Netflixオリジナル 隣の国のグルメイト
『隣の国のグルメイト 出張グルメ対決』 独占配信中!
バラードの皇帝ソン・シギョンと、「孤独のグルメ」の井之頭五郎役でおなじみの松重豊が、日本と韓国、それぞれのおいしい店を紹介し、料理に舌鼓を打つグルメ旅番組「隣の国のグルメイト」。
ふたりは、ソン・シギョンが大好きな「孤独のグルメ」にゲスト出演したことをきっかけに交流が始まりました。
「孤独のグルメ」の韓国ロケでは差し入れをするほど松重豊の井之頭五郎が好きだと公言し、番組のロケを任せてもらえたら店を紹介すると話すソン・シギョンは、自分の番組に出てほしいと公開プロポーズ。
そんな日韓の食品交流事業「隣の国のグルメイト」の予告編動画が配信されました。
探索戦が終わり、日韓グルメに火がついた! 今度は互いの料理でバトル?! ソン・シギョンと松重豊が送る日韓グルメ旅はまだまだ続く
#1 400年伝統スイーツ

京都へ出張にやってきた美食家コンビ。この歴史ある街で、これまで食べた中で一番おいしいと思える大福に出会うシギョン。
だが果たして、おいしい食事どころを見つけることはできるのか。
出町ふたば

京都・出町柳にある「出町ふたば」は、1899年(明治32年)創業の老舗和菓子店です。
お店の雰囲気は、どこか懐かしく温もりを感じさせる町の和菓子屋そのもの。職人たちが店の奥で黙々と餅を搗き、出来たての商品がショーケースに並びます。
初夏には水無月、端午の節句には柏餅、通年でおはぎや赤飯など季節ごとの和菓子も楽しめ、日常に寄り添った存在として親しまれています。
営業時間中は人の波が絶えませんが、どこかほっとする和やかな空気が流れるのも魅力のひとつです。

ふたばの魅力は何といっても素材へのこだわり。餅米は滋賀県産の羽二重もち米を厳選し、赤えんどう豆は北海道の契約農家から仕入れた大粒のものだけを使用しています。
餡には北海道・十勝産の小豆を使い、なめらかな舌触りと京都らしい上品な甘さが特長。豆のほっくりとした歯ごたえ、餅のきめ細やかな柔らかさ、優しい餡のバランスが絶妙で、一口ごとに素材の良さと職人技が感じられます。
店のシンボルともいえる看板商品「豆餅(豆大福)」を求めて、地元の人から観光客まで連日行列が絶えません。
鍵善良房 四条本店

京都・祇園に位置する「鍵善良房 四条本店」は、江戸時代中期の享保年間(1716~1736年)創業と伝わる、300年以上の歴史を持つ老舗和菓子店です。
実際には1695年(元禄8年)にはすでに屋号が確認できる史料も発見されており、その歴史の深さがうかがえます。創業時より京菓子の文化を支え続け、和菓子を通じて祇園や京都の伝統と美意識を現代に伝える存在です。
お店の雰囲気は、祇園の街並みに溶け込む風格ある建物と、漆塗りや木工細工など名工による調度品が醸す格調高さが特長。
店内には文化人や芸術家のサロンのような空気が流れ、現代の喫茶空間「ZEN CAFE」などではゆったりとした時間も楽しめます。暖簾や店構え、包装紙など細部にまで伝統の意匠と美意識が息づき、訪れる人は京都らしい“はんなり”とした雅な空気を堪能できます。

店舗の象徴的な一品は、国産の本葛粉と波照間島産黒糖の黒蜜で作る「くずきり」。
昭和初期から店内で提供されるようになり、その美しい透明感と、つるりとしたのど越し、上品な甘さが多くの人を魅了しています。四季折々の生菓子や、落雁「菊寿糖」なども人気が高く、格式と伝統を守りつつ、ハレの日から日常までさまざまな場面に彩りを添えてきました。
- 鍵善良房四条本店
- 和菓子
- 京都府京都市東山区祇園町北側264
- 菓子販売:9:30~18:00喫茶:10:00~18:00(L.O.17:30)
- 月曜日(祝日の場合翌日)
- 1000円〜1999円
祇園 権兵衛

