新宿エリアで食べるべきのラーメン店

新宿エリアはラーメン愛好家にとって外せないグルメスポットとして知られています。
ここでは昭和から続く老舗から、令和にオープンした新進気鋭の店舗まで、バリエーション豊かなラーメンが味わえるのが魅力です。
豚骨や鶏白湯、魚介系など多彩なスープが揃い、なかには煮干しや貝出汁の旨味を効かせた一杯も人気を集めています。
また、最近では“油そば”や“まぜそば”といったスープレス系も台頭しており、ランチタイムにはビジネスパーソンが行列をつくる光景が日常的です。
深夜営業や個性的なトッピング、各店ごとの自家製麺などこだわりも多く、女性ひとりでも入りやすい店内設計や、外国人観光客を意識したメニュー表記など時代に合わせた工夫も進んでいます。
新宿駅周辺は再開発が進み、話題の新店も続々登場しているため、伝統と革新が共存し、今なおラーメン文化が進化し続けるエリアとなっています。
麺屋 翔 本店

「麺屋翔 本店」は2007年4月に西新宿で誕生したラーメンの名店です。
本店は10坪程度の路面店ながら、アットホームで温かい雰囲気が漂い、スタッフや店主の心配りも随所に感じられます。
昼夜問わず行列のできる人気店となり、その実力は全国的にも認められ、カップ麺化やメディア出演も果たしています。

創業者の大橋望さんは、ラーメン激戦区で苦労を重ねながらも「鶏の旨味にこだわる」一杯を追求し続け、丁寧に取られた鶏だしのスープは、香り高くやさしい味わいが評判となりました。
特に名物の「香彩鶏だし塩らーめん」は、クリアで奥深い旨味の塩スープと、歯切れのよい低加水ストレート麺が絶妙に絡み、繊細でありながらも印象に残る一杯として多くのファンに支持されています。
常に「より美味しく」を掲げて、小さな変化と挑戦を続けながら、誰もがほっとできる一杯を提供し続けているのが麺屋 翔 本店の最大の魅力です。
- 麺屋 翔 本店
- ラーメン
- 東京都新宿区西新宿7-22-34
- 月・火・水・木・金11:00 – 15:0018:00 – 22:00土・日・祝日11:00 – 15:0017:00 – 21:00
- 無休 ※年末年始休業 臨時休業まれにあり
- 1000円〜1999円
SOBA HOUSE 金色不如帰 新宿御苑本店

「SOBA HOUSE 金色不如帰 新宿御苑本店」は2018年に新宿御苑前で開業した世界的にも名高いラーメンの名店です。
前身は幡ヶ谷にて2006年創業のSOBAHOUSE不如帰で、幾度もの味の改良や店名改名を経て現在のスタイルを確立しています。
店内はカウンター6席とテーブル2卓の計10席。照明で演出された清潔感と落ち着きのある雰囲気で、訪れる人は皆、洗練された空間で珠玉の一杯を味わえます。
昼夜問わず行列が絶えず、ラーメン好きだけでなく外国人客にも人気を博しています。

最大の特徴は「蛤(はまぐり)」を中心に据えたトリプルスープで、真鯛、煮干し、本枯れ鰹節など厳選素材を組み合わせ、複雑で深みのある一杯に昇華しています。化学調味料を使わず、素材の持つ香りや旨味を最大限に引き出す技法は他にない独自性で、ミシュラン一つ星を連続受賞するなど、国内外で高く評価されています。
自家製麺は全粒粉入りでスープと抜群に合い、低温調理チャーシューやトリュフ・ポルチーニなどの独創的トッピングも魅力です。店主の情熱と職人的技が光る金色不如帰は、新宿御苑でしか味わえない至高のラーメン体験を提供し続けています。
- SOBA HOUSE 金色不如帰 新宿御苑本店
- ラーメン
- 東京都新宿区新宿2-4-1 第22宮廷マンション 1F
- 火・水・木・金・土11:00 – 15:0018:30 – 20:30
- 月・日
- 1000円〜1999円
風雲児 新宿本店

風雲児 新宿本店は、2007年9月に店主・三宅重行氏が開業した新宿南口エリアの名店です。
かつて子役やホテル支配人、イタリアンのシェフを経験した三宅氏が、誰もが楽しめる鶏白湯スープを独学で完成させたことで、一躍ラーメン激戦区の中でもトップクラスの人気を獲得しました。
店内はカウンター15席のみ、常に長い行列ができるほどの人気ぶりですが、三宅氏のホスピタリティ溢れる接客が「また来たい」と多くの客に思わせる理由でもあります。

