外観
小田急線下北沢駅の南西口から茶沢通りを池尻方面にあるき、住宅街に入ったところにあります。
目の前には不動堂があったり住宅街でひっそりとした雰囲気です。
店内
門を抜け店内に入ると、さらに静けさを増します。
日本庭園を望める大きな窓が気持ちの良い空間を演出してくれています。
席は1階はが全席テーブル席で22席、2階は座敷で25人ほどが利用できるようです。
入ってすぐのところに石臼があります。
旅館のような趣から改めてお蕎麦屋さんだということを気付かされます。
メニュー
メニューは2種類あります。
1つはレギュラーメニュー、もう1つはおすすめ料理や季節の料理などです。
お蕎麦は温かいもの、冷たいものと種類は多いです。
一品料理なども多く、季節感もあるので何度来ても楽しめるような印象です。
お通し三種盛
おひたし、湯葉、鶏肉の焼き物の3品です。
どれもしっかりとした和の造りと味付けが非常に美味しいです。
炙り帆立の酒粕漬け
炙り帆立と白菜の浅漬が添えてあります。
もう一品欲しくて悩んでいたところ、店員さんからオススメされて注文しました。
酒粕の甘さと旨味がギュッと詰まった美味しさがしっかりとあります。
表面が炙られている香ばしさがお酒をすゝめてくれそうです。
付け合せの白菜も非常に美味しいです。
帆立と野菜
天ぷらの衣は薄めで非常に食べやすいです。
帆立は大きめのものが半分に切られ、生っぽさがちゃんと残っていながらも火の入りが絶妙です。
野菜はウドと蓮根で、こちらも歯ごたえを残しつつ旨味がちゃんと閉じ込められています。
天ぷらには天つゆとお塩を用意してくれます。
天つゆの味も非常にいい感じですし、塩で食べた際の食材の甘み感も美味しいです。
常陸秋そば
〆に頼んだお蕎麦です。
数種類あるなかから一番シンプルなものを選びました。
そば汁はしっかりとした醤油感があり、返しの風味も見事です。
添えられた白髪葱も美味しかったです。
見た目は黒く外殻を使用した星も見られます。
配合はほぼ十割くらい蕎麦の香りがして、つなぎに長芋を使用しているのか舌に滑らかな感触が残ります。
蕎麦の盛りも非常に良く食べごたえも十分です。
あとがき
下北沢という場所柄、どんなお蕎麦屋さんか想像ができなかったのですが、門をくぐった瞬間から喧騒を感じさせない雰囲気が素晴らしいです。
どの料理も和の基本というか、下準備などを含めしっかりと作り込んでいるんだと感じさせてくれます。
蕎麦の味も文句なく美味しいです。蕎麦の作りも良くそば汁も含めレベルが高いです。今度は是非ともコース料理を食べたいと思います。