京都・祇園の「権兵衛」は、昭和2年(1927年)創業の老舗そば・うどん店です。
四条小橋で始まり、戦後の昭和20年からは祇園の切り通しに店を構え、京都の食文化を支え続けてきました。舞台役者や地元の常連、観光客まで幅広く愛され、南座での公演終わりには役者も立ち寄るという、まさに祇園の“食”の名店。
お店の雰囲気は、古きよき祇園の町並みに溶け込んだ風格ある一軒家。外観はどこか懐かしさと気品があり、畳張りの座敷や落ち着いたテーブル席からは祇園の情緒を感じられます。
50席ほどある店内は、静かで温もりある空間。観光シーズンや食事時には多くの人で賑わうものの、どこか和やかで京都らしいゆったりした空気が流れています。

看板メニューはそば・うどんはもちろん、親子丼の名店としても知られています。親子丼は厳選された鶏肉を使い、じっくり取った出汁とふわとろの卵が絶妙に絡み合う逸品。
艶やかな半熟卵に包まれたご飯、香り高い出汁の風味が口いっぱいに広がり、多くのファンに支持されています。また、そばやうどんは手打ち、素材やだしの旨みにこだわり、庶民的ながらも研ぎ澄まされた味わいを楽しめます。
- 権兵衛
- うどん
- 京都府京都市東山区祇園町北側254
- 月・火・水・金11:30 – 15:0017:00 – 20:00土・日・祝日11:30 – 20:00
- 木曜日
- 1000円〜1999円
#2 餅の変身は無罪

味の出張で釜山にやってきた松重とシギョンは、さっそく韓国の餅(トッ)を食べに向かう。
カレトッをおいしく味わったふたりだが、果たしてカレトッを使った辛そうなトッポッキのお味は?
釜山の餅屋(店名不明)

釜山のお餅屋さんは、韓国伝統の餅文化を色鮮やかに今へ伝える魅力あふれるスポットです。釜山らしい明るく気取らない雰囲気のなかで、バラエティ豊かなお餅を楽しむことができます。
日本の和菓子に通じるものから、韓国独特のもちもちした食感や素材を活かしたものまで、その種類は本当に多彩。人気のお餅カフェや老舗の専門店では、一つから気軽に買えるので、ちょっとしたおやつやお土産にもぴったりです。

釜山ならではの市場には、胡麻や豆、栗やかぼちゃなどを使ったお餅や、カラフルな多段のデコレーション餅ケーキも並びます。
お餅自体は控えめな甘さで、日本人の味覚にも非常に合うのが特徴。お祝い事や記念日に餅のタワーや多段ケーキを用意する文化もあり、大切な場面を華やかに盛り上げてくれます。
パルガントッポッキ(빨간떡볶이)

釜山・海雲台の人気店「パルガントッポッキ(빨간떡볶이)」は、地元の人々に愛されている老舗トッポッキ専門店です。
地元でも「有名」と語られるほど長く続く味が自慢で、お店はテイクアウト専用の小さな屋台風で、ご夫婦で切り盛りされています。
温もりある接客と、昔ながらのおばあちゃん(ハルモニ)の味が特徴で、その家庭的な雰囲気が訪れる人々の心を和ませます。

看板メニューのトッポッキは、見た目が鮮やかな赤色にもかかわらず、辛さが控えめでほんのり甘みがあり、初めて食べる人でも食べやすい味わいです。
程よい甘辛さともっちり食感が絶妙にマッチし、「今まで食べた中で一番好き」との口コミも。また、オデン(練り物)やスープも評判で、幅広い世代に親しまれています。
売り切れ次第終了なので、早めに訪れるのがポイント。現金のみ対応なので、事前に準備を忘れずに。
- パルガントッポッキ(빨간떡볶이)
- トッポッギ専門店
- 釜山広域市 海雲台区 佑洞 558-8
- 8:00~18:30 ※完売次第閉店
- 不定休、日曜、旧正月・秋夕(チュソク)の連休
- 4500ウォン