看板メニューの「つけ麺」は、濃厚ながら臭みがない鶏白湯と魚介のWスープに、魚粉を加えることで奥行きある味わいを生み出しています。また、麺は讃岐うどんやパスタの食感を取り入れた自家製風の中太麺で、つけ汁との相性が抜群です。
客層も老若男女問わず幅広く、外国人客も多く訪れています。食券制を採用し、回転率が非常に高い一方、どの時間帯でも衰えない熱気が漂い、ラーメン界の“公務員”と呼ばれる安定感と実績を誇ります。
2007年創業以来、行列も評判も衰えることなく、多くのファンに愛され続ける新宿の名店です。
- 風雲児 新宿本店
- ラーメン
- 東京都渋谷区代々木2-14-3 北斗第一ビルB1F
- 営業時間・休業営業時間・休業日は変更となる場合がございますので、HPにて最新情報をご確認ください
- なし
- 1000円〜1999円
つけ麺 五ノ神製作所 新宿店

「つけ麺 五ノ神製作所 新宿店」は2010年12月24日にオープンしたつけ麺の名店です。
創業者・中橋恵介氏率いる株式会社五ノ神製作所が手がけており、青梅市「らーめん いつ樹」を母体に、東京・新宿で一躍“海老つけ麺”のパイオニア的存在となりました。
店内はL字型カウンター14席のみで、常に多くの人が行列を作るほどの人気店ですが、スタッフの案内も丁寧で、初めて訪れる人でも安心して利用できます。
新宿駅や新宿三丁目駅から徒歩圏という好立地ながら、路地裏にひっそり佇む一軒家風の雰囲気が隠れ家感を演出します。食券制・先払いで回転が早く、昼夜通し営業している点も利用者に好評です。

看板メニューは、煮干しや豚骨を合わせた濃厚な海老出汁スープが特長で、まるでビスクのような香りと旨味が自家製太麺に絡みつき、他店では味わえない独自の構成が魅力です。チーズやバケットのトッピングで洋風アレンジもでき、女性ファンも多い点が印象的です。
五ノ神製作所は国内外にも展開しているブランドですが、ここ新宿本店でしか味わえない“海老の魅力”と職人のこだわりが、つけ麺界に新風を巻き起こしています。
- つけ麺 五ノ神製作所 新宿店
- ラーメン
- 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-33-16 シャトレー新宿御苑第一 1F
- 11:00 – 21:30L.O. 21:00
- 食べログに記載なし
- 1000円〜1999円
麺屋海神 新宿店

「麺屋海神新宿店」は2010年に創業された塩ラーメン専門店で、JR新宿駅東南口から徒歩約1分という好立地に位置しています。
店内は木製テーブルと白壁を基調にした落ち着いた雰囲気で、女性オーナーの心配りが行き届いているため、一人でも入りやすく女性客も多いのが特徴です。
カウンターとテーブル席合わせて16席で、清潔感のある空間がゆったりとした時間を演出します。営業時間は昼夜通しで、仕事帰りの社会人や学生など幅広い客層に支持されています。ラーメンの食べ方にも工夫があり、スープを最後まで楽しめる焼きおにぎりの投入が「海神流」として好評です。

特徴は毎日仕入れる新鮮な魚のアラを炙り、丹念に炊き上げた魚介の香ばしいダシが凝縮された黄金色のあら炊きスープです。
真鯛、鮭、鰤、穴子など、日替わりで異なる旬の魚が使用されており、素材が織りなす深い旨味が味わえます。スープは透き通った優しい塩味で、細麺と相性が良く、軟骨入りの鶏つくねや海老団子、季節の薬味が彩りを添えます。
- 麺屋海神 新宿店
- ラーメン
- 東京都新宿区新宿3-35-7 さんらくビル 2F
- 月・火・水・木・金11:00 – 15:0016:30 – 23:30土・祝日11:00 – 23:30日11:00 – 23:00
- 不定休
- 1000円〜1999円
らぁめん 満来

「らぁめん満来」は1961年創業の新宿西口を代表する老舗ラーメン店で、元祖「チャーシューざる(チャーざる)」で知られています。
元々この地で長年営業していましたが建物の建て替えに伴い一時期移転営業、その後2008年に現在の新宿西新宿1丁目の場所に戻りました。
店内は15席のカウンター中心で落ち着いた空間、木製カウンターと皮革貼りの椅子が上質な雰囲気を醸し出しています。客層はビジネスマンを中心に幅広く、ひとり客も多いです。

特徴的なのは、甘み控えめで酸味が効いたあっさり豚骨醤油のつけ汁と、白っぽい中細の平打ちやや縮れ麺がよく合うことです。
チャーシューは肩ロースやモモ肉の厚切りが惜しみなくたっぷり入り、その柔らかさとジューシーさが食べ応えを生み出しています。
店主は創業者の息子さんが継ぎ、伝統の味を守りつつも洗練された味わいを提供しています。
煮干中華そば 鈴蘭

