- 孤独のグルメとは?
- 第1話 大阪府美章園のお好み焼き定食と平野の串かつ
- 第2話 東京都新宿区淀橋市場の豚バラ生姜焼定食
- 第3話 東京都目黒区三田のチキンと野菜の薬膳スープカレー
- 第4話 東京都東大和市の上タンシオとカイノミ
- 第5話 東京都世田谷区太子堂の回転寿司
- 第6話 東京都新宿区高田馬場のシャン風豚高菜漬炒めと牛スープそば
- 第7話 東京都渋谷区道玄坂の皿うどんと春巻き
- 第8話 東京都台東区御徒町のラム肉長葱炒めとスペアリブ
- 第9話 東京都品川区旗の台のサルスエラとイカ墨のパエリア
- 第10話 千葉県富津市金谷のアジフライ定食
- 第11話 東京都文京区茗荷谷の冷やしタンタン麺と回鍋肉
- 第12話 東京都品川区五反田の揚げトウモロコシと牛ご飯
- SP 大晦日スペシャル ~食べ納め!瀬戸内出張編~
孤独のグルメとは?

孤独のグルメは久住昌之原作、谷口ジロー作画のグルメ漫画で、主人公・井之頭五郎が一人で訪れる店々で食事を楽しむ様子を描いた作品です。
仕事の合間に立ち寄る店で彼が選ぶ料理や、その味わいを堪能する心の声が見どころで、食事を通じて感じる日常の喜びや発見が共感を呼びテレビドラマ化もされ、松重豊が五郎を演じる姿は人気を博しています。
孤独を楽しむ大人の食事旅に心温まる魅力が詰まっています。
第1話 大阪府美章園のお好み焼き定食と平野の串かつ

井之頭五郎は出張で大阪に来ていた。
通天閣あたりで串かつ屋の店員(波岡一喜)の呼び込みを振り切り、今回のクライアントで美章園にある不動産販売の島崎(六角精児)のオフィスへ。
島崎は東京出身で、数年前東京から大阪に仕事の拠点を移動したのだが、今回大事な仕事だからと東京の五郎にわざわざ頼んできた。
嬉しい限りの五郎だが、すっかり板についた関西弁で、お好み焼きをご飯で食べるという島崎に思わず苦笑する。
仕事がひと段落しお腹が減った五郎は、店を探し始めた。やがて「お好み焼き甘辛や」の看板の前で足を止める。
「年輪を感じる店だ・・・初めて来たのに懐かしい」変な冒険はせず、王道でいくと心を決めた。
お好み焼きの豚玉を定食で頼む。
お好み焼き 甘辛や

大阪のJR阪和線・美章園駅から徒歩2分の場所にあり、創業は約60年前の1960年代初頭の歴史あるお好み焼き店です。
店内は年季の入った雰囲気で、カウンター席とテーブル席があり、総席数は約20席で、昔ながらの大阪のお好み焼き屋の雰囲気を楽しめます。

水々しく腰のある手打ちうどんと自家製つゆを使用したお好み焼きで、看板メニューの「豚玉定食」はソースとマヨネーズに加えて独自の味付けが施されています。
地元の人々や観光客に親しまれ、庶民的な雰囲気が魅力で、美章園の地で長年愛され続けています。
- お好み焼き 甘辛や
- お好み焼き、焼きそば、鉄板焼き
- 大阪府大阪市阿倍野区美章園3-2-4
- 11:30 – 14:00L.O. 料理13:3017:00 – 21:00L.O. 料理20:30
- 水曜日
- 1000円〜1999円
第2話 東京都新宿区淀橋市場の豚バラ生姜焼定食

井之頭五郎は、早朝から大久保駅近くの喫茶店で、今日から始まる洋食器の展示販売の準備を手伝っていた。
店主の竹内さくら(東風万智子)の初の展示会のため五郎も張り切って準備を進めるのだが、竹内と微妙に噛み合わず…。
朝の8時。早朝の仕事を終えお腹が空いた五郎は開いている店を探すが見当たらない。
辺りをさまよっていると「淀橋市場」を発見した。フォークリフトが走り回る市場を歩いて行くと、一軒の食堂「伊勢屋食堂」が目に入った。
看板と暖簾にグッときた五郎は迷わず中へ。
伊勢屋食堂

