- 孤独のグルメとは?
- 第1話 埼玉県上尾市本町の肩ロースかつ定食
- 第2話 東京都世田谷区経堂の一人バイキング
- 第3話 東京都港区南麻布のチョリソのケソフンディードと鶏肉のピピアンベルデ
- 第4話 群馬県甘楽群下仁田町のタンメンと豚すき焼き
- 第5話 東京都荒川区三河島の緑と赤の麻婆豆腐
- 第6話 千葉県浦安市の真っ黒な銀だらの煮付定食
- 第7話 東京都墨田区東向島の納豆のピザと辛いパスタ
- 第8話 東京都中野区百軒横丁のチキン南蛮と地鶏もも串
- 第9話 韓国チョンジュ市の納豆チゲとセルフビビンバ
- 第10話 韓国ソウル特別市の骨付き豚カルビとおかずの群れ
- 第11話 千葉県千葉市の特性ニンニクスープと生鮭のバター焼き
- 第12話 東京都中央区八丁堀のニラ玉ライスとエビチリ
- SP 京都・名古屋出張編 生放送でいただきます!
孤独のグルメとは?

孤独のグルメは久住昌之原作、谷口ジロー作画のグルメ漫画で、主人公・井之頭五郎が一人で訪れる店々で食事を楽しむ様子を描いた作品です。
仕事の合間に立ち寄る店で彼が選ぶ料理や、その味わいを堪能する心の声が見どころで、食事を通じて感じる日常の喜びや発見が共感を呼びテレビドラマ化もされ、松重豊が五郎を演じる姿は人気を博しています。
孤独を楽しむ大人の食事旅に心温まる魅力が詰まっています。
第1話 埼玉県上尾市本町の肩ロースかつ定食
その日、井之頭五郎は上尾駅に降り立った。仕事前だというのに、五郎のお腹はトンカツモード。
昨日トンカツが食べたかったのに食べられなかったため、今日はどうしても食べたいのだ。
ご夫婦(木野花・山上賢治)で営んでいる着物の「新井屋」での仕事を終えると、五郎はトンカツを食べられる店を探すが、なかなか見つからない。
「上尾市民はどこでトンカツを摂取しているんだ・・・」などと呟きつつ、小さな路地に入っていくと、「食堂」の文字が目に入った。
キセキ食堂の方に歩いていき看板を見る。
キセキ食堂

埼玉県上尾市本町3丁目11-13にある精肉店直営のとんかつ専門店です。
JR高崎線上尾駅東口から徒歩約11分の距離にあります。

看板メニューは「上キセキカツ定食」で、肩ロース肉を独自の「低温熟成」技術で調理し、柔らかくジューシーな食感を実現しています。の調理法により、肉の中心がピンク色に仕上がりますが、しっかりと火が通っており、安全にお召し上がりいただけます。
その独特の調理法と味わいで多くの人々に愛されています。尾を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
第2話 東京都世田谷区経堂の一人バイキング
井之頭五郎(松重豊)は、仲間テニスを楽しむ中西哲夫(大和田獏)をコートで待っていた。
このあと商談するためだ。試合を終えた中西は、球技が苦手な五郎に「やらず嫌いはもったいない」とテニスを勧められて素振りをしてた五郎。
急にエア・ケイを振られるが解らずその場を盛り下げてしまう事態に…。
商談後、五郎は中西に最寄り駅の経堂までの地図を書いてもらうが、どうにもわかりづらい。
ようやく目印の坂を見つけた五郎は、安心したせいか急に空腹を感じる。しかしここは住宅街。店を見つけるのを諦めようとしたその時、
一軒家にしか見えない店(マッシーナメッシーナ)を偶然発見する。しかもメニューはバイキング一択!
マッシーナ メッシーナ

東京都世田谷区宮坂1丁目にある一軒家レストランで、最寄り駅は小田急線「経堂駅」から徒歩約8分、または東急世田谷線「宮の坂駅」から徒歩約8分の場所にあります。
店内は、テーブル席や掘りごたつ席など全16席があり、家庭的で温かみのある雰囲気が特徴です。