「煮干中華そば鈴蘭 新宿店」は2012年5月に新宿三丁目に開店した、煮干しの旨味を存分に楽しめる専門店です。
店内はカウンター13席とテーブル1卓の計18席で、清潔感あふれるスタイリッシュな空間。新宿三丁目駅から徒歩2分というアクセスの良さも魅力で、日常使いから仕事帰りの訪問まで幅広い客層に支持されています。
全席禁煙で、静かにラーメンを楽しみたい方にもおすすめです。予約不可ながら、スタッフの丁寧な接客とスムーズな案内で回転も速く、待ってでも味わいたいというファンが絶えません。

人気の秘密は、厳選した煮干しと魚介から取った濃厚かつ芳醇なスープ。豚骨も合わせることで、深いコクを持ちながらもクセのないバランスの良い味わいを実現しています。中太のちぢれ麺がスープにしっかり絡み、噛み応えと香りのよさが際立ちます。具材には、低温調理チャーシューやメンマ、ネギが彩りよく添えられ、最後まで飽きずに味わえます。
中華そば 流川

新宿の路地裏にひっそりと佇む「中華そば 流川(るかわ)」 は、ラーメン激戦区にあってもひときわ異彩を放つ存在です。
実はこの店、2019年7月1日開店という比較的新しいお店で、前身は「俺の麺 春道」でした。春道は2010年頃にオープンし、後にこの流川にその味の系譜を受け継ぐ形となっています。

味の核となる牛骨+貝出汁のクリアなスープと、丁寧に調理されたチャーシューや麺との一体感は、上品さと満足感のバランスを追い求めた証とも言えるでしょう。
ラーメンファンにとっては、清湯と濃厚タイプを使い分けられる“二刀流感”も嬉しいところ。店主のラーメン愛と研鑽が随所に表れており、訪れるたびに細部に気づきが得られる店です。
- 中華そば 流川
- ラーメン
- 東京都新宿区西新宿7-9-15 新宿ダイカンプラザビジネス清田ビル 1F
- 11:30 – 23:00L.O. 22:30
- 食べログに記載なし
- 1000円〜1999円
らぁ麺 鳳仙花

「鳳仙花」は、2018年7月にオープンしたお店とされており、同じく新宿で展開する「らぁ麺 はやし田」系列のセカンド/別ブランドとして位置づけられています。
グループ自体は、煮干し系で知られる「鈴蘭」、鶏清湯系で知られる「はやし田」など、多様な味わいのブランドを持つ株式会社INGSが運営しており、鳳仙花はその中でも「鮮魚系(鯛・金目鯛)」というテーマを掲げた唯一のブランドです。

鳳仙花の看板と言えば、金目鯛のアラを贅沢に使った透き通るスープ。そのスープは粘度をあえて抑え、「清湯(チンタン)」に近いかたちで、金目鯛の上品な香りと旨味を湛えています。
麺には数種類の厳選された小麦を絶妙に配合した 多加水の全粒粉入り細ストレート麺 を採用。コシや風味、のど越しを高次元でバランスさせる設計です。
具材では、低温調理した豚肩ロースチャーシュー、穂先メンマ、スープとの相性を考えたネギや紫玉ねぎなどが彩りと食感を添えます。
また、鳳仙花ならではの“〆メニュー”として 金目鯛茶漬け が用意されており、ラーメンを楽しんだ後、スープをかけてさらりと味わうことができます。
らぁめん ほりうち 新宿本店

新宿に根を張る「らぁめん ほりうち 新宿本店」は、昔ながらの醤油ラーメンの系譜を今に伝える名店です。
創業は2007年8月29日とされ、老舗「満来」で長年腕を振るった店主がその精神と技を継承・昇華させたお店として知られています。
満来の創業者・高野氏が自社ビル建て替えと代替わりを行う際、満来を支えた人物がその近傍(徒歩50メートルほど)に新店舗を開いた形が、「ほりうち」の始まりとされ、そのため味や構成、店主の思いなどに “満来の流れをくむ正統派” の空気が色濃く受け継がれていると語られることが多くあります。

ほりうちのラーメンは、鶏ガラ+豚骨をベースにしたあっさり醤油スープ が軸。軽やかで霞がかったような透明感を残しつつ、旨味や甘みをうまく調和させたスープと評されています。
麺には 中太の多加水ストレート麺 が使われ、ツルっとした滑らかな麺肌と、ほどよいコシ・弾力ある食感のバランスが魅力。
「ざるらぁめん(つけ麺形式)」も人気が高く、甘辛酸のつけダレに絡む麺の存在感、刻みチャーシューなど具材の合わさりも評価されています。
醤油の風味が前面に出すぎず、素材感や調和を重きを置いた味わいが、“飲み干してこそ気持ちいい” 一杯という印象を与えています。チャーシューは、やや厚切りながらも柔らかく、赤身の風味を残した仕上がりで、「分厚い一枚肉」スタイルが印象的との声があります。
- らぁめん ほりうち 新宿本店
- ラーメン
- 東京都新宿区西新宿1-4-7 高野ビル1F
- 月・火・水・木・金・土08:00 – 23:00日10:00 – 23:00
- 無休
- 1000円〜1999円