1951年に創業した新宿・淀橋市場内にある老舗の食堂です。
昭和のノスタルジックな雰囲気が漂う店内では、家族経営ならではの温かい接客とともに、定食や丼物、ラーメンなど多彩なメニューが揃い、毎日市場で仕入れる新鮮な国産野菜や魚を使った手作り料理が楽しめます。

特に人気の「豚バラ生姜焼き定食」は、テレビドラマでも紹介され、多くの来店客を魅了しています。
市場内という立地から早朝5時から営業しており、市場関係者だけでなく一般客も利用可能です。
第3話 東京都目黒区三田のチキンと野菜の薬膳スープカレー

客室インテリアのリニューアルという大きな仕事を請け負った井之頭五郎は、目黒駅ほど近いホテルにいた。自信満々だったものの、担当者の工藤(山崎樹範)は五郎の提案が気に入らなかった。
「忘れられない部屋」というテーマでお願いしたのに…そう言われ、五郎はショックを受ける。
「デカい仕事を取った自分に浮かれていたか?慢心していたか?」大反省しながら目黒の住宅街をさまよう五郎。
そのうちお腹がすき、店を探すが見つからない。
やがて住宅街の中で薬膳スープカレーの看板に気づく。矢印の方へ歩いて行くと、やがて大きな猫のオブジェがある「薬膳スープカレーShanaia」を見つけた。
薬膳スープカレー・シャナイア

2013年に目黒と恵比寿の中間にある住宅街の路地裏にオープンしましたが、元々はキッチンカーでの移動販売から始まり、現在は人気店として知られています。
店内は以前アートギャラリーだった名残があり、猫をモチーフにした作品や絵画が飾られています。

薬膳スープカレーを提供しており、女性の冷え性対策を考えて開発され、スープは深みがあり、まろやかな味わいが特徴です。
メニューには複数のスープベースや辛さの選択肢があり、カスタマイズが可能です。
夜はおつまみやお酒も豊富に用意されており、カジュアルな食事からゆっくりとした時間を過ごすことができます。
- 薬膳スープカレー・シャナイア
- スープカレー、カレー、アジア・エスニック
- 東京都目黒区三田1-5-5 猫のあじと
- 平日(火~金)ランチ11:30~14:30(LO14:00)ディナー18:00~22:00(LO21:00)土曜日ランチ11:30~14:30(LO14:00)ディナー17:00~21:00(LO20:00)
- 月・日
- 1000円〜1999円
第4話 東京都東大和市の上タンシオとカイノミ

仕事で国分寺まで来た井之頭五郎は、東大和市のあるカーテンの店に立ち寄った。店主で知り合いの村山真理子(手塚理美)が足を骨折したというのだ。
真理子は、松葉杖をつき痛々しい姿を見せるも、五郎が持ってきた花束を見て思わず表情を緩める。
そこに真理子の中学3年生になった息子・武(福地叶成)が現れる。受験間近なのに遊びに行こうとするのを真理子が注意しても「肉食いたい!」と言って出て行ってしまうのだった。
真理子の店を出た後、ふと、もし俺にあんな息子がいたら…などと思いながら歩いていたら、お腹がすいてきた。
店を探して歩いていると焼き肉店「翠苑」の看板が目に入り、迷わず店内に入る。
翠苑

西武拝島線の東大和市駅から徒歩約10分の場所にありましたが、現在は閉店しています。
2019年5月31日に店舗としての営業を終了しましたが、その後持ち帰り専門店として営業を継続しました。

あらかじめ肉にタレをしっかりと漬け込んでいたことで、つけダレを使わなくても肉の旨味とタレの味を堪能できました。特にカルビは脂分が多く、口の中で溶けるような食感が人気でした。
人気テレビドラマ「孤独のグルメ」に登場したことで全国的に有名になり、プロ野球選手にも愛される店として知られ、肉をガッツリ食べることを存分に楽しめる場所でした。
第5話 東京都世田谷区太子堂の回転寿司

井之頭五郎は、三軒茶屋駅からほど近いステンドグラス店に入ろうとして、店長の彩(山下リオ)が泣いているのに気付き、驚いて思わず後ずさり。その後、五郎は彩から意外な涙のワケを聞くのだった。
五郎は今回、モデルハウスに飾るフロアスタンドを探すためにやって来たのだが、彩の祖父・次郎(若林豪)から何故か釣りに執拗に誘われ…。
店を出たらお腹が空いた。すずなり通りで店を探していると、回転寿司「すし台所家」の文字が目に入る。
すし台所屋 三軒茶屋

