アクセス
那須塩原市街から県道30号を那須湯本方面に進み、4棟ほどの黒い建物が県道沿いに見えたら、別荘地帯に入ります。
入り口には画像の看板がありますが、県道からそれて砂利道を500mほど進むと突き当りにお店があります。
外観
趣のある平屋建てのお店はひと目で蕎麦屋と分かります。
雰囲気だけでも美味しいお蕎麦が食べれそうな感じです。
場所柄、車での来店がメインだとは思われますが、駐車場は10台ほど停めれます。
入店方法
来店は12時過ぎだったのですが、人気店のため待ちとのことで「木札」を渡され、指定時刻に来てくださいとのことなので、駐車場で約1時間ほど待ちました。
結果的には、まだお昼時を過ぎたくらいだというのにワタシたちが最後のお客さんとなりました。ギリギリセーフ!!
この後も10組ほどのお客様が来店していた感じですが、蕎麦がないのでお断りされていたので、来店の際はかなり早めをオススメします。
店内
店内に入るとすぐの場所に5人掛けの待合席のようなものがありました。
うーんとても感じのいい店内です。
どの席からも広々とした窓からの木漏れ日でいい感じの空間になっていました。
テーブルや椅子なども席により違っていますが、落ち着いて食事のできる空間です。席数は4人掛けテーブルが3組と2人掛けが1組なので、全15席程度です。
窓から見える中庭には野鳥用の餌が置いてあり、ひっきりなしに何種類かの野鳥が餌を求めてくるので飽きません。
メニュー
メニューはシンプルに4種類のみです。
値段的にはどれも1000円を超えますがまぁまぁといった感じです。
ワタシも連れも「天ぷらもりそば 1300円」とデザートの「白雪とうふ 400円」をそれぞれ注文しました。
料理
先客もあったので、15分ほど待って、料理が運ばれてきました。
すると女将さんの方から蕎麦の説明がありました。
「1)まずは蕎麦をそのまま、2)蕎麦つゆをつけて、3)大根おろしで、4)とろろで、5)岩塩をつけて、6)大根に七味を入れて」とのことで6種類もの楽しみ方があるそうです。
蕎麦をひと口食べてみますが、蕎麦は細切りですがコシもシッカリありますし、風味があり割合的には二:八くらいでしょうか。美味い!
盛りの量としてはそれほど多くはありませんが、いろんな味を堪能するだけでもお腹いっぱいになります。
嬉しいことに蕎麦つゆが多めです。
普通のお店の3倍くらいはあろうかと思われます。
味的には濃いめの醤油に鰹の香りがシッカリと効いています。こちらも美味しいです!
いい具合に辛味のある大根おろしや丁寧に作られ口当たりが非常に良いとろろも頂きますが、どれも美味しいですし、素材に相当こだわりがあるのが伝わって来ます。
薬味のネギですが、見た目でも美味しそうなのが分かるくらい色艶ともにキレイなネギが使われていて、辛味と甘味が相まって非常に美味しいです。
ワサビは辛味が少しキツかったので練りかなぁ?という印象です。
天ぷらは「フキ、海老、舞茸」の3種類です。
もちろん素材も素晴らしいのは言うまでもありませんが、衣も素晴らしいです。
今まで食べたことがないくらいサクサクで揚げた直後の良い香りが伝わってきます。
海老の天ぷらに至ったては、持ち上げた途端に衣がサラサラと舞ってしまうくらいです。美味い!
デザート
デザートの「白雪とうふ」です。
最初運ばれて来た時は「えっこれで400円?」というくらいのひと口サイズですが、口にした途端にその印象は消え去るくらい美味しいです!
砂糖を一切使用しないで、豆腐と牛乳だけで作ったそうなので、大豆と牛乳のほのかな甘味がデザートとして美味しいですし、少し硬めの杏仁豆腐のような食感も好きです。
酸っぱめのソースを使用していて、最初は違和感を覚えますが、食べ進めるうちに豆腐の甘さを見事に調和してくれてセンスすら感じました。
あとがき
蕎麦の美味しさは当然のことながら、6種類の食べ方をススメてくるあたりにかなりこだわりを感じますし、一品一品の素材それぞれに選び抜かれた素材という印象を受けるほど美味しいです。
那須で隠れ家的なお店で、中庭に来る野鳥を見ながら、ゆっくりと絶品蕎麦と料理が食べれるのはとても嬉しいです。