外観
国道463号(浦和所沢線)を、所沢市街から入間市方面に向かう途中、入り組んだ住宅街に入ったところにあります。
店舗はアパートの1階部分で建物の一部が改築されたような感じです。
住宅街で分かりにくい立地ですが、目の前が公園で大きなSLが置いてあります。
駐車場
店舗敷地内にアパート住人用のような駐車場がありますが、実は全て店舗専用で全部で7台置くことができます。
ランチタイムなど営業時間中は常に満車なので、運が良ければ駐車できます。
近くの駐車場を探すなら2週間前~利用直前まで、スマホ・PCで簡単予約ができる 駐車場予約なら「タイムズのB」 がオススメです。
入店方法
人気店なので、満席時の入店方法を書いておきます。
店舗入口に受付票があるので、人数、名前を書きます。
順番が来たら、店員さんが声を掛けてくれるので、周辺で待ちます。
店内
アパートを改築しているためか、飲食スペースはそれほど広くありません。
店主知人の書家さんに書いてもらった「饂飩」の文字が飾られ、どことなくモダンな空間になっています。
席は長テーブルや2、4人掛けのテーブルなど全24席です。
メニュー
うどんは全部で8種類で、シンプルなうどんというよりは、具材などが予めトッピングされたうどんが提供されます。
うどんの量は大盛のみが追加料金で追加することができます。
定番メニュー以外に、限定メニューもあるので、定休日などの情報を含めて、 公式Twitterは要チェックです。
サイドメニューとして天ぷらが各種あり、定番以外にも店内の黒板に書かれてる時もあるので、チェック必須です。
炊き込みご飯
炊き込みご飯には、お新香が付いてきます。
お茶碗一杯分のボリュームで、ご飯にはお焦げなどもあり、見た目からも食欲をそそられます。
具材は人参、お揚げなどで、それほど特徴的ではありません。
ご飯自体は、しっかりとした出汁で炊かれていて、素朴な風味ながらほんのりするような美味しさがあります。
野菜天盛り
茄子、南瓜、さつまいも、かき揚げが入った野菜天ぷらの盛り合わせです。
衣は薄く、カリッと仕上げられ、油がしっかりと落とされているので、食べていてサクサクとした噛みごたえがあります。
1人だと少し多いくらいのボリューム感で食べごたえ十分です。
デゴイチ
料理名のデゴイチは、店舗前にある小手指公園に置かれているSL(蒸気機関車)の愛称が、D51(デゴイチ)に由来しているようです。
中身はシンプルなかけうどんで、お揚げ、かまぼこ、青菜、葱がのせてあり、追加の別皿で、花かつおと天かすが付いてきます。
かけうどんですが、具材が豊富で食べていると、さまざまな風味が感じられ、シンプルですが全く飽きが来ません。
出汁をメインにした極上汁で、関西風のいりこ出汁のような塩気がうどんにも良く合い、汁だけでも美味しさを実感できます。
肉汁つけうどん
埼玉地域(武蔵野うどん)定番の肉汁うどんです。
うどんは通常盛りで、店名のように「一(かず)」の文字が描かれているようです。
つけ汁は、武蔵野うどんでは珍しく醤油メインというよりは、塩味のようにスッキリとしています。
薬味で付いてくる柚子が良く合い、割り湯を必要としないくらいに完成度が高い味です。
うどんは通常盛りですが、それでも400gくらいで満足度もちゃんとあります。
とにかく塩加減と良い、固さ、茹で方、どれをとってもレベルの高さが分かります。
そのままでも十分美味しいのですが、つけ汁と合わさると、さらにうどん自体の旨味が引き出されます。
あとがき
うどん家 一(かず)さんの店主さんは元介護士という異例の経歴にもかかわらず、都内のうどん屋で修行の後、2011年に現店舗をオープンしました。
修行されたお店が讃岐うどんということで、味のベースは関西寄りの出汁をメインにしたものが多いようで、どの料理を食べていても「出汁感」が染み渡り、旨味を存分に感じさせてくれます。
元介護士だけに、優しい味が印象的なうどん屋さんでした。