1980年に創業した老舗の回転寿司店で、三軒茶屋駅から徒歩3分の場所にあります。
一人でも気軽に入れる雰囲気で、ランチタイムには丼ものもあり、コストパフォーマンスの良さが人気です。

毎朝豊洲市場や漁港から直送される新鮮なネタを使用し、リーズナブルな価格で高品質な寿司を提供しています。
寿司以外にも天ぷらや魚の煮物などの一品料理も豊富に楽しむことができ、三軒茶屋の名物店として多くの人々を魅了し続けています。
第6話 東京都新宿区高田馬場のシャン風豚高菜漬炒めと牛スープそば

井之頭五郎が高田馬場駅に降り立つと、どこからか甘い匂いが…。近くのメロンパン専門店からだったが、食欲をグっとこらえ、今回のクライアントの待つ空手道場へ。
到着してすぐに鈴木師範代(高橋努)に声をかけようとするものの、鈴木の鬼のような厳しい声に、稽古が終わるまで静かに待つことにする五郎。
稽古が終わって頼まれた品を渡す。鈴木は意中の女性に今日のデートで告白しようとしていて、その時のプレゼントなのだそうだ。
稽古中はビビっていた生徒たちが突然強気になり応援し始めた。鈴木は稽古中とうって変わって可愛く照れるのだった。
道場を出ると既に午後3時半。昼食の店を探し始めるが、どこも準備中の時間帯でがっかり。
そんな時通し営業をしている「ミャンマー料理・シャン料理ノング・インレイ」を見つけた。
ノング・インレイ

1997年に高田馬場駅前に開店したシャン民族料理店で、店主は1983年にラオス内戦を経て難民として来日し、50歳頃にこの店を始めました。
高田馬場駅から徒歩1分のアットホームな雰囲気で、ミャンマー人客が多いものの、日本人グループも見られます。

シャン料理特有の発酵食材を多く使用し、納豆や味噌、高菜漬けなどが使われ、あっさりとした味わいが特徴的です。
メニューの種類が豊富で、定番料理から昆虫食まで幅広く提供し、店主は民族文化をそのまま日本に紹介することにこだわり、味を日本風に合わせることはしていません。
- ノング インレイ
- 東南アジア料理、カレー、バー
- 東京都新宿区高田馬場2-19-7 タックイレブンビル 1F
- 11:30 – 23:00L.O. 22:00
- 食べログに掲載がありません。
- 2000円〜2999円
第7話 東京都渋谷区道玄坂の皿うどんと春巻き

商談のため渋谷のクラブを訪ねた井之頭五郎(松重豊)は、大音量の音楽、ミラーボール、ムービングライトという慣れない空間に戸惑う。
店長の冴島(窪塚俊介)との打ち合わせも、絵に描いたような若者言葉でリアクションするいかついスタッフに囲まれやりづらい。
どっと疲れたせいで空腹になった五郎は店を探すが、入ろうと思う店がなかなか見つからない。
「もう俺の来るとこじゃないのか」そんなことを思いかけたその時、道玄坂の小さな路地にシブイ佇まいの「長崎飯店」を見つけた。
長崎飯店 渋谷店

1975年に創業した老舗中華料理店で、2023年4月18日に渋谷駅西口から徒歩2分の場所に移転リニューアルオープンしました。
店内はカジュアルな雰囲気で、落ち着いた空間で、長年地元の人々に愛され続けている渋谷の名物店といえるでしょう。

本格中華料理に加えて長崎ちゃんぽんと皿うどんを提供し、長崎出身のオーナーシェフが腕によりをかけて作る料理は人気を博しています。
名物メニューは「ちゃんぽん」と「皿うどん」で、長崎から直送する麺と魚介の出汁が効いた野菜餡かけが特徴で、羽根つき餃子やエビのチリソース煮なども人気があります。
- 長崎飯店 渋谷店
- 中華料理、ちゃんぽん、郷土料理
- 東京都渋谷区道玄坂1-9-1 梅山ビル 1F
- 11:00~14:30 /17:10~22:00
- 土午後・日・祝
- 1000円〜1999円
第8話 東京都台東区御徒町のラム肉長葱炒めとスペアリブ

井之頭五郎(松重豊)は御徒町駅を訪れていた。
宝石加工専門店社長の竹内(岡田浩暉)がデパートの催事に初出店するため、イベントの内装等を五郎に依頼したのだった。
竹内から宝石への熱い思いを聞いた五郎は、気合が入る。
打ち合わせを終え、急に腹が減った五郎が店を探し始めると、しばらくして“羊”の文字が目に留まった。
「羊香味坊」という看板に魅かれた五郎は、直感を信じて店内へ。
洋香味坊