提供される料理は、和洋中の手作り家庭料理が中心で、特にギニアの家庭料理「マフェ」や、ふわふわの玉子焼きなどが人気です。
そのアットホームな雰囲気と多彩な料理で多くの人々に親しまれています。
第3話 東京都港区南麻布のチョリソのケソフンディードと鶏肉のピピアンベルデ
井之頭五郎(松重豊)は、久しぶりに広尾駅に降り立った。
垢抜けた街並みの中に、以前見かけた銭湯を見つけホッとする。そのままグローバルキッズスクールへ。そこでは外国人の子供達がたくさん遊んでいた。
クライアントの山本キャサリン(豊田エリー)は、毎月開いている誕生日パーティーのプレゼントに、誕生日の子が生まれた国のアンティークトイをプレゼントしたいので、探してほしいと言う。
五郎が誕生日の子たちのことを尋ねたりしていると、子供たちがお腹が空いたと騒ぎ出した。
その光景を見ているうちにお腹がすいてきた五郎は、仕事を終えるとすぐに店を探し出すが、その近辺ではなかなか見つからない。
しばらくして半地下のメキシコ料理店を見つけ、入ってみる。
サルシータ

1999年8月に東京・恵比寿で創業し、2007年8月に広尾へ移転した本格メキシコ料理店です。
広尾駅から徒歩1分の場所に位置し、店内はカラフルなインテリアやメキシコの写真、ルチャリブレのマスクなどが飾られ、メキシコの雰囲気を感じられる空間となっています。
化学調味料を使わず、メキシコから直輸入したスパイスを使用し、素材の味を引き出した料理は、多くの支持を集め、プレミアムテキーラも豊富に取り揃えており、料理と共に楽しむことができます。

メキシコで修行を積んだ店主が手掛ける本場の味が特徴で、定番のタコスやブリトーはもちろん、ユニークな地方料理や日本の旬の食材とメキシコの香辛料を組み合わせた創作料理も提供しています。
ランチタイムには、エンチラーダやタコスなどのセットメニューがサラダとドリンク付きで1,000円から提供されており、味・ボリュームともに満足できる内容です。
ディナータイムには、豊富なメキシコの郷土料理や良質なテキーラを楽しむことができ、メキシコ料理初心者からコアなメキシコ通まで幅広く楽しめるお店となっています。
- サルシータ
- メキシコ料理
- 東京都港区南麻布4-5-65 広尾アーバンビル B1F
- 火・水・木・金11:45 – 14:15L.O. 13:4517:30 – 23:00L.O. 22:00土・日11:45 – 14:30L.O. 14:0017:30 – 23:00L.O. 22:00
- 月曜日
- 6000円〜7000円
第4話 群馬県甘楽群下仁田町のタンメンと豚すき焼き
仕事で群馬県の下仁田駅に降り立った井之頭五郎(松重豊)。
早く着いてしまったため、昭和レトロな街並みを歩くことに。しばらく歩くと渋い面構えの中華料理店(一番)を発見する!
仕事前なのに思わず雰囲気と空腹で店内へ…。
五郎は ひと目で“うまい”とわかるタンメンと餃子を注文し 店員の沼田(戸塚純貴)が運んできた。
空腹を満たした五郎が向かったのは、インテリアを任されたカフェの下見。大正時代のレンガ倉庫を改装して店舗にするのだという話を聞きながら、五郎はその雰囲気を確かめる。
ひと通り確認を終えた五郎は一路東京へ戻るため下仁田駅に向かうが次の電車は30分後だと車掌(正名僕造)に聞き、ベンチで寝入ってしまいさらに電車を乗り過ごすことに。
トラブルに負けじと、晩飯を食べて帰ることにした五郎。頭に浮かんだのは、タンメンと餃子を食べた中華料理屋【一番】の隣にあったすき焼き店「コロムビア」だ。
一番

