズクルチャとラムミントカレー

井之頭五郎(松重豊)が東西線木場駅から出てくると、小雨だった。
橋の向こうのフラワーショップでは女性店長井沢由香里(笛木優子)がかいがいしく働いている。
その店に向かう。五郎は由香里から、シングルマザーの集まるイベントがあり、そこでお花と一緒に渡すプレゼントを探してほしいと頼まれる。
引き受けたものの、独り者の五郎は何を提案していいのか…悩んでいるといつものごとくお腹がすいてきた。
そんな五郎の目の前に「タンドールバル カマルプール」という文字が入ってきた。
タンドールバル カマルプール

2011年6月22日に東京・木場にオープンしたインド料理店で、店名の「カマルプール」はヒンディー語で「蓮の花」を意味しています。
店内にはタンドール窯が設置され、本格的なタンドール料理を提供し、インド人スタッフによる丁寧な接客も評判です。

ランチタイムには、日替わりのカレーセットが人気で、特に「チーズクルチャ」は絶品と評されています。
ディナータイムには、タンドール窯で焼き上げたチキンやラム、シーフードなど、多彩なタンドール料理を楽しめます。
- タンドールバル カマルプール
- インド料理、インドカレー
- 東京都江東区東陽3-20-9 鈴木ビル 1F
- 11:00 – 15:00L.O. 14:3017:00 – 22:00L.O. 21:00
- 年末年始
- 3000円〜3999円
第7話 台東区鳥越の明太クリームパスタとかつサンド

井之頭五郎(松重豊)が大江戸線御徒町駅から出てくる。
今回のクライアント酒井(東地宏樹)から連絡があり、約束の場所がなぜか鳥越神社に変更になった。
趣味のモデルガンを購入したが、奥さんに見つかるとまずいらしい。お気に入りを手に入れ有頂天な酒井と別れ、ちょっと歩くと「おかず横町」に出た。
懐かしい雰囲気に思わず、明日の朝食のおかずにと、漬け物とかぼちゃの煮物を購入する。
と、おなががすいた。店を探そうとしたら、ふと目の前に「ちいさな居酒や まめぞ」を発見。
居酒屋まめぞ

東京都台東区鳥越に位置する小さな居酒屋で、創業から長年にわたり地元の人々に愛されアットホームな雰囲気が漂います。
一人でも気軽に立ち寄れる居酒屋として、多くの人々に親しまれています。

メニューは多彩で、特に「明太クリームパスタ」や「かつサンド」など、洋食の要素を取り入れた料理が人気です。
富山直送の新鮮な魚介を使用した刺身盛り合わせやメンチカツなども評判で、どの料理も手頃な価格で提供されています。
- 居酒屋まめぞ
- 居酒屋、日本料理、洋食
- 東京都台東区鳥越1-1-5
- 月18:00 – 22:00L.O. 21:15火・水・木・金11:30 – 14:00L.O. 13:3018:00 – 22:00L.O. 21:15土18:00 – 21:00L.O. 20:15
- 日・祝日 ※土曜不定休
- 4000円〜4999円
第8話 杉並区阿佐ヶ谷のオックステールスープとアサイーボウル

井之頭五郎(松重豊)は今日の仕事場のあるJR阿佐ヶ谷駅に降り立つ。
パールセンター商店街・ゴールド街・ダイヤ街・スターロードなどの看板にちょっと圧倒される。
ふと通りかかった駄菓子屋「やなぎや」の店頭の10円ゲームで遊ぶ子供を見たら興味が湧き、思わずやってみるが、結果はさんざん。なんとか小さな「きな粉バー」一本をゲットしたところでやめるが、約束の時間に遅れそうになり焦る。
なんとか約束の時間にビリヤード場「Roots」に到着。
支配人の石川(和田聰宏)に、頼まれていたカウンターバーに必要な品リストを見せると、石川はかなり迷っている。
その間ふと五郎はビリヤード台に目をやった。スコーンときれいに落ちる球、球…。
それらを見ていたら急にお腹がすいてしまい、五郎はそそくさとその場をまとめて失礼する。ギラギラと照りつける太陽の下、街をさまよう五郎。
やがてふと「ハワイ」の文字を見つけた。
やなぎや食料品店

東京都杉並区阿佐ヶ谷北に位置する老舗の駄菓子屋で、創業は昭和4年(1929年)です。
当初はパン屋としてスタートし、昭和43年(1968年)頃から駄菓子屋へと変貌を遂げました。
近隣の小学生や中学生が放課後に訪れる姿が見られ、地域のコミュニティの一部としても機能しているため、訪れる際には営業時間を確認することをおすすめします。