羊香味坊(ヤンシャンアジボウ)は、味坊集団が2000年以降に展開した店舗の一つで、御徒町駅から徒歩約4分にあります。
中国の伝統的な調理法を用いながら、日本人の味覚にも馴染むよう工夫され、中国東北地方の羊料理に特化した店として知られています。

ラム串焼きやラムチョップなど、様々な部位の羊肉料理を提供し、本格的な中国料理を楽しむことができます。
味坊集団の他店舗同様、ナチュラルワインも豊富に取り揃えており、中華料理とワインのペアリングを楽しめます。
- 羊香味坊(ヤンシャンアジボウ)
- 中華料理、肉料理、餃子
- 東京都台東区上野3-12-6
- 【月〜金】11時〜23:00時 (ラストオーダー22:30時) 【土】12時〜23:00時(ラストオーダー22:30時) 【日・祝】12時〜22:00時(ラストオーダー21:30時)
- なし
- 2000円〜2999円
第9話 東京都品川区旗の台のサルスエラとイカ墨のパエリア

旗の台商店街を歩いていた井之頭五郎(松重豊)は、フィンランド人の友人からのメールを確認しようと喫茶店「アティック」に入った。
メニューにあった懐かしい「クリームソーダ」を堪能した後、もともと銭湯だった趣のある建物にたどり着く。五郎はここで、友人のジョセフィーヌの依頼で銭湯のリノベーション方法の参考資料として活用方法などオーナーの藤堂(神尾佑)に聞きながら、写真を撮って回った。
撮影した写真を確認していると以前にパリで撮影した写真が現れ、思い出に浸ってしまう。
我に返った五郎は腹が減っていることに気がつき、店を探すことに。
住宅街から、大通りに店を探しながら歩いているとスペインの国旗が目に入る。赤色の看板には「スペイン料理 石井」の文字が。
スペイン食堂 石井

2007年に旗の台で創業したスペイン料理店で、2023年3月に旗の台の店舗が建て替え工事のため一時閉店し、同年7月に武蔵小山に移転しました。
温かみのある雰囲気の店内はカジュアルながら本格的なスペイン料理を提供しています。

オーナーシェフの石井さんは「お客様に自分の作った料理をダイレクトに提供して、反応を感じたい」という思いで料理を提供しています。
人気メニューには「マッシュルームの鉄板焼き」や「イカ墨のパエリア」があります。
- スペイン食堂 石井
- スペイン料理、ワインバー
- 東京都品川区荏原2-17-19 武蔵小山グランドハイツ 106
- 月・水17:30 – 22:00L.O. 21:00木・金11:30 – 14:00L.O. 13:3017:30 – 22:00L.O. 21:00土・日11:30 – 14:00L.O. 13:3017:00 – 22:00L.O. 21:00
- 火曜日
- 5000円〜5999円
第10話 千葉県富津市金谷のアジフライ定食

千葉県富津市の浜金谷駅に降り立った井之頭五郎。
老舗旅館温泉旅館「かぢや旅館」へ向かう。
今回のクライアントは老舗温泉旅館の専務、黒川(石井正則)。黒川は最近増えた外国からの旅行者へのおもてなしにロビーでのコーヒーサービスを始めようと思い、五郎にカップ等の相談をしていた。
そこで五郎は、老舗旅館を背負う若旦那の思わぬ悩みを聞くのだった。
その後、空腹を覚えた五郎は「ラーメン・餃子 はまべ」の看板を発見。ラーメンはどうか、と通り過ぎようと思った時、その下に“漁師めし”という暖簾を見つけ、思い直して入ってみる。
漁師めし はまべ

千葉県富津市の金谷港の近くにある海鮮料理店で、元々漁船の中乗り(漁師のサポートをする係)をしていた母親がお店をはじめ、現在は姉妹で営業されています。
昭和の雰囲気が漂う小さな食堂で、人気店のため、開店前から行列ができることも珍しくありません。