群馬県甘楽郡下仁田町にある食堂「一番」は、昭和39年(1964年)に創業し、上信電鉄・下仁田駅から徒歩約3分の場所にあります。
店内はL字型のカウンター席が特徴で、昭和の雰囲気を色濃く残し、赤いカウンターやレトロなコップなど、懐かしさを感じさせる内装が魅力です。

看板メニューは「タンメン」と「餃子」で、特にタンメンは、キャベツやもやしなどの野菜がたっぷり入った一品で、餃子は注文を受けてから皮を伸ばし、餡を包む手間を惜しまないスタイルで、カリッとした食感とモチモチ感が楽しめます。
現在は2代目店主が伝統の味を守りつつ、地元の常連客や観光客を温かく迎え、昭和の雰囲気漂う店内で、心温まる一品を楽しめるお店です。
- 一番
- 食堂、中華料理、かつ丼
- 群馬県甘楽郡下仁田町下仁田362
- 11:30 – 14:0017:00 – 20:00
- 3の付く日(3日・13日・23日)、臨時休業あり
- 1000円〜1999円
コロムビア

群馬県甘楽郡下仁田町にある「コロムビア」は、大正元年(1912年)創業の老舗すき焼き店で、下仁田駅から徒歩約4分の場所にあります。
店内は、昭和の雰囲気を色濃く残す趣のある佇まいで、座敷席が中心でカラオケ設備も備えられており、宴会などにも利用可能です。

地元産の下仁田ポークを使用した「豚すき焼き」ですが、価格はリーズナブルで、上州牛を使用した「牛すき焼き」も提供しており、地元の新鮮な食材を活かした料理が特徴です。
特に、下仁田名産のネギやこんにゃくを使用したすき焼きは、地元ならではの味わいを楽しめます。
第5話 東京都荒川区三河島の緑と赤の麻婆豆腐
三河島駅周辺の商店街を闊歩していた井之頭五郎(松重豊)は、思わず焼き鳥店の前で足を止める。
そこには店主と客が談笑する昔ながらの光景が。五郎は店先で焼き鳥を美味しそうに頬張る男の子を見つめてしまいそんな五郎に男の子は焼き鳥を差し出し危うく手を伸ばそうとするが…そこは大人の対応、後ろ髪をひかれながらも商談先へと向かう。
この日向かったのは商店街のとある空き店舗。
ここでお菓子の量り売りの店を出そうとしている杉本(中山忍)からの依頼で子供も来れるお店を作りたいと内装デザインの依頼だった。
商談も終わり帰り支度をしていると、杉本から渡されたのは「キムチ」近くに美味しい専門店もあると五郎の頭の中は韓国モードに…。
キムチ片手に大通りに歩を進めた五郎は専門店で新たなキムチを追加購入し、改めてお腹を満たしてくれるお店を探すことに。
路地裏を歩いていた五郎は『麻婆豆腐専門店』と書かれた軒屋根を発見する。
眞実一路

「眞実一路」は、2015年10月に東京・三河島で開業した麻婆豆腐専門店で、JR常磐線「三河島駅」から徒歩約2分の場所にあります。
壁には店名の由来である「真実一路」の書が掲げられ、店主のこだわりを感じさせます。