懐かしさを感じさせるレトロな雰囲気が漂い、アナログのゲーム機が設置され、。10円を投入して遊ぶことができ、当たりが出ると金券と交換でき、その金券で再度ゲームを楽しんだり、駄菓子を購入したりすることができます。
店先にはスーパーボールやガチャガチャなど、昭和の駄菓子屋らしいアイテムが並び、子どもたちの遊び場として親しまれています。
ヨーホーズ カフェ ラナイ

東京都杉並区阿佐ヶ谷南に位置するハワイ料理専門店で、阿佐ヶ谷駅から徒歩約4分の距離にあります。
店内はハワイの絵や小物が飾られ、リラックスした雰囲気が漂っています。

メニューの中でも特に人気なのは、ハワイで80年以上の歴史を持つオックステールスープで、あっさりとした味わいで、柔らかく煮込まれたオックステールが特徴です。
第9話 渋谷区神宮前の毛沢東スペアリブと黒チャーハン

井之頭五郎(松重豊)は外苑前近くのカフェで、友人の滝山(村田雄浩)と会う約束をしていたのだが、30分待っても来ない。
イライラし出したその時、滝山が明るくやって来た。
バナナのトッピングのパンケーキととコーラを余裕で頼んだりしつつも、五郎に上客の仕事をいくつも紹介してくれた。なんとも食えないやつだった。
その後、神宮球場近辺を歩いていると、甥っ子の太の応援に昔、野球場に行った事をふと思い出す。
あまりに暑く、近くに座っていたオヤジ(丹古母鬼馬二)がシャツを脱いだのにつられて五郎も上半身裸になって応援したこと、そして炎天下でウインナーカレーを食べたことも思い出した。
するといつものごとくお腹がすいた五郎は、なにか熱いものを入れたくなった。ふと「家庭料理鉄板中華」の看板が目に留まった。
鉄板…?店内に入ると、気さくな店主(モロ師岡)が五郎を招き入れた。
シャンウェイ本店

東京都渋谷区千駄ヶ谷に位置する四川料理の名店です。
オーナーシェフの佐々木孝昌氏が25年前に上海で見た鉄板で調理する料理人の姿に感銘を受け、その技法を再現すべく開店しました。

店内は、鉄板で調理される料理の香りと音が楽しめる活気ある雰囲気で、「毛沢東スペアリブ」や「鉄板餃子」などが人気メニューとして知られています。
2021年9月1日に代々木駅近くに移転し、新しい店舗として営業しています。
- シャンウェイ本店
- 四川料理
- 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-29-12 北参道ダイヤモンドパレス 1F
- 11:30 – 14:3017:00 – 22:00
- 日曜日
- 6000円〜7000円
第10話 江東区枝川のハムエッグ定食とカツ皿

いつも急発注をする顧客から、今日もまた突然ワイングラスの注文が入った。
しかも2時間後までに届けてほしいと言われ、大慌てで愛車で倉庫へ向かう井之頭五郎(松重豊)。
枝川の倉庫を探すと商品が見つかり、なんとか時間までに届ける。その後荒しまくってしまった倉庫整理のため、蒸し風呂のように暑い倉庫で段ボール等と戦っていると、倉庫の管理人・川本(笹野高史)がスイカと塩を持ってきてくれた。
「ウマイ!」久しぶりに塩をかけて食べるスイカになにか懐かしさを覚える五郎。
そんな五郎を優しく見ている川本。
「…ボチボチが一番だよ。忙しすぎてもロクなことないからね…。女にモテすぎる奴も、金持ち過ぎる奴もダメ。だって腹立つでしょ?」なんて会話を楽しくしみじみとしたり。
その後また倉庫整理を始めるもののお腹がすきだし、先ほど通りかかった一軒の店「アトム」のことが気になりだす五郎。
レストラン アトム

東京都江東区枝川に位置する老舗の洋食店で、創業から長年にわたり地元の人々に愛されてきました。
店内は、木目調のインテリアと落ち着いた照明が調和し、温かみのある雰囲気が漂っています。

メニューは豊富で、特に「ハムエッグ定食」や「カツ皿」などの定食メニューが人気です。
ランチタイムには「カツカレー」や「オムライス」など、ボリューム満点なメニューも提供され、価格はリーズナブルで、コストパフォーマンスの高さが魅力です。
第11話 大田区蒲田の海老の生春巻きととりおこわ

井之頭五郎(松重豊)は久々蒲田駅にあるとある事務所に向かう。
到着すると今日のクライアントの社長がまだ出先から帰っていなかった。応接室で待っていると、やや熟年の事務員、白鳥美麗(伊佐山ひろ子)がお茶を持ってやって来た。
「言われた通りにするなら、入社一年目の子でもできますよね…」白鳥はお茶を出した後もその場を離れず、五郎の提案書を見ては、さも正論を言っている風に難癖を付け出した。
その自信あふれる言いように、さすがに五郎も自信をなくして来た頃、やっと社長が帰って来た。五郎は自信なさげに提案書を見せるのだが…。無事商談したら腹が減って来た。
蒲田の町を歩き回っていると、ふと「ベトナムふるさとの味」という文字が。「そそるじゃないか…」五郎がその「THITHI」という店に入ると、お店の人もお客さんも皆ベトナム人。
THITHI(ティティ)