料理の質にこだわり、納得できる魚が揃わない日は休業することもあります。アジフライは厚みがあり、サクサクの衣とフワフワの身が特徴で、タルタルソースとの相性が抜群です。[3][5]
金谷漁港直送の新鮮な魚介類を使った料理、特に「黄金アジ」と呼ばれるブランドアジを使用したアジフライが名物で、はまべ定食には、アジフライ、刺身三点盛り、小鉢三種が含まれ、刺身と小鉢は日替わりです。
第11話 東京都文京区茗荷谷の冷やしタンタン麺と回鍋肉

取材を受ける為に文京区・茗荷谷にある出版社を訪れた井之頭五郎は、取材場所のカフェでいきなり写真撮影がスタートし困惑する。
得意客からの依頼で、インテリア雑誌の簡単なインタビューだけと聞いていたが、想定外の連続で引き受けたことを後悔する。
さらに編集部・川島秀樹(片桐仁)からの「モテる部屋の作り方」という質問に、五郎は苦笑するしかなく…。
慣れないことでドッと疲れた五郎は、食事で鋭気を養おうと店探しを始める。
街中を歩いていると中華料理店「豊栄」を発見。
豊栄

2022年11月1日に東京都文京区本駒込に開業した中華料理店で、南北線本駒込駅から徒歩1分という好立地にあります。
店内はモダンでシックな雰囲気で、カウンター席とテーブル席があり、落ち着いた空間でゆっくりと食事を楽しめます。

本格的な中華料理を提供しており、特に「名物よだれ鶏」や「黒酢の酢豚」、「麻婆豆腐」などが人気メニューです。
季節の食材を使った創作料理も楽しめ、料理長の腕前は高く評価されており、ミシュランのビブグルマンにも選出されています。
- 豊栄
- 中華料理、四川料理、担々麺
- 東京都文京区本駒込3-1-8 COCOPLUS本駒込 1F
- 月・火・金17:30 – 22:00L.O. 21:00土・日・祝日11:30 – 14:30L.O. 13:3017:30 – 22:00L.O. 21:00
- 水・木
- 5000円〜5999円
第12話 東京都品川区五反田の揚げトウモロコシと牛ご飯

井之頭五郎(松重豊)は、五反田駅からとある梱包会社に向かった。今日5件目にして最後のクライアント、渡辺正義(長谷川朝晴)に会うためだ。
多少早く到着すると、渡辺は大慌てで五郎を死角に追いやり、また渡辺の妻は、義母を奥の部屋へ追いやる。五郎は訳が分からない。
一段落すると、渡辺は五郎に詫びた。今回五郎に依頼したのは、母への誕生日プレゼントだった。それを母に気づかれたくなくて、慌ててしまったのだという。いい夫婦だなあ、と五郎はしみじみする。
仕事を終え、目黒川の流れを眺めていたら、腹が減った。
五郎が川沿いを歩き進めると、「ふれあい飲食店街」という看板が目に留まった。
吹き抜けのビルの一階と二階が飲食店街になっているようだ。看板をくまなく見る。
飲み屋が大半だが、その中に「食堂とだか」を発見する。
食堂とだか

2015年9月16日に東京都品川区西五反田のリバーライトビル地下1階にオープンした和食店です。
元スナックだった場所を店主自ら改装し、昭和レトロな雰囲気を残しつつ、カウンター席のみの小さな空間となっています。

創作和食を中心とした料理と、親しみやすい雰囲気が挙げられ、看板メニューの「ウニ・オン・ザ・煮玉子」や「牛ご飯」は特に人気です。
店主の戸高さんの人柄と料理の腕前が評判を呼び、現在は完全予約制で、新規予約が取りにくい人気店となっています。
SP 大晦日スペシャル ~食べ納め!瀬戸内出張編~