看板メニューの「五味一体麻婆豆腐」は、麻(痺れる辛さ)、辣(唐辛子の辛さ)、香(香辛料の香り)、熱(熱さ)、色(鮮やかな色彩)の五つの要素を融合させた一品で、辛さは5段階から選べます。
にも、黒(中国たまりと醤油ベース)、白(鶏だし風味)、緑(野菜ペースト入り)、燻製(サクラ燻製の香り)など、独創的な麻婆豆腐が揃い、点心や前菜も豊富に取り揃えており、春巻きや餃子、シュウマイなども楽しめます。
甕出しの生紹興酒や中国茶などのドリンクも充実しており、料理と共に堪能できます。
- 眞実一路
- 中華料理
- 東京都荒川区西日暮里1-4-12 コーポこだま 102
- 11:30 – 14:30L.O. 14:0017:00 – 22:00L.O. 20:00
- 日・祝日
- 2000円〜2999円
第6話 千葉県浦安市の真っ黒な銀だらの煮付定食
この日の商談先は千葉県浦安市にあるペットギャラリー、予定より少し早く着いてしまった井之頭五郎(松重豊)。
取引先のお店には誰もおらず時間を潰しがてら、あまりの可愛さに思わず手を伸ばし小型犬を愛でていた。
とその時、店長の奥田(ふかわりょう)と店員が店に戻り、五郎は不審者の如く怪しまれてしまうが、なんとか誤解は晴れ優柔不断な店長とも商談は速やかに成立した。
ひと仕事終え空腹になった五郎は、ランチを求めて浦安の街へ繰り出す。
海が近い浦安なら新鮮な魚を扱っているお店があると思い歩を進めるが、お昼に営業をやっていない店ばかりで路頭に迷っていた。そんな折、視線の先に“魚や”と書かれた食事処「羅甸(ラテン)」の看板が目に留まり期待値があがった五郎は店内へ。
羅甸(らてん)

千葉県浦安市にある「羅甸(らてん)」は、鮮魚料理が評判の食事処で、店名は「ラテンアメリカ」の「ラテン」を漢字で表記したもので、店主夫妻の共通の趣味であるラテンダンスに由来しています。
最寄り駅の浦安駅から徒歩約10分の住宅街にあり、緑のアクセントが特徴的なスナック風の外観が目を引きます。

看板メニューの「銀鱈の煮つけ」は、ソフトボールほどの大きさの真っ黒な塊で提供され、その見た目のインパクトから「幻の真っ黒な銀だらの煮付定食」とも称されています。
しかし、一度箸を入れると、脂の乗った純白の身が現れ、煮汁との絶妙な調和を楽しめます。
第7話 東京都墨田区東向島の納豆のピザと辛いパスタ
井之頭五郎は、なんだか古く味のある町、東向島を訪れ、駅近の魚八栄五郎という総菜屋の主人、佐々木(伊藤克信)を訪ねた。彼はとあるブログに写り込んでいる卓上チェストを探していたのだが、どうしても見つからないという。
五郎は自信はないものの、知り合いたちにメールで尋ねてみることに。
仕事が終わると腹が減り、店を探す。
しばらく狭い路地などを彷徨った後、カトリカというイタリアンレストランを見つけた。
窯がある。これはと思い入ってみると、店内はかなりこじんまりしていた。
カトリカ

東京都墨田区東向島にあるピザとパスタを中心としたイタリアンレストランで、店名は、オーナーシェフの森山東氏が修行を積んだイタリア北東部の都市「カトリカ」に由来しています。
当初はテイクアウト専門店として営業を開始し、後にイートイン形式のレストランへと形態を変え、壁には写真が多数飾られ、家庭的なイタリアンの雰囲気を醸し出しています。

生地の低温発酵にこだわったピザが挙げられます。イタリア産の小麦を使用し、少量のイースト菌で夏は24時間、冬は48時間じっくり低温発酵させることで、酵母特有の香りを抑え、小麦本来の風味を引き出しています。
特に「納豆ピザ」は、納豆、卵、海苔を組み合わせたユニークな一品で、テレビ番組『孤独のグルメ Season7』でも紹介され、一躍有名になりました。
第8話 東京都中野区百軒横丁のチキン南蛮と地鶏もも串
井之頭五郎(松重豊)にとってなじみの街・中野。
だが仕事でやってきたこの日は、あまり知らない中野ブロードウェイを歩いていた。
待ち合わせ時間も迫り、迷った五郎が商談相手・丸山(角田晃広)に連絡すると、約束の時間なのになぜかラーメンを食べていて…。
ハプニングはあったものの、思いがけず大口契約が決まり意気揚々とお祝いの宴に見合う店を見極めようと、食のジャングルと化した中野の街を探り始める。
下戸の五郎には入りづらい店が並ぶ居酒屋街・百軒横丁の中で、五郎の空腹を逆なでするメニューが書かれた宮崎郷土料理店【炭火やきとり 泪橋】を発見する。
炭火やきとり 泪橋

