外観
西武池袋線の東長崎駅南口を出て、長崎銀座商店街を南にすすみ徒歩2分ほどの商業ビルの2階です。
昔ながらの商店街に、ちょっとバブリーな感じの商業ビルなので、すぐに見つけられます。
2階のテラスに上がると店舗の入口になり、店舗前には開店時や満席時用の待機席が用意されています。
店内
ちょっとオシャレなBARのような感じの店内で、天井が高く、開放的な空間になっています。
席はカウンター席のみ全10席です。
メニュー・注文方法
ラーメンは、醤油、塩、煮干し、つけ麺の全4種類になります。
残念ながら店内外にメニューらしきものは見当らず、注文は画面タッチの券売機でおこないます。(画面が切り替わるタイプなので、全体のメニューもわかりにくいです。)
メニューを確認したい場合は、 公式HPや 食べログにて、事前にチェックするのが一番確実になります。
特選らぁめん
キレイな醤油の色合いで、見た目の綺麗さが際立っています。
「特選」だけあり、味玉、チャーシュー4種なので、かなりボリューム感があるように感じます。
ラーメンの中央に鎮座し、チャーシューの上にのっている葱です。
青葱だけがつかわれているので九条葱なのでしょうか。醤油スープや麺と合わせて食べると、葱好きにはたまらない風味があります。
メンマは長〜い穂先メンマがつかわれています。
真っ黒に近いくらい煮込まれ、口の中で溶けるくらい柔らかく、噛みしめると甘辛な旨味が染み出てきます。
自家製の皮に包まれ、餡は海老を丸ごとつかっています。
薄く抵抗感の無い皮に包まれた海老は、スープの旨味とともにプリッとした食感が心地良いです。
チャーシューは、豚肩ロース吊し焼き、国産鶏胸肉、三元豚塩麹焼、鴨ロースの4種類です。
表面に赤身が見えたり、シットリとした食感など、それぞれに味がシッカリとありつつ絶妙な火入れです。
麺は三河屋製麺で製麺された、平打ちの中細麺がつかわれています。
全粒粉で、ツルツルとした滑らかな舌触りで、口溶けやスープの絡みも非常に良いです。
時間の経過でスープの熱が入り、麺が溶け込む感じなど、最初と最後で食感が違いが面白いです。
スープの印象として醤油の香りが際立って感じられ、飲み干しても罪悪感が全くありません。
ベースは丹波黒どりをつかい、豚モモ肉などで調整し、動物系らしいインパクトある旨味があります。
タレとして10種類ほどの醤油を独自ブレンドで合わせて、香りと淡麗さが引き出されています。
あとがき
カネキッチンヌードルさんの創業は2016年。店主の金田さんは、アニメーター、寿司屋、メーカーなどを経て、人気つけ麺店「六厘舎」でラーメン店のイロハを学び、間借り営業などの後、現店舗をオープンさせました。2019、20、21年にはミシュランビブグルマンなどに選出されるなど、一躍有名店となりました。
2度ほどラーメンWalkerキッチンにて食べていたので、美味しいのは織り込み済み。現代版のある種、醤油ラーメンの完成形のような美しさと美味しいさは間違いないものでした。