今年の年末、井之頭五郎(松重豊)は瀬戸内出張で慌ただしく過ごしていた。
出張先の香川での仕事を昨日終え、今日30日は次の愛媛県での仕事に向かおうとしていた。
その途中で”手打ちうどん”の文字が目に入り(松下製麺所)に、ふと立ち寄りうどん1玉とコロッケをたいらげる。
愛媛県松山に向かうバスで、中村由紀子(山村紅葉)ら中年女性たちと乗り合わせたが、その賑やかさに少々戸惑う。
松山で仕事の打合せを終えた五郎がふと立ち寄った居酒屋(さかな工房 丸万)の店内は、まるで魚屋さんのよう。
たくさんの魚を前に悩む五郎に、大将(柄本明)が助け船を出す。五郎が食べ松山メシは、お通しの「さば生姜煮」と「とこぶしのバター焼き」そして、「かんぱちの炒り煮」「あまぎの唐揚げ・あんかけ」「あなご澄まし汁」最後は宇和島風鯛めし「鯛どんぶり」をたいらげ翌日の仕事に備える。
翌朝の大晦日。五郎は今年最後の仕事のためフェリーで広島県広島市へ。
仕事を終えた五郎は、ポツンと佇む”焼肉ラーメン”と暖簾に書かれた焼肉店(みっちゃん)を見つけ立ち寄ると、女将(キムラ緑子)と常連客(ダンカン)に、メニューにある肉の部位などを尋ね、おでんの「牛すじ」と「大根」を食べてから、「コーネ」「牛ロース」「豆もやし」を頼み、年内最後の焼納めを堪能する。
そんな中、下の階の客席から男性常連客(竹原慎二)が出てくる。最後の締めに「ラーメン」とおでんの「たまご」を注文し満足して帰京する五郎に想定外のトラブルが!
急いで今年最後の仕事先の成田の得意先に向かうが、途中、小腹が空いた五郎は早めの年越しそばを食べる為に蕎麦屋に(多津美)立ち寄り、「せいろそば」を食べることに!
そこにはなんと(瀬川瑛子)本人がいた!果たして五郎は、無事新年を迎えることができたのか?
松下製麺所

1966年(昭和41年)に香川県高松市中野町で創業し、店主の松下守氏が前身の伊賀製麺所を引き継ぐ形でスタートしました。
店内は昭和40年代の雰囲気が残され、カウンター席と立ち食いスペースがあります。セルフ方式で、注文後に自分でうどんを温め、出汁をかけて食べるスタイルです。

ミキシング以外の工程を足踏みと手揉みで行う伝統的な製法にこだわり、店主は「うどんは”茹で”が最も大事」と考え、製麺技術と茹で方を重視しています。
さぬきうどんの原点とも言える技術が今も受け継がれ、シンプルながら味わい深いうどんを提供し続け、地元の人々に長年愛される人気店となっています。
さかな工房 丸万

愛媛県松山市にある1879年(明治12年)創業の老舗魚料理店で、現在は4代目が経営しており、元々魚屋として始まり、現在は居酒屋として営業しています。
店内はカウンター席と小上がりがあり最大18席の小さな空間で、カウンターには20~30種類の新鮮な魚介が並び、これがその日のメニューとなります。

メニュー表はなく、カウンターから魚を選んで好みの調理法を注文したり、予算や希望を伝えると、それに応じた料理を提供してくれます。
大将が毎朝市場で厳選した新鮮な魚介を使用し、「高級とは違う、上質な魚料理」を提供することにこだわっています。名物料理には「元祖穴子のたたき」があり、瀬戸内海産の天然穴子を使用しています。
お好み焼 みっちゃん総本店 八丁堀本店

1950年(昭和25年)に広島で創業し、当初は「美笠屋」という名の屋台からスタートし、1953年に「みっちゃん」に改名して人気を博しました。
八丁堀駅から徒歩4分の場所にあり、広島観光の際には欠かせない名物店として多くの人々に愛されています。

広島流お好み焼きの元祖として知られ、そば入りお好み焼きや専用ヘラでの食べ方など、現在の広島風お好み焼きの原型を作り上げました。
店主のこだわりは「毎日でも食べられる、あっさりと飽きのこないお好み焼」で、人気メニューには「お好み焼き スペシャル」や「ネギかけそば入り」があり、新鮮な具材と特製ソースが特徴です。
- お好み焼 みっちゃん総本店 八丁堀本店
- お好み焼き、鉄板焼き、居酒屋
- 広島県広島市中区八丁堀6-7 チュリス八丁堀 1F
- 月・水・木・金11:30 – 14:30L.O. 14:0017:30 – 21:00L.O. 20:30土・日・祝日11:00 – 14:30L.O. 14:0017:00 – 21:00L.O. 20:30
- 火曜日
- 2000円〜2999円
多津美

千葉県成田市にある老舗の蕎麦・うなぎ料理店で、大正2年(1913年)に創業しました。
成田山新勝寺総門前という観光地の中心に位置し、地域住民や観光客に長年愛されています。

白神産の蕎麦粉を使った香り高い手打ち蕎麦と、成田名物であるふっくらとしたうなぎ料理です
。秘伝の甘めのタレを使用したうな重や蒲焼きが人気で、そばつゆも初代から受け継がれるあっさりとした味わいが魅力です。