2008年に東京・中野で創業した宮崎料理と焼き鳥、やきとんを提供する居酒屋で、店名は、漫画『あしたのジョー』に登場する台東区の「泪橋」に由来しています。
JR中央線・総武線「中野駅」北口から徒歩約5分の場所にあり、店内はカウンター席とテーブル席を合わせて約8席のこぢんまりとした空間で、アットホームな雰囲気が漂います。
壁には『あしたのジョー』や『孤独のグルメ』の額が飾られ、昭和の風情を感じさせます。

看板メニューの「チキン南蛮」は、サクサクの衣とジューシーな鶏肉に、特製の甘酢ダレとタルタルソースが絶妙に絡み合う一品です。
新鮮な鶏刺身の盛り合わせや、炭火で焼き上げた地鶏もも串、豚もつ焼きなど、多彩なメニューが揃っています。
第9話 韓国チョンジュ市の納豆チゲとセルフビビンバ
井之頭五郎(松重豊)は、商用で初、韓国のソウルにやって来た。
今回のクライアントは商社を営むイム社長(ソン・シギョン)。韓国のアンティークや伝統工芸をヨーロッパで販売したいので、これから全州に行って商品を直接見て確認してきてほしいというのだ。
五郎は一瞬ためらうが、部下のパク・スヨン(パク・チョンア)をアシスタントにつけるというので、行ってみることにした。
全州に到着すると、早速韓国傘工房や南部市場で伝統的な装飾家具の店などを訪れる五郎。
そんなことをしているうちに、お腹が空いた。パク・スヨンが事務所の部屋で資料をまとめる間に、五郎はトバンという店を見つけると、勇気を出して入ってみる。
토방(トバン)

全羅北道全州市にある「토방(トバン)」は、地元で愛される韓国料理店で、長年にわたり営業を続け、地元住民や観光客に親しまれています。
店内は伝統的な韓国の雰囲気を感じさせる温かみのあるインテリアで、木材を多用した内装や韓国の伝統的な装飾が施され、居心地の良い空間が広がっています。
全州は韓国の伝統文化が色濃く残る都市であり、「토방」はその魅力を体験できる場所の一つです。地元の食材を活かした料理と温かみのある雰囲気で、訪れる人々に満足感を提供しています。

「토방」の特徴は、全州ならではの郷土料理を提供している点で、特に、納豆チゲやセルフビビンバが人気メニューとして知られています。
納豆チゲは、発酵食品である納豆を使用したチゲで、独特の風味と深い味わいが特徴です。セルフビビンバは、自分で好きな具材を混ぜ合わせて楽しむスタイルで、新鮮な野菜や具材が豊富に提供されます。
第10話 韓国ソウル特別市の骨付き豚カルビとおかずの群れ
井之頭五郎(松重豊)は全州(チョンジュ)から戻ると、イム社長(ソン・シギョン)にパク・スヨン(パク・チョンア)とともに韓国伝統工芸のリサーチの結果を報告した。
好感触にほっとする五郎だが、帰り際に会議室で社員たちが食べている韓国風中華のチャンポンやジャジャ麺などを目にし、お腹が空いてたまらなくなった。
近辺を歩き回ると、匂いといい佇まいといい、良さげな焼肉店を見つけた。言葉はわからないものの、店に飛び込む。
종점숯불갈비(チョンチョムスップルカルビ)

全羅北道全州市にある「종점숯불갈비(チョンチョムスップルカルビ)」は、地元の人々に愛される豚カルビ専門店です。
お店の外観は素朴で伝統的な雰囲気を醸し出し、内装は居心地が良く家庭的な雰囲気が漂い、このような雰囲気は、訪れる客にまるで自宅で食事をしているかのような快適さを提供します。

