外観
京阪本線の祇園四条駅から徒歩1分ほどの場所にあります。
いかにも関西地方のお店という感じで、とにかく派手な外観です。
祇園四条から八坂神社までの道は、京都市街観光の中でも鉄板ルートで、観光客でいつも賑わっています。
店内
店舗にはいってすぐの大きな鉄板で壹銭洋食が焼かれる様子を見ることができます。
基本的に作り置きで注文を受けると席まで運ぶという感じです。
店内に入るや否や、ノスタルジー感溢れるコレクションを見ることができます。
コレクションされているものは、鉄腕アトムから絵葉書、切手など種類も千差万別です。
観光の目的地としても十分楽しめる店内です。
店内には、なぜか所々にマネキン人形が置かれているのが妙に怖いです。
メニュー
フード系のメニューは壹銭洋食(いっせんようしょく)のみです。
冷やしあめやあんみつなどスイーツ系やドリンク類などもあります。
壹銭洋食
鉄板を遠めから見ていたので、実際に料理が来ると意外とボリュームがありました。
刻み海苔がかけられ、独特なソースの香ばしさが、何とも言えないように愛おしくなります。
表面の生地は円形に焼かれているので、外側はパリッと、中心に近づくとしんなり感があります。
端から食べるか、中心を割るか。これでかなり味の感じ方が違うような気がしました。
生地の中身は、葱、こんにゃく、天かす、紅生姜、牛肉などです。
半熟の卵が入っているので、真ん中を割ると黄身が流れ出てソースとからませて食べます。
あとがき
祇園を観光している際に、少し休憩でもと思い、ふと背後を見ると派手な店構え、中からおばちゃん達が妙にニコニコと誘われるような笑顔が。
関東に生まれ関東で育った1人とし、関西方面に来るたびに、「粉物を食べて帰らないといけない」。誰かから命令を受けたわけもないのに、自分の中では変な使命感を得て、心の奥底から叫び声が聞こえきます。「ここで食べなきゃ、またしばらく食べられないぞ」。
酸味が強く甘辛のソースに、定番の食材たち。決して関東では手に入らないわけでもないのだが、こういった焼物や粉物は、イメージ的に関西で食べたくなり、関東で食べるものよりも何倍も美味しく感じてしまいます。
実際食べてみても、食材と生地、ソースなどを含めたバランス感、全体を通しての妙な半熟感で、黄身の甘さとソースが合わさってできる味が好きです。
店舗情報
- 店名
- 壹銭洋食 本店
- 住所
- 京都府京都市東山区祇園四条通縄手上ル祇園町北側238
- 営業時間
- 【月~土】11:00~翌3:00 【日・祝】10:30~22:00
- 定休日
- 無休
- ジャンル
- 粉もの・焼きそば