外観
高崎市街から県道25号(通称:三国街道)を渋川方面に向かい、途中の道路沿いにあります。
外観は元和菓子屋の店舗なので和風な雰囲気です。
最寄り駅は、JR上越線の井野駅ですが約3kmほどあり、高崎駅などから出ているバスを利用するとよいでしょう。
よーく見ると暖簾の奥に、和菓子屋さんの看板がそのままというのも、ある意味面白いです。
道路沿いに大きな看板があるので、比較的わかりやすいと思います。
入店方法
かなり人気があるお店なので、入店方法や気づいたことを書いておきます。
1)受付票が8:00〜店舗前に出されるので、名前と人数を記帳します。
2)多くのお客さんは1度記帳して、10:30くらいに再来店をしているようです。
3)駐車場は来店に合わせた10:30くらいから混み始めるので、それより前に来ていると比較的停められそうでした。
4)開店直後に来店された方はおよそ1時間待つ覚悟をした方が良さそうです。
5)ラーメンは1日ほぼ100食限定なので、麺が無くなり次第、閉店となるので、早めの来店をオススメします。
駐車場
店舗前、横に専用の駐車場があります。
全部で10台ほど停めることができますが、周辺にはコインパーキングがないので、車で停める場合は苦労します。
店内
店内入って左右にカウンター席が広がっており、調理場がオープンキッチンのような感じで、目の前で調理する姿を見ることができます。
席は全部でカウンター席のみ15席ほどとなっています。
メニュー
ラーメンは醤油、塩、煮干しの3種類で、その他に限定ラーメンが1種類あり、トッピングは雲呑と味玉のみです。
サイドメニューはご飯物のみで、丼は2種類あり、1種類は変わるようで貼り紙がされていました。
替玉の代わりとなる、あえ玉も2種類あり、こちらも丼同様に1種類は貼り紙がされていました。
雲呑皿
雲呑はあえて、ラーメンにトッピングではなく、別皿でお願いしました。
1皿6個と、けっこうボリューム感があります。
自家製の皮は厚みがありますが、モチモチとした食感とともに、非常に滑らかで製麺技術の高さに驚かされました。
餡は鶏肉で、ポン酢のような酸味あるタレと良く合います。
残念だったのは、自家製辣油が付いてきたのですが、気づくことができず、食べ終わった後に味見だけしましたが、雲呑に合わせたらきっと美味しかったでしょう。
鴨ロースどんぶり
2種類ある丼から、鴨ロースをチョイスしました。
ご飯の量はそれほど多くないので、ラーメンといっしょに食べるとボリューム的には丁度良い感じでした。
鴨は非常に柔らかく、独特の臭みも感じられず、加熱による硬さもなく、口当たりも非常に良かったです。
甘さと酸味がある中華風のタレで、これがまた鴨肉に非常に合っていました。
中華蕎麦
3種類あるラーメンの中で、一番定番の中華蕎麦を注文しました。
見た目は非常にシンプルかつキレイな印象のラーメンです。
チャーシューは2種類で1つは鴨肉です。
表面に焼色がキレイに入っていますが固さはなく、しっとりとした上品な味がします。
もう1つは鶏胸肉のチャーシューでした。
丁寧に低温調理されているのか、パサツキ感はなく、ちゃんとした美味しさがあります。
追加トッピングでお願いした地鶏の味玉です。
見た目は色もそれほど付いておりませんが、黄身は赤に近いようなキレイな色で味も絶品でした。
ラーメンを注文する人には、かなりオススメしたい一品でした。
麺は自家製の細めのストレート麺です。
スープの中にキレイに折りたたまれていて、崩すのがもったいないくらいです。
味は主張せずとも、美味しさが溢れ出てくるようで、食感のハリコシとともに上品な印象の麺です。
見た目は非常に濃い目の黒いスープです。
飲んですぐは醤油のガツンとしたパンチがある塩味、牡蠣の旨味がしっかりと効いていて、バランス感とともに高級感のある味が美味しいです。
あえ玉
2種類あるあえ玉のうち、あんきもをお願いしました。
あえ玉はそのまま食べても良いですし、スープに入れて替玉のようにして食べることもできます。
あんきもはディシャーで落とされたような丸みのある球状です。
麺と和えて食べると破壊力抜群というか、あんきもの美味しさと麺の美味しさを存分に味わえることができます。
麺は固めに茹でられた細めのストレート麺です。
ラーメンでつかっている麺と違い、表面に星のように胚芽が含まれているものを使うこだわりようでした。
あとがき
こちらのお店は、所沢にあるラーメンWalkerキッチンに、柴崎亭の店主が出店されていた際に、鳴神食堂店主がサポートに来ていたことでした。店主は柴崎亭で修行後、独立して鳴神食堂を立ち上げられたそうです。
駐車場が少なく、駅からも遠いとあり、訪問するのにはかなり不便であることは間違いありませんが、マツコの知らない世界で紹介されるなど、知名度は抜群で、食べログで群馬県のラーメンNo.1となっています。
料理は、まっさきに感じたのは安さです。ラーメン一杯1500円が主流になりつつ中で、サイドメニューを含めて良心的な価格設定がされていることです。じゃあ料理はどうかと言うと、スープ、麺、具材(特にお肉)は全国レベルと言えるくらいの美味しさであることは間違いないでしょう。
ラーメンを含め、料理への探究心など、進化を続けるお店だけに、またお邪魔して味わえる日を楽しみにしたいと思います。