看板メニューの豚カルビは、控えめな甘さのタレで味付けされ、炭火で焼き上げられることで豊かな風味が楽しめます。
特にキムチをはじめとする副菜は、店主が直接漬け込んだもので、新鮮で丁寧な味わいが好評です。
これらの特徴から、「종점숯불갈비(チョンチョムスップルカルビ)」は地元住民だけでなく、全州を訪れる観光客にもおすすめの名店として知られています。
第11話 千葉県千葉市の特性ニンニクスープと生鮭のバター焼き
井之頭五郎(松重豊)の予定はこの日もぎっしりだった。
千葉駅近くでひと仕事を終え、すぐに2駅となりの西登戸駅へ移動。
商談相手の風貌はインド人でも言葉は関西弁のインド料理店店長・坂田(植野行雄)からの依頼だ。
バイトの不手際で食器をすべて買い直すはめになったのだが、五郎はスパイスの香りに心を奪われてしまい、商談中にも関わらず上の空で…。
カレーの誘惑攻撃にあった五郎は、商談を終えるや否やカレーを注文するが、この日はあいにく定休日。
仕方なくインド料理店を出ると、すぐに洋食屋 【味のレストラン えびすや】 の立て看板を発見する。
味のレストラン えびすや 幸町店

「味のレストラン えびすや 幸町店」は、千葉市美浜区幸町にある老舗の洋食店で、創業年は1975年(昭和50年)です。
看板メニューの「にんにくスープ」は、スライスしたにんにくと鶏ガラスープ、半熟玉子を組み合わせた一品で、滋養強壮にも効果があると評判です。

「生鮭のバター焼き」は、脂の乗った鮭をバターで焼き上げ、自家製タルタルソースとともに提供されます。
その他にも、サーロインステーキやハンバーグ、ビーフシチューなど、多彩なメニューが揃っています。
ランチタイムには、日替わりランチやパスタなど9種類から選べるメニューが提供され、休日のホリデーメニューには名物の「にんにくスープ」が付くセットもあります。
ディナータイムには、ハンバーグやステーキなどのコースと、ビーフシチューやオーブン焼きなどの単品メニューも楽しめます。また、デザートやドリンクも充実しています。
- 味のレストラン えびすや 幸町店
- 洋食、ハンバーグ、ステーキ
- 千葉県千葉市美浜区幸町1-18-1
- 11:20 – 15:00L.O. 14:0018:00 – 21:30L.O. 20:30
- 月曜日
- 3000円〜3999円
第12話 東京都中央区八丁堀のニラ玉ライスとエビチリ
京橋で仕事を終え次の目的地・八丁堀へ徒歩で向かう井之頭五郎(松重豊)。
商談相手は八丁堀のライブハウス店長・五十嵐(大友康平)だ。実は4年前、五郎は五十嵐から無茶なオーダーを受けていた。本人は酔って覚えていないというが、今回はどんな無茶ぶりが…?
懐かしい人との商談を終え、五郎は昼食の店探しを始めるが、オフィス街の八丁掘と場所柄もあって高級店ばかり。
そんな折、求めていた“庶民めし”にぴったりな中華店【中華シブヤ】を発見する。
中華シブヤ

「中華シブヤ」は、東京都中央区八丁堀にある老舗の中華料理店で、1970年代から営業を続けていました。
特に「ニラ玉ライス」が名物で、多くの人々に愛されていました。しかし、2018年9月28日に閉店しました。

店内は、昭和の雰囲気を色濃く残すアットホームな空間で、常連客と店主の温かな交流が感じられました。
メニューはシンプルで、ラーメンやチャーハン、餃子など、庶民的な味わいが特徴でした。特に「ニラ玉ライス」は、シャキシャキのニラとふわふわの卵が絶妙なバランスで、多くのファンを魅了していました。
SP 京都・名古屋出張編 生放送でいただきます!