東京都大田区蒲田に位置するベトナム料理店で、創業から長年にわたり地元の人々に愛されています。
店内は、ベトナムの伝統的な装飾が施され、落ち着いた雰囲気が漂っています。

メニューは豊富で、特に「生春巻き」や「フォー」などの定番メニューが人気で、価格はリーズナブルで、コストパフォーマンスの高さが魅力です。
ランチタイムには「カレー」や「ビーフン」など、ボリューム満点なメニューも提供されています。
- THITHI(ティティ)
- ベトナム料理、カレー、居酒屋
- 東京都大田区蒲田5-26-6B1
- 火・水・木・金16:00 – 22:00土・日12:00 – 22:00
- 月曜日
- 1000円〜1999円
第12話 渋谷区恵比寿の海老しんじょうと焼おにぎり

井之頭五郎(松重豊)は恵比寿駅に降り立った。
えびす様の福耳に今更ながら感心しながら歩き、恵比寿神社を通りかかった時、年配の男性(石橋蓮司)が100円ライターを落とした。
「落としましたよ」と拾ってやると、「高かったんだよ」と礼を言って去っていく。
その後五郎は、ある喫茶店のマスター(小林賢太郎)と商談する。「オブジェじゃないオブジェ」がほしい、とまた面倒なことをいう。
「コーヒーをワイングラスで飲んでもワイングラスであって、コーヒーグラスではない」「徳島県出身の香川さんがいれば、香川県出身の徳島さんもいる」などと、会話は底なし沼に…。そのうち煙草を使った手品を始めるが…。
すっかりイラついた五郎は腹が減り、店を探す。
ある良い雰囲気の居酒屋の店先に先ほどの男性がいた。
その店「さいき」の大将(石橋蓮司)だった。ビールぐらいならごちそうすると言われ、下戸だと白状するが、「まあいいじゃない。食ってきなよ」と引っ張られる。
さいき

東京都渋谷区恵比寿西1丁目にある老舗の居酒屋で、1948年(昭和23年)に創業し、作家や政治家など多くの著名人が常連客として通っていました。
その建物は現在も使用されており、外観と店内は昭和の風情を色濃く残しています。

店内は木造の一軒家で、1階が店舗、2階が住居となっており、温かみのある雰囲気が漂っています。
名物の「海老しんじょう」や「アジフライ」、「牛もつ煮込み」など、素朴ながら美味しい料理が提供されています。
2023年5月31日に閉店し、75年の歴史に幕を閉じました。
SP 真夏の博多出張スペシャル

久しぶりの遠方出張、九州は福岡県、博多にやって来た五郎。まずは友人の奥村(中村ゆうじ)の店、「節句人形おくむら」を訪ねた。
元気で地元で頑張っている友人にほっとすると、小腹がすいた。仕事前になにか入れようと思い、目に留まったうどんの店に入ると、イイ雰囲気のオヤジ(小松政夫)に出迎えられた。
その慣れた手つきに見とれているうちに出て来た「丸天うどん」は格別だった。
その後商工会議所に行くと、久々大勢の前でプレゼンだ。ちょっと緊張しつつもなんとか終えるが、隣に座っていた担当の職員(中村靖日)が寝ていた…。
大仕事をなんとかうまく乗り切った五郎は、せっかくだからと中洲調査に繰り出す。
これまたイイ感じの店の女将(りりィ)が五郎に声をかけてきた。うっかりその店に入ってしまうが、そこでは博多弁の嵐が吹き乱れていた。
みやけうどん

福岡市博多区上呉服町にある老舗のうどん店で、1954年(昭和29年)に創業し、博多の伝統的な味を守り続け、地元の人々に愛されてきました。
店内は昭和レトロな雰囲気が漂い、厨房には大きな釜があり、歴史を感じさせる佇まいです。

メニューはシンプルで、うどんとそばが各300円、トッピングは各80円で提供されています。
注文が入ると、一度茹でられた麺を大釜で温め、徳利で温められたダシを注ぎ、トッピングをのせて完成します。
この迅速な提供方法は、せっかちな博多っ子の胃袋を支える究極のスタイルとして知られています。
一富

福岡市博多区中洲に位置する老舗の小料理店で、創業から50年以上の歴史を持ち、中洲で最も古い小料理屋として知られています。
店内は昭和の風情を感じさせる落ち着いた雰囲気で、常連客が多く、和やかな会話が交わされる空間です。

メニューは豊富で、特に「鯖ごま」や「鯖納豆」、「変わり茶碗蒸し」、「若どりのスープ炊き」などが人気で、中洲の繁華街に位置し、アクセスも良好です。