大船渡 黒船(3月6日〜3月11日)
岩手県の大船渡で「秋刀魚だし黒船」と「貝だしラーメン黒船SECOND」を展開する人気ラーメン店で、三陸ならではの海の幸の美味さを、存分に表現しつづける岩瀬龍三店主率いる、「大船渡 黒船」さんです。
浅利ごはん
浅利がはいった炊き込みご飯に、牡蠣がのせてあり、刻まれた三つ葉が添えてあります。
ご飯は浅利の旨味を目一杯染み込ませ、ほんのり茶色に色づいています。
添えられた牡蠣はそれほど大きくはないのですが、身はプックリと太り、三陸の冬の美味しさをギュッと詰め込んだようです。
浅利の風味をまとったご飯は出汁でキッチリと炊かれ、添えてある三つ葉とともに食べると料亭の味のようです。
栗ガニ白湯ラーメン
栗ガニは名前も聞いたことがないので調べてみると、北海道から東北など寒い土地の浅めの水深に生息し、毛蟹よりもひと回りほど小さい蟹だそうです。
毛蟹に比べると漁獲量が少ないが、身は味噌はもちろん、毛蟹はメスの漁獲を禁止されているが、栗ガニはメスの内子が絶品だとのこと。
ラーメンには乾燥岩海苔、味玉、水菜がのせてあります。
彩りも考えられてか、見た目の良さもありますが、食べていて抵抗感がないバランス感も絶妙です。
乾燥岩海苔はスープに溶かすと、香りがギュッと際立ち、全体の風味をさらに上げてくれます。
チャーシューは低温調理で赤みが残る豚の肩ロースと鶏の胸肉でしょうか。
厚めに切られた胸肉はすんなりとした歯ごたえと、少し強めの塩気がアクセントになっています。
肩ロースは薄めに切られているので、スープを包むように、肉の旨味を感じられます。
麺は岩手県産小麦100%の自家製中太麺です。
角を感じるほどに、歯ごたえがしっかりとしていて、スープから上げた際には、麺そのものの香りを感じられました。
強い印象もありつつ、柔軟な喉越しがあり、麺そのものの美味しさがあります。
ラーメンスープは、大船渡産の栗ガニと岩手県の南部鶏から抽出したスープをベースにしています。
メレンゲされた泡状のスープと液体スープで、見た目的には恵比寿にある蕎麦店「初代」さんのうどんを思い出しました。
鶏の動物系の風味と、蟹の海鮮の風味が見事に融合し、ヨーロッパ料理を思わせるような三陸の風土感を存分に感じられました。
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店舗情報
【大船渡 黒船(2024年3月6日〜3月11日)】三陸ならではの海の幸の美味さを存分に表現しつづける岩手県大船渡のラーメン店地図
店舗詳細
- 住所
- 埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 ところざわサクラタウン 2F
- 営業時間
- 11:00~20:00
- 定休日
- 不定休(営業スケジュールは、HPのキッチンスケジュールにてご確認ください)