ある真夏の日、井之頭五郎(松重豊)はうなぎ屋にいた。他の客のうなぎは次々に出てくるのに、五郎にはなかなか出てこない。しばらくしてやっと出てきた。嬉しさにお重の蓋を開けると、なんと中身が入っていない!
焦ったところで五郎は目が覚めた。夢だったのだ。
五郎は大晦日の夜、葛飾区柴又の「亀屋本店」の店主、前田(伊東四朗)との商談にやってきたのだが、前田が仕事まわりからなかなか帰って来ず、待っているうちに居眠りしてしまったのだ。夢に見るほどうなぎが食べたかったのか、と自分に呆れる五郎。前田を待っている間ストーブに当たりすぎて体が熱くなった。屋上に出て風に当たっていると、前田がやってきた。
思えば今年も慌ただしい年末だった。
12月30日、出張先の京都で、五郎はうなぎ屋の文字を見かけ、無性にうなぎが食べたくなった。だがランチタイムを過ぎており、すぐに食べられる店が見つからない。
小皿から家具まで木製の商品を扱う店舗兼ギャラリーの管理人、鈴川江梨子(鶴田真由)との商談を済ませると、再び鰻屋を探す。
しかしどうにも見つからず、住宅街に迷い込んでしまった。お腹が空き過ぎてもうなんでもよくなってきたその時、縄のれんの「梨門邸」という店の前を通りかかった。
入り口のメニューに「昼ごはん・うな重」の文字を見つけ、迷わず入る。
梨門邸

「梨門邸(なしもて)」は、京都市左京区浄土寺上南田町に位置する隠れ家的な居酒屋で、炭火焼き料理を中心としたメニューが特徴です。
店内は、炭火の焼き場を囲むカウンター席のみの構成で、アットホームな雰囲気が漂います。このスタイルにより、目の前で調理される料理を楽しみながら、店主との会話も楽しめます。

メニューは、季節ごとに変わる新鮮な魚介類や肉類を炭火で焼き上げた料理が中心で、特に「ぐじの土鍋ご飯」は、テレビ番組『孤独のグルメ』でも紹介され、人気を博しています。
また、竹の筒に入った日本酒を提供するなど、趣のある演出も魅力の一つです。
台湾ラーメン光陽

「台湾ラーメン光陽(こうよう)」は、名古屋市西区比良にある中華料理店で、特に「台湾ラーメン」で知られています。
店内はカウンター席とテーブル席を合わせて30席を有し、アットホームな雰囲気が漂います。一人でも気軽に訪れることができ、家族連れや友人同士での利用にも適しています。

看板メニューの「台湾ラーメン」は、辛さを「アメリカン」「ノーマル」「ちょい辛」「中辛」「激辛」の5段階から選ぶことができ、辛さの調節が可能です。
また、「ピリカラにんにく炒飯」や「酢鶏」などの一品料理も人気で、特に「五郎さんセット(台湾ラーメン、ピリカラにんにく炒飯、酢鶏ハーフ)」は、テレビ番組『孤独のグルメ』で紹介され、多くのファンに支持されています。
うなぎ・日本料理 ゑびす家

東京都葛飾区柴又にある老舗の川魚料理店で、創業は天明年間(1780年代)と伝えられています。
大正初期に建てられた築100年を超える木造建築の店内は、歴史と風情を感じさせる落ち着いた雰囲気です。
店内には100名収容可能な大広間や池を臨む小座敷などの個室が完備されており、ご家族のお食事や大人数での会席にも対応しています。

看板メニューの「うな重」は、ふっくらとした食感と甘辛いタレが絶妙なバランスで、多くの客に愛されています。
また、「川魚御膳」では、うなぎの蒲焼きに加え、鯉の洗いや鯉こく、草だんごなど、柴又ならではの川魚料理を一度に楽しむことができます。
- うなぎ・日本料理 ゑびす家
- うなぎ、日本料理、居酒屋
- 東京都葛飾区柴又7-3-7
- 11:00 – 19:00L.O. 18:30
- 食べログに掲載なし
- 4000円〜4999円