外観
東京メトロ日比谷線小伝馬町駅の1番出口を出て、馬喰町方面に向かって徒歩1分ほどの場所にあります。
ちょうど目の前が都バスの停車場なので、わかりやすいかと思います。
以前に同じ通り沿いの違う場所で営業されていましたが、2021年10月より現在の場所で営業されています。
店内
奥まった店内の片側壁面にカウンター席、突き当りが料理の受け渡しと食器の返却口になっています。
席はカウンター席のみで全10席ほどとなっています。
注文は店内中ほどにある、券売機で食券を購入して、奥のカウンターに出します。
近くにメニューなどは見当たりませんが、券売機はカテゴリー分けされているので、比較的わかりやすいです。
メニュー
蕎麦のメニューは聞き慣れたような定番のものが多く、全部で20種類ほどあります。立ち食いそば店には珍しく、せりろ、もり、ざるなどの冷たいお蕎麦が多いです。
丼などのご飯物、おいなりさんなどとのセットメニューもありました。
季節限定メニューが券売機に貼られていますが、早々に売り切れになることもしばしば。
かき揚げ天そば
かき揚げはけっこう大きく、器の大半をかき揚げが覆っています。
蕎麦汁の香りが非常に立っているのが、すぐに分かります。
かき揚げのネタは、人参、玉葱、ゴボウなどで、ほど良いシャキシャキ感が残る加減で揚げられています。
衣は揚げ置きなのかと思われますが、お店の回転が早いためか、全然シンなりした感じはありません。
重さを感じさせない衣に、歯ごたえのある具材で、天ぷらの美味しさがあります。
蕎麦汁は東京の立ち食いにありがちな真っ黒よりも、澄んで透明感ある色合いです。
味付けは甘めですが、キッチリと醤油と返しが効き、蕎麦汁そのものの美味しさを実感できます。
蕎麦は松本製麺の生麺がつかわれ、配合に独自のオーダーをしているという、非常にこだわりある麺です。
注文を受けてから茹で始め、茹で立てということもあって、しっかりとしたコシがあり、レベルの高さが感じられます。
あとがき
「おか田」の店主さんは、元々ガラス職人として働いていたが、子供の頃に食べた立ち食いそばが忘れられず、2008年に春日で開業。2015年に小伝馬町に移転、賃借の都合で、同じ小伝馬町にお店を移しての再再始動したのが現在のお店です。
「東京で美味しい立ち食いそば屋」的な、本やサイトを見ると常連のように名を連ねる名店で、平日のランチタイムには行列ができるほどです。
以前、周辺で働いていたときには、朝定食、ランチと一日に二度お世話になる日もあり、思い出深い一杯です。
立ち食いという手軽さの中でも、生麺を使うなど蕎麦にも汁にもこだわった一杯でした。